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X-ファイル 真実を求めて

2008-11-07 | 劇場映画れびゅー
今更感たっぷりな、“あの”人気海外ドラマ『Xファイル』の続きを描いた映画『X-ファイル 真実を求めて』を観てきました。
★★★

ほんと今更なんで『Xファイル』なんだろう。
どうせなら『ツインピークス』も、いっそのこと『V』も、そういえば『フレンズ』はいつになったら続きを映画で描いてくれるの?
などと思いつつ、とりあえず観たこの映画は、面白かったというか、がっかりしたというか、なんだろう「こんなもんかなー」的な印象です。

俺自身は、ブーム真っ盛りの頃にシーズン1~2辺りをテキトーなノリで見ていた程度なので、それ程思い入れがあるわけでも無く、シリーズ中盤以降は全く見てません。
そんなこんなで前回の映画版(シーズンの合間に繋ぎのストーリーとして作られた)を観たので、結局前作は何のこっちゃわからん映画として記憶に残っていました。

今回はシリーズから数年後を描いているという事で、その後の放送でどんな展開になってたのかも知らないし、きっとまたさらにわけのわからんイメージのまま終わってしまうんだろうなーなんて思い、とりあえずWikiでざっくりとドラマのメインストーリーだけチェックしてみたら、後半はモルダーが出てこなかったり、スカリーも産休で居なかったりと全然違う展開だったそうで。
今回はモルダーとスカリーがメインキャストっつうのはどういうこと?

しかし、あれこれ考えを巡らせる必要はありませんでした。
彼らが活躍した頃から数年後の再会と久し振りの活躍を描いているので、ドラマの知識なんてそれこそシーズン1をかいつまんで見た程度で充分なストーリーになってます。
「えー、今更だし、Xファイルなんてあんまり覚えてないわー」なんて思ってても、きっとそんなことは全然問題じゃない作りですので心配なく。

で、それでもどうして微妙な印象に終わったのかと言うと、超常現象全般を幅広く扱ってるとはいえ『Xファイル』のメインストーリーって“超自然現象”でも“超能力”でも“UMA”でも“都市伝説”でもなくて、“宇宙人”ものじゃないですか。
きっと、今回もメインストーリーに則した宇宙人ものなんだとばかり期待をしてたものだから、そうではなかったからなんだか肩すかし食らったんですよね。

ならば、それ以上にインパクトのある魅力的な怪事件が必要でしょう。
という事で、半端無く『Xファイル』らしい怪事件が描かれています。
でも、確かにインパクトのある『Xファイル』だから出来た無茶なプロットで興味をひく怪事件を描いてるんだけど、だからと言って面白かったのかと聞かれれば「やっぱ宇宙人ものが良かった」と答えてしまう…。

この記事読んで、宇宙人が出てこないと知ってからご覧になった方は、もっと楽しめるのかもしれません。

とりあえずモルダーとスカリーのその後が見れたと言うところは、ファンには嬉しい内容だったんじゃないかな?
ファンでなくてもシーズン1の登場人物をある程度覚えていれば、充分懐かしいものに触れる嬉しさを味わえます。

でも、十数年経っても変わらない“信じる”“信じない”のやり取りは、さすがにかったるくてイライラするね。



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