そーれりぽーと

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地上5センチの恋心

2008-04-08 | 劇場映画れびゅー
先日観たフランスのラブコメが面白かったので、勢いで『地上5センチの恋心』を観てきました。
★★★★

面白い!
でも、乙女チックな演出が嫌いな方には向かないかなw

憧れの小説家が、どういうわけか心を病んで家に転がり込んできた…。
彼のサイン会に行っても、面と向かって自分の名前を告げる事すらおぼつかなかったオバちゃんは、この夢のような出来事にどう対処するのか?

最初は妄想にふけるしか楽しみのないオバちゃんのように見えていても、次第に彼女の独創的な考え方と名台詞に魅了されていく。
こんなに人間のデキタオバちゃんは、世の中に本当に居るんだろうか。
心は夢見る乙女、でも実は現実をしっかり把握していて、さすが女手ひとつで子供たちを育て上げただけあると関心しきりで観ていました。

ベルギーに住む彼女の家庭の事情、フランスに住む小説家の家庭の事情、彼らを取り巻く環境、そういうひとつひとつの描写が日本とはかけ離れた、ある意味文化的に進んだ(倫理的に崩壊が進んだ?)もので、スクリーンの向こう側のおとぎ話を観ている感覚に。
そういう意味では、全く異文化の話として日本でも受け入れられやすい話なんじゃないかな。

何気ない演出が実は伏線だったりで、ただのラブコメだと思って観ていたら驚きの計算され尽くした映画でした。
全ての事が少しずつ変化していく様子も、観ていて飽きさせない。

幸せを感じている瞬間、妄想の中で彼女の体は空に向かってフワフワと浮き始める。
この演出が、タイミング的にももうサイコーに観ていて気持ちが良く、後々までこの演出のおかげで本当に夢見心地で鑑賞。
乙女趣味と言われれば言い返す言葉が見つかりませんがw

オバちゃんの台詞に限らず、劇中に語られる数々の名台詞は全てメモっておきたい。

ダンスパートの振り付けは『8人の女たち』と同じ人?

ネタバレ
近所のイエスさんの存在にも考えの及ばなかった仕掛けが有ったり、まさかこんなに凄い映画だとは思って観ていなかったので、感動と驚きでオサレなエンディングに涙w
はずかしっ



アメリ

ビデオメーカー

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