ミッション：インポッシブル ゴースト・プロトコル

がんばれトムちん！
『ミッション：インポッシブル ゴースト・プロトコル』をIMAXで観てきました。
★★★★★

迷走するかに思えた路線を前作で正してくれた『ミッション：インポッシブル』シリーズの４作目。
チームプレイによる頭脳戦とスケール感で大いに納得させてくれた前作『M:i:III』の路線を大幅に拡大し、さらに往年の『スパイ大作戦』を改めて彷彿とさせてくれる演出てんこ盛りで今年一番の興奮をくれた。

何でもできちゃうイーサン・ハント、前作でも大概な目にあわされつつもどこか無敵感があったのが、今回もそれ以上の目に散々あう訳ですが“痛そう”に見せる演出に注力するようになっているので、観ていて背筋がゾクゾクするようになり、これまで以上にイーサンの無茶苦茶な活躍に対して感情移入ができるようになっています。

これまで以上にApple推しが進み、iPhoneやiPadを必要以上に前面に出して使っている諜報活動が面白い。
時代が追いついてきたのか、IMFの秘密基地や小道具に「そんなアホな」と感じるよりも益々リアリティーが増してきていて、自分の持ってるiPhoneでもソフト次第で映画の中でやっている事をマジでやれそうな気になってくるところがワクワク感を増幅。
磁気嵐のシークエンスでだけ何故かAndroid端末を使い、使えない端末のように扱われているところはご愛嬌ｗ
（ちなみに劇中のiPhoneはiPhone4SではなくiPhone4でした）

また、BMW推しも凄くて、なんだかんだアクションシーンで使いつつBMWの安全性をアピールしまくり。
スーパー豪華なi8 Conceptの登場には思わず声が出てしまいました。
（さすがにi8 Conceptには傷ひとつ付けないけど）

スーパー豪華と言えば、ロケの豪華さは前作も霞む程で異常レベル。
まさかあんな歴史的建築物を爆破する（当然ＣＧ）かと思えば、あんな最新建築物でのあり得ないスタントシーン。
セットの懲りようはいったいどれだけお金をかけているのか、細部にまで拘った作りものがポンポン出てきては次の場所に変わって行くので飽きさせないなんて言葉じゃ足りなず、凝ってる上にテンポが速く気持ちが良すぎてドーパミン噴出。

そんな展開の連続に、もうここで終わっても★5つだと感じ始めた辺りからまだまださらなる展開が待っている。
今後暫くこの映画を凌ぐスパイアクション映画は出てこられないように作ったよう。

これまでは繋がっているようでストーリー自体は殆ど繋がっていなかったこのシリーズ、今回はしっかり３作目の続き物になっていて続きものとして楽しませてくれるところも嬉しい。
最後はホロっと来てしまいましたよ。

トムちん、最初の登場シーンでの上げヒップから気合入りまくってたけど、今回はほんとに痛そうな芝居の連続。
結構マジで痛いスタントやってたんじゃないかな？

このシリーズはこれまでトム・クルーズ以外には見せ場が殆ど無いように作られてた気がするけど、今回はちゃんとジェレミー・レナーとポーラ・パットンに見せ場あげていて、チーム戦な感覚が増してるのも心行くまま楽しめた要因かな。

イーサンがiPhoneのイヤホンを左勝手違いに付けてたのはわざと？

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