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47RONIN

2013-12-13 | 劇場映画れびゅー
企画の噂段階から嫌な予感しかしなくて、予告編第一弾のファンタジー・ジャパンっぷりにゲンナリした『47RONIN』を恐る恐る観てきました。


ファンタジーとは言え、日本が舞台の『忠臣蔵』をもとにしているので、ハリウッドで最近活躍している日本人俳優を総動員した大作に仕上がっている。
でも致命的につまらない。
ある程度地位を築いてる真田広之と浅野忠信は仕事選ばないと、キャリアに汚点レベル。
どれだけ日本人に馴染みの深い物語なのか、わかっていてこんな違和感しか感じない映画に出るなんてとも感じた。
とは言え、真田広之はその昔トンデモファンタジー時代劇に出てた人だから原点回帰とも言えるわけだけど。

全く日本で実績の無かったけど一発当ててスターの仲間入りしてしまった菊地凛子の喋る演技がやっぱりおかしいのはいつもどおりとして、さらに今回は何故か日本でもマトモな映画の実績が殆ど無い赤西仁がキャスティングされて無駄に話題になっていたけど、誰がやっても良いような存在感の薄さと演技力なんてどうでも良いような扱いに「ああ、やっぱり誰でも良い枠だったのか」と思った次第。
同じジャニーズタレントでも『硫黄島からの手紙』の二宮和也は実力見せてくれたんだけど、今回の赤西仁は実力も何も分からない程度。
それでも、これで一応はハリウッド大作に出たと言う実績が出来てしまった訳で、最初に書いた二人がこの映画で評判を落としたのに反して彼はこの実績を今後プロフィールに掲げるんでしょう、なんせキアヌ・リーブスと共演ですから、こんな映画でも。

柴咲コウはハリウッドへのショーケースとしてちょうどいい役でちょうどいい演技を披露していたけど、どうせなら白目の血走りを画像処理で消して貰えば良かったのにね。

多少日本なんだか中国なんだかという感は有ったけど、衣装だけは見応えが有った。

全体的に『もののけ姫』の影響を感じる。



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