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ベスト・キッド

2010-08-07 | 劇場映画れびゅー
「ほんまに出来るの?」と言われていた、ウィル・スミスの息子が主演で中国が舞台の『ベスト・キッド』リメイクが実現。
しかも予定通りジャッキー・チェンが師匠役の、“カラテ・キッド”ならぬ“カンフー・キッド”。
ジャッキーが出てるなら観なければ!と『ベスト・キッド』を観てきました。
★★★

よーく出来たリメイク、いろんな意味で。

その辺をまず箇条書きに
・オリジナルの『ベスト・キッド』程ムチャクチャな話では無い
・とは言え突っ込みどころ満載なのは前作譲りのお約束という言葉に任せてスルーさせることに成功している
・ウィル・スミスの息子ベースという事で年齢や人種等違いすぎることから思い切って設定を全く変えた
・何も考えず空手の師匠にオファーしたジャッキーをベースにカンフー映画に変えた事で嘘っぽさが無くなった(元々カンフー映画が嘘っぽいから)
・現代の北京をちゃんと描いている(自国民よりも外国人を「加油加油」て応援するのはどうかと思うけど)
・アメリカ人の海外での横暴さ加減を上手く捉えている
・ジャッキーがこれまでの映画で最高の芝居をしている
こんなところかな。

ただ、今回の主人公の性格が悪すぎるのがイラッと来る。
子供だからしゃーないけどね。

確かこのリメイクの話って当初ウィル・スミスはチャウ・シンチーにオファーした時、空手とカンフーの違いわかってなかったんよね。
マトモな話に落ち着いて良かった。
つか、元々『ベスト・キッド』自体が劣化ハリウッド版カンフー映画みたいなもんだったのに、本物の中の本物のジャッキーが出てしまってほんまの映画になった感じ。

ラルフ“ダニエルサーン”マッチオ、カメオで出てくるかと思たけど出てこなかった。
パット“ミヤギ”モリタってお亡くなりになったんだっけ?

あ、ジェイデン君を褒めるの忘れてた。
芝居もカンフーも良かったです。以上。
来日会見やエンドロールの親バカっぷりを見てたら、なんか褒める気が失せてくる。

ネタバレ
アメリカ人の横暴さって点で言えば、この物語の発端は全てその辺に原因がある。
見知らぬ土地に行っても空気を読まず自己主張しまくってイラン事したドレ君が悪いし、勝てない相手にしつこく反撃して相手を余計に怒らせ、必要以上に嫌われたのは全部ドレ君の失態。
初対面で敵を作るなんてそうそう出来た事じゃない。
「ごめんなさい」が言えたらどうにかなりそうだったタイミングでも、逆恨みしてその場限りの悪戯で仕返しをしてボコボコに逆襲される始末。

あほちゃうかwww

そんなこんなで事情を知らないジャッキーに泣きついて修行させてもらい、まんまと優勝してしまう訳ですが、こんな性格だから図に乗ってこの後どうなるのか想像が付く…。
誰かヤツを更生してやってくれ!

謝罪文だって言葉勉強して自分の言葉で書けよな。

とっても事なかれ主義の日本人らしい意見で失礼。



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2 コメント

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Unknown (KLY)
2010-08-07 22:42:43
ノリユキ・パット・モリタさんはお亡くなりになってますね。しかしジャッキーも師匠ですかぁ。腹筋させてるしーんとかは、「酔拳」とかで彼がやってたシーンを思い出しちゃいましたよ。そんな小さい子にムチャさせたらあかん!とか思いつつね。(笑)
ジェイデンくん、このまま順当に成長して欲しいものです。
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>KLYさん (そーれ)
2010-08-27 15:09:21
どうもです!
そうそう、昔ジャッキー自身が出てた香港カンフー映画の修行シーンを思い出しました。
どれも似たような映画でしたけど、それをパクッたオリジナル『ベスト・キッド』のリメイクにジャッキー自身が出てるなんて感慨深い。
子役スター出身で見た目のクオリティー保って、まともな考え持ったままグレずに成長した子ってイライジャ・ウッドくらいかなぁ…。
ダコタ・ファニングもちょっとわき道へそれ気味な気が
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