
クリント・イーストウッドの映画は好きでは無いのですが、アカデミー賞主要4部門(作品賞・監督賞・主演女優賞・助演男優賞)を総ざらいした映画とあっては映画好きとして見ておかなければという気になり「ミリオンダラー・ベイビー」を見てきました。
★★★★★
普通のスポ根ものと比べると軽い、汗臭くないところが見易くてハラハラというよりもワクワクしながらマギー(ヒラリー・スワンク)に感情移入できた。なんて性格の良い前向きな女性なんだマギー“モ・クシュラ”フィッツジェラルドは。
でも、こういうスポ根ものって途中で必ず壁が出てきて、それを乗り越えるのが後半のテーマだったりするのがお決まりなんですよね。彼女はいったいどんな壁に阻まれてしまうんだろう…途中いろいろと想像していたのが、まさかあんな事になるだなんて。
映画としては大変面白かったのですが、余りに重い内容に感想を書く気になれず半月以上放置していました。
ネタバレ無しでは何と書いたら良いのか思いつきません。
ネタバレ
監督を嫌いな作品だっただけに全く内容を知らず観たので、後半の展開にただただ打ちのめされました。
あんなに前向きだったマギーが翼を捥がれてそこに横たわっている。観ていて泣く事しか出来ない自分が、もしフランキー(クリント・イーストウッド)の立場ならどうしただろう。自殺幇助が犯罪で有る事を前提にこの映画を観ると決して美化出切る様な内容では無いんだけれど、フランキーの気持ちが痛い程伝わってきてただただ辛い。
全身麻痺になっても精力的に活動を続けていた故クリストファー・リーブの偉大さについても改めて考えさせられました。
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普通のスポ根ものと比べると軽い、汗臭くないところが見易くてハラハラというよりもワクワクしながらマギー(ヒラリー・スワンク)に感情移入できた。なんて性格の良い前向きな女性なんだマギー“モ・クシュラ”フィッツジェラルドは。
でも、こういうスポ根ものって途中で必ず壁が出てきて、それを乗り越えるのが後半のテーマだったりするのがお決まりなんですよね。彼女はいったいどんな壁に阻まれてしまうんだろう…途中いろいろと想像していたのが、まさかあんな事になるだなんて。
映画としては大変面白かったのですが、余りに重い内容に感想を書く気になれず半月以上放置していました。
ネタバレ無しでは何と書いたら良いのか思いつきません。
ネタバレ
監督を嫌いな作品だっただけに全く内容を知らず観たので、後半の展開にただただ打ちのめされました。
あんなに前向きだったマギーが翼を捥がれてそこに横たわっている。観ていて泣く事しか出来ない自分が、もしフランキー(クリント・イーストウッド)の立場ならどうしただろう。自殺幇助が犯罪で有る事を前提にこの映画を観ると決して美化出切る様な内容では無いんだけれど、フランキーの気持ちが痛い程伝わってきてただただ辛い。
全身麻痺になっても精力的に活動を続けていた故クリストファー・リーブの偉大さについても改めて考えさせられました。
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一番にTBさせていただきました。ちょっと嬉しかったりする…。
そうか、すぐには記事にせずに時間をおいて…という方法もありましたね。ほんとに「痛い」映画でした。近々、もう一度観てくるつもりでいます。イーストウッドは、マカロニをやってたころは好きでしたが、監督やるようになってからは、ちょっと距離を置いてましたが、これでかなり見直しました。
素早いTBとコメントありがとうございます(笑)
今年書いた中では一番間を空けてリフレッシュしてから書いたのですけど、言いたかった事の半分程しか文字に出来なかったのが悔しいです
もっと前半の楽しかった頃の事や、マギーの家族、俳優についても書きたかったんですけど長文になっちゃうし。
長文になると途中で何書いてるのか自分でわからなくなってくるので(笑)
私も彼のこと、思い出したです。彼だけじゃなくてもっとたくさんの人のことも。彼らは輝いていないのか?と問いたくなり、でも気持ちがわかる、痛い映画でした。
自分がフランキーの立場だったら、どうしたろう…。
>彼らは輝いていないのか?
そこが一番重く考えてしまうところですね。
彼女にとっての“世界”はボクシングと家族に認められる事しか無かったわけで、友人と呼べる人がこの映画には全く出てこない。
不幸な事にその両方を失って心が完全に壊れてしまったのだから、あらたに生への希望を持たせようにも彼女の“世界”はどこにももう無いわけで。
もっと周りにたくさんの人が居て、彼女が前向きになれる環境が有れば全然違ったんだろうなぁ…。