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愛と誠

2012-06-20 | 劇場映画れびゅー
三池崇史流ミュージカル邦画!と聞いて『愛と誠』を観てきました。
※原作は知りません。


最初のワクワク感、時間が経つほどに飽きてくる。

わざとくだらないようくだらないように作ってあるのは、三池崇史監督のおフザケ映画によくあるパターンなのでキライじゃないんだけど、本当にくだらないパートが多くて帰りたい気持ちに何度もなった。
この手の三池映画はある程度ファミリー向けでは面白いんだけど、観客の年齢層を高めに設定するとこんな風になってしまうのか。
そう言や『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』にも全くついて行けなかったっけか。

ミュージカル風という面に関して言えば、一人一曲往年のヒット歌謡曲をフルコーラスで歌う『8人の女たち』と同じ手法。
但し、あの映画は歌のパートがゴージャス過ぎる女優達による“理解不能だけど何故か見入ってしまう見せ場”だったのに対して、この映画では別に歌なんて聴きたくない役者による退屈なパートになってしまっている場合が多い。
フルコーラス聴くには辛すぎる事も度々。

市村正親と一青窈のパートではグッと盛り上げてくれそうになるものの、このパートに象徴されるように歌のパートの配分が全編の中で偏っていて、全く歌の無い場面が続いた後にどうでも良い歌を聴かさせられると、ミュージカルパート自体が必要なファクターなのか疑問に感じる。
「あい~♪」と歌う場面での変なポーズも無意味なまま途切れるし、いろんなところが中途半端でノルにノレない。



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