懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

独創性

2015-11-30 01:44:10 | Weblog
フィギュアスケートGP,NHK杯の男子シングル、フリーの放送の録画を見たのが遅くって。

マキシム・コフトゥンの「ベートーヴェン・メドレー」、

この独創性に度肝抜かれた!

(技術はミスで精彩欠いたと皆も本人も、共通して思ってるだろうけど。
それを補って余りある、この発想!作品の構成も、複数の要素が織り込まれてて、振付者の巧みさに、感心するばかり。フィギュアで、ここまでやる人は、あんまない。)

作品としては、一番感動した。

元々、この人は男子の上位選手の中で、音楽性、芸術性、表現力は抜けてると思ってたけど。

(技術が振るわなかっただけに、これを私は遅れてみて、誰か同じ感動を、本人に、伝えていてくれたら!と思った。

ベートーベンに、この切り口!このユニークさ。

よく日本に来てくれた。貴方の作品に一番感動した。この音楽性、表現力、創造性!
あなたの芸術性溢れる演技を、また見たい、って。

やっぱり「遅れて」ってのは、だめね。

この所、フィギュアスケートで一番感動したのは、ボロソジャール・トランコフの今期のSP&FS、だと思ってたけど。ユニークさではそれ以上だったかも。

マイナーな意見、ということで。
フィギュアスケートは、音楽的にはがっかりする作品も多いので、きっちり作られてるものには、心が動く。

・後は、エキシの羽生結弦。「天と地のレクイエム」。
前も一番心に沁みた。

(競技は、やはりジャンプがキーだから、剣の切っ先に立ってるようだけど、エキシではこの人の別の魅力がさく裂する。
表現的には、競技の時とは別に、もっと上の可能性を持った人でもあるのでしょう。)
(でも、ジャンプを美しく全て決めたこと、満腹感も、いっぱいあるし、ジャンプも好き。)

今回の「天と地のレクイエム」は、見たら泣けた。これは、いきさつもあるし、別格の作品なので、他と比べられないけれど。

この人は、エキシも技の精度を落とさず、大切に舞う。それは今回も同じ。

作品は同じでも、感動は、一回、一回、違う。

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