2003年、畳み掛けるように続編と関連作を連発して幕を閉じた『マトリックス』シリーズ。
その後はプロデュース業が多くて、監督としては二作しか撮っておらず、単独の監督作は『スピード・レーサー』以来実に七年ぶり。
ウォシャウスキー“兄弟”から、“姉弟”に変わっていたというのが一番のニュースだったような記憶の方が強いウォシャウスキー姉弟の、完全自己プロデュースによる渾身のVFX大作で、恐らくシリーズ化も狙ってるであろう『ジュピター』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★
なんて、思いっきりハードルを上げた書き始めなのに、観終わってWEBをチェックしてみたら北米での評判はイマイチだったらしい。
ですが、個人的には序盤のサーフィンアクションの独創性と凄さ、最近のいろんなSFアクション映画を、あの場面が一気に凌駕したのにゾクッとさせられて以降、最後までずっと無茶苦茶楽しんで観られました。
もの凄いスピードで描かれる数々のアクションシーンは、IMAX3D上映なら全ての動きがはっきりくっきり確認出来るので、遠出をしてでもIMAXの映画館を選ぶ価値有りです。
テレビでも見えると思うけど、フツーのスクリーンだとブレて何が起きてるのかわからないと思う。
物語自体は、日本の漫画では目立って珍しい展開が待っているわけでは無いのだけど、『マトリックス』の時と同様に、日本の漫画やアニメの美味しいとこ取りをしたリスペクト感が嬉しかったり、「またウォシャウスキーにオイシイところ持って行かれちゃった」と寂しさを感じるやらで、非常に複雑な心境。でも、加えて数々の名作スペースオペラへのオマージュも満載で、SFファンは絶対ノリノリで観られる。
『マトリックス』では、見たことのない新しいカメラワークの数々で度肝を抜かせてくれたけど、今はまるごとCGに頼ってしまえばカメラなんて無くったってどんな映像でも作れてしまう時代。
この映画が凄いのは、監督に期待している者からしても期待以上にどうやって撮ったのかと思う、CGだとしても観たことのない表現とカメラアングルになっていて、その上実写にしか見えない説得力があるところ。
また、建物の造形、都市の景観、メカのデザイン、イチイチ凝ってて見惚れてしまう衣装の数々が全部美しくステキ過ぎる。
エディ・レッドメインは今回も口を開けっぱなし。
セリフは短く、ぶつ切り編集が気になる位に感情の切り替わりが唐突に見えた。
菊地凛子と同じで、過大評価され過ぎなのを、編集がかなり助けてる気がする。
ネタバレ
サーフィンアクションは、ちゃんと観たことは無いけど『エウレカセブン』みたいな感じ?
登場人物達の無機質感に既視感を感じて思ったのは、全体的に凄く漫画の『コブラ』チックなんですよね。
宇宙での突撃戦は『マトリックス3』のパワードスーツ戦を思い起こさせながらも、『ガンダム』のモビルスーツを彷彿とさせる。
次回が有るなら、きっとロボット同士の戦いを見せてくれるに違いない。
宇宙船が飛び立った後にミステリーサークルが残ってた場面が有ったりと、遊び心も忘れないところが好き。
その後はプロデュース業が多くて、監督としては二作しか撮っておらず、単独の監督作は『スピード・レーサー』以来実に七年ぶり。
ウォシャウスキー“兄弟”から、“姉弟”に変わっていたというのが一番のニュースだったような記憶の方が強いウォシャウスキー姉弟の、完全自己プロデュースによる渾身のVFX大作で、恐らくシリーズ化も狙ってるであろう『ジュピター』をIMAX3Dで観てきました。
★★★★★
なんて、思いっきりハードルを上げた書き始めなのに、観終わってWEBをチェックしてみたら北米での評判はイマイチだったらしい。
ですが、個人的には序盤のサーフィンアクションの独創性と凄さ、最近のいろんなSFアクション映画を、あの場面が一気に凌駕したのにゾクッとさせられて以降、最後までずっと無茶苦茶楽しんで観られました。
もの凄いスピードで描かれる数々のアクションシーンは、IMAX3D上映なら全ての動きがはっきりくっきり確認出来るので、遠出をしてでもIMAXの映画館を選ぶ価値有りです。
テレビでも見えると思うけど、フツーのスクリーンだとブレて何が起きてるのかわからないと思う。
物語自体は、日本の漫画では目立って珍しい展開が待っているわけでは無いのだけど、『マトリックス』の時と同様に、日本の漫画やアニメの美味しいとこ取りをしたリスペクト感が嬉しかったり、「またウォシャウスキーにオイシイところ持って行かれちゃった」と寂しさを感じるやらで、非常に複雑な心境。でも、加えて数々の名作スペースオペラへのオマージュも満載で、SFファンは絶対ノリノリで観られる。
『マトリックス』では、見たことのない新しいカメラワークの数々で度肝を抜かせてくれたけど、今はまるごとCGに頼ってしまえばカメラなんて無くったってどんな映像でも作れてしまう時代。
この映画が凄いのは、監督に期待している者からしても期待以上にどうやって撮ったのかと思う、CGだとしても観たことのない表現とカメラアングルになっていて、その上実写にしか見えない説得力があるところ。
また、建物の造形、都市の景観、メカのデザイン、イチイチ凝ってて見惚れてしまう衣装の数々が全部美しくステキ過ぎる。
エディ・レッドメインは今回も口を開けっぱなし。
セリフは短く、ぶつ切り編集が気になる位に感情の切り替わりが唐突に見えた。
菊地凛子と同じで、過大評価され過ぎなのを、編集がかなり助けてる気がする。
ネタバレ
サーフィンアクションは、ちゃんと観たことは無いけど『エウレカセブン』みたいな感じ?
登場人物達の無機質感に既視感を感じて思ったのは、全体的に凄く漫画の『コブラ』チックなんですよね。
宇宙での突撃戦は『マトリックス3』のパワードスーツ戦を思い起こさせながらも、『ガンダム』のモビルスーツを彷彿とさせる。
次回が有るなら、きっとロボット同士の戦いを見せてくれるに違いない。
宇宙船が飛び立った後にミステリーサークルが残ってた場面が有ったりと、遊び心も忘れないところが好き。
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キアヌ・リーブス,ローレンス・フィッシュバーン,キャリー=アン・モス | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
そんなイメージでしたか。漫画を見ないのでわかりませんが、日本は漫画アニメでは、世界のトップクラスらしいですね。
>建物の造形、都市の景観、メカのデザイン、イチイチ凝ってて見惚れてしまう衣装の数々が全部美しくステキ過ぎる。
まことに美しく、惚れ惚れしてました。^^