
『ミレニアム』シリーズ最終章、『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』を観てきました。
★★★★
公開のタイミングも合わせて、3部作の構成が見事!
ミカエルを主人公として完結しながらも謎を残して続編を期待させる1章を早々に公開し、謎の女リスベットに焦点を当てて物語の真髄に切り込んでいく2章、そして全ての伏線を用いて解決に導く快感とスリルが満載な3章の連続公開。
1章2章を個別に観ると消化不良感がイマイチなイメージでしたが、今度は常に緊張感の漂う2時間半で最後になって大満足をもたらしてくれました。
スウェーデン版の主人公と顔の似たダニエル・クレイグが主演すると噂のハリウッド版も楽しみ!
ネタバレ
病院に収監されたリスベットの回復を待っての裁判劇。
この間に凝縮して描かれる“班”の陰謀工作と、ミカエルらミレニアム誌の必死の抵抗、彼らを支える味方勢力の存在、そして逃げ延びた巨人は不気味に潜む…。
単品で観てもなかなか秀逸だった1章のメインストーリーはほんのお飾りで、実際は意味深に描かれていたリスベットのサイドストーリーがこのシリーズの本筋。
全てが伏線だったあたりがたまらなく楽しい。
1章ではあまりミカエルと接点の無かったセキュリティー会社が今回大々的にサポートしてくれたり、“疫病神”も接点を持ってきたり。
ミカエルを筆頭に全てが一丸となってリスベットをサポートし、クライマックスへ雪崩れ込んでいく感覚が快感。
なんだかんだ1章で大儲けしたリスベットにはこの先も安泰な生活が…。
なんて驚愕の事実にはミカエル以外誰も気づかないまま終わるのも面白い。
★★★★
公開のタイミングも合わせて、3部作の構成が見事!
ミカエルを主人公として完結しながらも謎を残して続編を期待させる1章を早々に公開し、謎の女リスベットに焦点を当てて物語の真髄に切り込んでいく2章、そして全ての伏線を用いて解決に導く快感とスリルが満載な3章の連続公開。
1章2章を個別に観ると消化不良感がイマイチなイメージでしたが、今度は常に緊張感の漂う2時間半で最後になって大満足をもたらしてくれました。
スウェーデン版の主人公と顔の似たダニエル・クレイグが主演すると噂のハリウッド版も楽しみ!
ネタバレ
病院に収監されたリスベットの回復を待っての裁判劇。
この間に凝縮して描かれる“班”の陰謀工作と、ミカエルらミレニアム誌の必死の抵抗、彼らを支える味方勢力の存在、そして逃げ延びた巨人は不気味に潜む…。
単品で観てもなかなか秀逸だった1章のメインストーリーはほんのお飾りで、実際は意味深に描かれていたリスベットのサイドストーリーがこのシリーズの本筋。
全てが伏線だったあたりがたまらなく楽しい。
1章ではあまりミカエルと接点の無かったセキュリティー会社が今回大々的にサポートしてくれたり、“疫病神”も接点を持ってきたり。
ミカエルを筆頭に全てが一丸となってリスベットをサポートし、クライマックスへ雪崩れ込んでいく感覚が快感。
なんだかんだ1章で大儲けしたリスベットにはこの先も安泰な生活が…。
なんて驚愕の事実にはミカエル以外誰も気づかないまま終わるのも面白い。
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そこに向けて狂卓の騎士たちが奔走する。いやはや見応えありました。
一つだけ気になるとしたらミカエルとリスベットとの関係かなぁ。何だかつかず離れずで終わってしまったけれど、本来予定していた4と5で進展がある予定だったのじゃないかと想像すると、原作者急死が本当に惜しまれます。
その為だけに物凄いスケールで遠回りに状況固めを進めるストーリーに興奮しました。
短期間で三本見れてなかったら印象かなり違ったかもしれませんけどw
4と5を書けていたらどんな展開になっていたか気になりますねぇ