『妖怪大戦争』でやりたい放題やって楽しませてくれた三池崇史監督。
今度は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』なる得体の知れない、またネタ系オンパレードを予想させる映画が公開されたので観てきました。
★
やり過ぎていて暴走。
ノレなかった。
本人も登場しているけれど、全編を通してクエンティン・タランティーノへのオマージュ満載。
西部劇の知識って、そういや『バック・トゥー・ザ・フューチャー3』以降の映画が中心で(つか、それも西部劇かというと疑問だけどw)それ以前をほとんど観たことの無い俺には、往年の西部劇のパロディーが合ったのかどうかはわかりません。
西部劇よりも、源平シェイクスピア他、ここ数年の映画と被る展開が多かったように思う。
西部劇をコメディーで押し切るなら、先日見た舞台『ひーはー』が余りに良く出来ていたから、こちらはかなり見劣り。
加えて、前の週にタラちゃん監督作『デス・プルーフ in グラインドハウス』を観て大いに楽しんだ後だから、余計に見劣りしまくり。
桃井かおりと香川照之がひたすらオイシイキャラクターなので、もっと彼らを遊ばせて欲しかったし、そうなると逆に他のキャラクターにはコメディーの要素要らないくらいに感じる。
タラちゃんはゲストだから別として。
きっとね、狙いはシリアスなんだけど、設定から馬鹿馬鹿しくて笑えてしまうB級カルトムービー。
笑いを加速させる為に、途中からコメディーの要素がどんどん増していくような。
そんな映画を目指してたんだろうと思うんだけど、コメディーとシリアスのOn/Offの切り替えが下手で、ただの訳のわからん映画と化してしまっている。
今度は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』なる得体の知れない、またネタ系オンパレードを予想させる映画が公開されたので観てきました。
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やり過ぎていて暴走。
ノレなかった。
本人も登場しているけれど、全編を通してクエンティン・タランティーノへのオマージュ満載。
西部劇の知識って、そういや『バック・トゥー・ザ・フューチャー3』以降の映画が中心で(つか、それも西部劇かというと疑問だけどw)それ以前をほとんど観たことの無い俺には、往年の西部劇のパロディーが合ったのかどうかはわかりません。
西部劇よりも、源平シェイクスピア他、ここ数年の映画と被る展開が多かったように思う。
西部劇をコメディーで押し切るなら、先日見た舞台『ひーはー』が余りに良く出来ていたから、こちらはかなり見劣り。
加えて、前の週にタラちゃん監督作『デス・プルーフ in グラインドハウス』を観て大いに楽しんだ後だから、余計に見劣りしまくり。
桃井かおりと香川照之がひたすらオイシイキャラクターなので、もっと彼らを遊ばせて欲しかったし、そうなると逆に他のキャラクターにはコメディーの要素要らないくらいに感じる。
タラちゃんはゲストだから別として。
きっとね、狙いはシリアスなんだけど、設定から馬鹿馬鹿しくて笑えてしまうB級カルトムービー。
笑いを加速させる為に、途中からコメディーの要素がどんどん増していくような。
そんな映画を目指してたんだろうと思うんだけど、コメディーとシリアスのOn/Offの切り替えが下手で、ただの訳のわからん映画と化してしまっている。
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笑いの質が気になりました。
そうなんですよねぇ。
見劣りするし、“間”もちょっとズレててツボついてくれないし。
笑いの質は…「なんでやねんw」と呆気に取られて吹いてしまうような笑いよりも、子供にわかり易いコント紛いの笑いが多くてつらかったです。
そうですよねぇ。
笑いの為にあり得ない演出をしてもその場限りだったり、どうでも良いコントが挿入されていたり。
タラへのオマージュも取ってつけたように“そこだけ”で他へ生かされてないし。
脚本を書くのにあたって、組み立てていったというよりも書いた後でパーツを足していったような感じ?もしくは、撮影現場でどんどん思いついた事をやってった感じ?
計算されつくした映画を観た後の気持ち良さは全く感じませんでした。