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そーれりぽーと

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ブレイブ ワン

2007-10-27 | 劇場映画れびゅー
被害者による裁きは正義なのか?
ブレイブ ワン』を観てきました。
★★★★

『処刑人エリカ様・ビギンズ』とでもサブタイトルが付きそう。
アメコミダークヒーローモノからファンタジー色を廃除したらこうなりました。

エリカ(ジョディー・フォスター)の行動に対して沸き上がってくる複雑な気持ち。
正義とは何なのか。
法治国家において、法で裁ききれない悪人を個人の判断で裁く事は決して認められるものではない。
でも、その法は万能ではないのであって…。

タガが外れたかのように誰かがやらねばと、勝手に十字架を背負い悪人を裁くエリカ。
彼女は正義の味方なのだろうか。
頭では間違っているとわかっていても、心では否定しきれない。
立派な事をやっているようについ錯覚してしまう。

ジョディー、相変わらず綺麗だけど、口元のシワが良い感じで年輪を感じさせるようになってきたね。
顔小さすぎて、くわえタバコのでかいことw

ネタバレ
最後の刑事の判断に、正義って何なのか悲しくて涙がこぼれた。

第三者として、無責任に被害者の復讐を否定する事は出来ません。
法に任せるしか…。
日本でも陪審員制が始まって、彼女のような立場の被告を扱った裁判の陪審員に選ばれるような事があったら、俺に彼女を裁く事が出来るだろうか…。



バットマン ビギンズ

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんばんは^^ (ひろちゃん)
2007-10-28 23:27:24
彼女のよういひどい目にあっていない第三者が
許せるとか許せないとか言うのは難しいのですが
最初のコンビニの殺人以外はどうなんだろうと
考えてしまいます・・・

>頭では間違っているとわかっていても、心では否定しきれない。立派な事をやっているようについ錯覚してしまう。

というコメントになるほどと思いました。
ラストは私が全く想像しない結末で驚きました。
私も陪審員に選ばれたら、彼女を裁くことが
できるのだろうか・・・と考えてしまいます。

<コメントを書く時間がありませんでしたので、
TBのみ先にさせていただいていました^^>

返信する
難しいことですよね (そーれ)
2007-10-30 12:54:54
>ひろちゃんさん
そうですねぇ、何かタガが外れてしまったかのように「私がやらなきゃ」と正義の味方ごっこを始めてしまったのは悲しかったです。
ラストは、あの警官の葛藤も相当なものだったんでしょうね。
私があの警官の立場だったらあんな行動に出られただろうか、と考えてみたり、しかし、彼の行動も法的には間違った行為なのには違いないわけで、“出られた”なんて言葉を使って言い訳でもなく…。
なんて、いろんな事を考えてしまう映画でした。
返信する