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ローン・レンジャー

2013-08-09 | 劇場映画れびゅー
ジョニー・デップが吹っ切れすぎな『ローン・レンジャー』を観てきました。
★★

オリジナルの『ローン・レンジャー』は古過ぎて全く知らなくて、「インディアン嘘つかない」と「ハイヨーシルバー!」は聞いたことが有る程度。

オリジナル当時とは世界のモラルが変わっている今、ネイティブ・アメリカンをどう表現するのかなぁとか、わけのわからんキャラクターを演じるジョニー・デップはどこへ向かってるのかとか、ヘレナ・ボナム=カーターが出たらまるでティム・バートン映画のように仕上がってしまうんじゃないかな?いやむしろそれを狙って集客?とか思いながらの鑑賞。

一応主演なアーミー・ハマーは相変わらず表情が面白いのに、マスクを付けられてジョニー・デップにつぶしにかかられてる感も否めない。
でも総じて本作で一番良かったのは今回もアーミー・ハマーで、マスクの下に垣間見せる表情が場をサイコーに盛り上げる。
わけのわからんメイクとふん装でノリノリの“主役食い”ジョニー・デップを食っちゃってるところが凄い。

映画の中身ですが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』絡みらしくジョニー・デップとの相性は抜群で、中盤あまり起伏のない展開が続く中でもノリとキャラクターで見せてくれる。
但し、無駄に上映時間が長いうえに好き嫌いの分かれる西部劇がベースなので、万人にオススメはできません。
我慢すればクライマックスの15分だけで十分おなかいっぱいになれます。
ただそれだけと言われれば反論できない、2度観たいとは思わない映画でした。



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