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パシフィック・リム 3D

2013-08-13 | 劇場映画れびゅー
ジャパニメーション独自の文化の一つとして進化してきた巨大ロボと、東宝大映円谷プロの特撮映画に出てきそうな怪獣が世界の危機を背景に対決するハリウッド映画。『パシフィック・リム』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★

日本のアニメや特撮映画が大好きで、周囲の反対を押し切って本気で作っちゃったいうギレルモ・デル・トロ監督の愛をひしひしと感じた。
巨大ロボや巨大怪獣が物理法則を無視して大胆に動いて戦う様子は、米国人には失笑ものとしてキワモノ映画扱いされているようですが、日本人なら、特に巨大ロボットアニメと特撮映画で育った世代及び、現役お子様(頭の中がお子様でもOK)は手放しで楽しめるはず。
それも日本文化へのリスペクトを感じまくるわけですから、どこまで楽しませてくれるのかワクワクが止まらない。

実写ハリウッド映画でありながら、構成や手法はジャパニメーションそのもの。
孤独な主人公に謎めいたヒロイン、絶対的なリーダーシップを誇る割に人間味の有るトップ率いる組織と、頼もしいライバル達、生意気な後輩の精神的成長。
地球を救うという分かりやすいプロットと、見え隠れする意外性。
一息つくごとに巨大怪獣が襲ってくるところは『ヱヴァンゲリヲン』の複雑さを無くしてギュッと圧縮したようでも有り、その中で個性的過ぎるエンジニア達と彼らの活躍っぷりで組織のミニマムな世界観にも広がりを見せて描くところとか、往年の日本の娯楽アニメの作りを隅々まで活用して作り上げている事が伺える。

そんな世界観の映画を支えるキャラクター達をギレルモ・デル・トロ組の個性的な役者さん達が支えているところも見どころ。

観客を惹きつけるのに重要なロボットの造形が独特でカッコイイのに対し、怪獣達はそれこそゴジラやガメラ、ウルトラマン(特にガメラ系が多い)で観ような既視感を持って襲ってくるところも良い。

映像は当たり前以上に妥協を感じさせないクオリティーで、IMAX3Dで観ると巨大なロボットと怪獣が劇場に飛び込んで来るように感じる。

但し致命的で残念なのは、物語に直接絡んでくる女子キャラがヒロインたった一人な事と、それがよりにもよって菊地凛子だという事。
デビュー作のインパクトが強かったせいか、大根っぷりが全くアメリカではバレていないようで、いまだにこういう大作に美人アジア女優としてキャスティングされているのが不思議。
日本では美人とは程遠い上に日本語台詞の発声が奇妙なのと、表情も個性的過ぎて使い勝手が良くないせいか、早くもキャスティングされる事が無くなった。
思いっきり日本語の方がネイティブなはずなのに、本作での日本語台詞の下手ぶりは失笑もの。
米国映画ではいつも英語セリフが極端に少ないし、カットの繋ぎ合わせで結構マトモな演技をしている風に見えてしまうけれど、本作に関してはカットの前後の表情が違い過ぎる場面も見受られるから、撮影には相当な手間を取らせていそうに感じた。

比べて芦田愛菜にとっては大女優の素質をハリウッドに誇示する良いショーケースになったんじゃないかな?
同一人物役と思うと違和感が半端ない…。



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