そーれりぽーと

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KIDS

2008-02-02 | 劇場映画れびゅー
他人の傷を治す能力を持った少年の話。
自分の寿命を削って善行を行う話はいくつも観た気がしますが、今回はどんな展開なのか、とりあえず『KIDS』を観てきました。
★★

治した代償は自分の命、というのではなくて、今回は傷を自分に移したり他人に移したり出来るという設定。
エンドロールを見ていると、原題が『傷 KIZ/KIDS』となっていて、ようやくタイトルの意味が理解できたのは俺だけでしょうか。

『パタリロ』38話よろしく、ありふれたテーマに一ひねり加える事で、ヒーラーの話というよりも“傷”に焦点を絞っているのがちょっとだけ新鮮。
やりようによっては神にも悪魔にもなり得る危ない能力ですよね。

どこまでも真っ白な心の少年を見ていると、「俺ならああする…」と、自分の中のどす黒い部分が浮き彫りにw

心の傷という一歩踏み込んだストーリーになっているので、「ああ、この手の話も次の段階にようやく進んだのか」と感じた。
けれど、この映画が面白かったのかと聞かれると、退屈だったと答えてしまうかな。

全ての場面が“じっくり”というよりも“ダラダラ”と描かれていて、感情移入すべき場面でもテンポの悪さが目立ち、冷めた目で観てしまった。
間延びする場面を全部カットしていったら、45分でむちゃくちゃ楽しいドラマになりそう。

『ウォーター・ホース』から続けて観たので、“バケモノ”“モンスター”というフレーズがズッシリきました。



The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
乙一
集英社

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