★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

金木犀

2019-09-30 08:10:49 | 我が家の庭



   



数日前から庭の金木犀が満開して、窓を開けると佳い香りがします。

花は小さく肉眼で花蕊を確認するのは難しいですが、

マクロレンズで覗くと、1mmほどの花芯が2つ見えます。

この花芯はオシベです。

芳しい香りの元は、この極小の花芯・オシベから放たれて居ます。

最も、木全体に花がびっしり咲いているので、

良い香りを周囲に発散しているのでしょうが・・・

金木犀の香りは秋の深まりを感じます。

雌雄異株の金木犀は、雌株は輸入されていないそうですので

メシベが無い日本では、残念ながら実が見られませんが

金木犀の輸入元の中国では、クコの実ほどの大きさの実がなって居るのが見られるそうです。

yahoo! Japanで金木犀の実の画像が見られます。

 

 

 







小さなハーブ園

2019-09-28 18:21:33 | 季節の花

諏訪湖岸近くの休憩地に、篤志家が設営している小さな花壇があります。

以前はハーブ園で、珍しい花が多く見られました。

久しぶに出掛けてみますと、花壇は小さめになりハーブも激減していました。

植物は自由に自分に在った環境に移動するので管理が難しいと思いますが

それでも何種類かの秋花が見られました。

3.5秒のループ式アニメでご紹介してみます。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


庭のシモバシラの花

2019-09-26 17:44:47 | 季節の花


 


真冬 極寒の時期、この植物が吸い上げた水分で茎の根元が凍る現象を見せる

珍しい花が、我が家の庭で満開しています。

寒冷な時期のこの現象からシモバシラ(シソ科)の名に繋がっているそうです。

先月、ご紹介した時には枯れたような花穂ばかりだったのですが

今年は開花の時期が遅れていたようです。

今頃になって庭の一部を埋め尽くして咲いています。


       


昨年の12月末、我が家の庭で写したシモバシラです。

陽が当たる10時ごろには氷柱が溶けて枯れ茎だけになります。

余り気温が下がりすぎてもこの現象は見られず・・・

デリケートなシモバシラの現象を是非この目で見たくて

一昨年、通販で取り寄せた植物です。









秋の彼岸

2019-09-23 09:24:13 | 季節の花

                  

             彼岸花

  

 

 白 萩

 

 

   

 

 

 

 

 コスモス 

 

台風の影響で時折小雨の降る中、家族でお墓参りに行きました。

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、信州は一足先に秋が深まって居ます。

早朝はセーターを羽織る日もありますが

今日は熱帯性低気圧の影響で少し気温が上がって居ます。

菩提寺の境内には彼岸花・白萩・コスモス・シュウメイギクが咲いていました。

 

  

 

 

シュウメイギク

 

 

 


 








諏訪湖畔

2019-09-20 07:35:34 | 諏訪湖の四季


新作花火大会(9月7日)以降、久しぶりに諏訪湖畔に出かけてみました。

朝晩は秋の訪れを感じますが、日中は未だ残暑の日もあります。

湖畔のメタセコイヤの並木は未だ青々しているのですが

メタセコイヤの並木に続く桜並木は、一部紅葉を始めていました。

湖畔では精密機械産業の象徴として製作されたモニュメント越しに

花火大会で打ち上げ場として大活躍した人口の島、初島が望めます。



間欠泉脇に設置されている足湯は訪れる人がまばらです。

(屋根のある部分)

手前に見える手すりは、足裏のマッサージが出来る様に

ゴツゴツした石をコンクリートで固めてあり、歩けば足つぼの刺激になり

血行促進効果があるそうです。

私も試しに歩いて見たことが在りますが

刺激が強すぎて、痛くて数歩で前に進めず、ギブアップでした。







 


ツマグロヒョウモン蝶

2019-09-18 19:49:58 | 我が家の庭

信州はすっかり秋めいて朝晩は涼しさを超えて肌寒さを感ずる様になりました。

今年は快晴の日が少なく日暮れも早い気がします。

庭の花がすっかりなくなって緑が茂っている中、

ツマグロヒョウモン蝶が♂♀(つがい)で飛来しました。

ヒョウモンチョウは種類が多く識別が難しいのですが、

ツマグロヒョウモン蝶の♀は翅に特徴があるので識別が簡単で

♂は翅が全体にオレンジ色が強く・翅の縁の色が濃い・少し大型に見える

特徴があるので識別出来ます。

以前にも秋が深まるこの時期に飛来しています。

カメラを構えていると、ホシミスジも何処からか飛んできました!

蝶類は瞬間に飛び去るので撮影が難しいです。


         

 

ツマグロヒョウモン♀


ツマグロヒョウモンの♂

 

 

 

  ホシミスジ

 

 

 

 

 


ブドウの季節

2019-09-17 09:25:18 | 果実

塩尻・桔梗ヶ原から松本平を経て安曇野に向かうアルプス街道・

通称サラダ街道では様々な果物類・野菜・稲作畑が見られる道路です。

リンゴ畑と共に葡萄棚もあちらこちらで多く見られ

街道沿いでは葡萄酒も醸造されているので、葡萄酒用の種類も多く栽培されています。

最近は大粒の高級葡萄が多く栽培される様になり、葡萄棚は厳重に網で囲まれていて

以前程、簡易に写真を写させて頂ける場所が激減しましたが

街道沿いで、親しみのあるデラウエアやナイアガラの解放されたブドウ園で

写真を写させて頂く事に成功しました。

両種とも比較的小粒で価格もリーズナブル

このまま食べても、もちろん美味しいのですが

甘口の白ワインに加工される品種でもあります。

以前、ナイガラのスパークリングワインを紹介していますが

ナイアガラのフルーティな香りが強く、食前酒に適している印象を受けます。

 

 

ナイアガラ

 

 

デラウエア

 

 

 

 

 

 


シュウカイドウ

2019-09-14 10:50:11 | 我が家の庭

オバナ(良く見ると雄花は真ん丸な花芯で愛らしい。花弁は大2・小2計4枚

 

気が付けば庭の垣根にシュウカイドウがひっそりと開花しています。

シュウカイドウにはオバナとメバナがあり、

花は一見同じように見えますが、メバナは三角形の子苞の下に花を付け

秋にはメバナの子苞の形をした三角形の種を残します。

メバナは日当たりの良い場所を好むので我が家ではあまり多く見られません。

先日mt77様が超満開のシュウカイドウをアップしておられましたので

許可を頂いてリンクさせて頂きました。

わがやの庭のシュウカイドウはメバナがオバナの1/5位しか咲きません。

 

 

メバナ(3角形の子苞の下に花が咲く)

 

 

メバナ(花芯は枝分かれしている。花弁は大2・小1の3弁)

 

メバナの蕾(右)

 

我が家のシュウカイドウはmt77様のお庭に比すれば、葉ばかりが大きく茂り

愛らしい花は草藪の中にひっそりと咲いている印象を受けます。

シュウカイドウを見ると、数少ない暗唱できる藤村の句が浮かびます。

藤村は木曽(馬篭)の出身で,山間の自然や草木の句が多く残されていますが

中でも「初恋」や「雲の行方」は臨場感が在り大好きです。

 

 

「雲の行方」

 庭に立ち居でただひとり 秋海棠の花を分け

雲ながむれば行く雲の さらに秘密を開くかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


山芍薬の赤い種

2019-09-11 17:58:27 | 我が家の庭

 

八ヶ岳植物園のヤマシャクヤクの大群生

 

 

数年前に八ヶ岳の野草園から購入してきたヤマシャクヤクが赤い種を飛散しています。

なかなか種子では増えにくい野草ですが、今年は3株が花を付けました。

花の蕾は真ん丸で,生まれたばかりの赤ちゃんのコブシ位です。

すっかり開花することは無く中開きで、全開した時は花びらが散り始めます。

可憐な花は「茶花」に使われたりしますが、自然環境の中で探すのは難しい花です。

種の出来始めは小さなバナナのような形をしていて、弾けると赤い種がぎっしりです。

種になる過程を3.5秒のアニメにしてみました。





来年は何株咲いてくれるか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 


新作花火大会(第37回)

2019-09-08 12:42:31 | 花火


お盆の諏訪湖の花火大会に引き継き、第37回の新作花火競技大会が行われました。

この花火大会は全国の有望な花火師さんの斬新なアイディア・独創的な技術で

自分の作品に合った音楽をバックに、花火の技術を競う花火大会で、文字通り光と音の饗宴です。

競技大会の後には専門家からなる審査委員から評価の高かった花火師さんが表彰されます。

ちなみに評価の基準は

1、花火が上がって行くときの状況が良い。

2、玉の炸裂する状況が良い。

3、色彩が優れ、綺麗である事。

4、独創性、芸術性に優れている事。

5、花火の題名と花火師さんが選んだ音楽との調和が良い事。

6、安全性が確保されている事。

の6項目を満たしている事が最低条件だそうです。

今回、私は大勢の団体席の後ろの席でしたので、諏訪湖から打ち上げられる瞬間は写せませんでしたが

上空に広がった花火を何点かアニメでご紹介してみます。


     

 


新作花火競技大会は諏訪湖の花火大会に打ち上げられる4万発の花火と比すれば

1万8千発と規模は小さく、豪華絢爛には欠けますが

花火師さんたちの祈りが込められた貴重な花火です。

夏の納涼花火大会とは一味違い「芸術の秋の花火大会」と言った感じです。