懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

映画「パッチギ!」テレビ放送

2007-05-19 01:40:47 | Weblog
うっ、今日(昨日)テレビでやるって知らなかった~!

よって夜10時台から後半だけ見るはめに。

そっか、今週末からだっけ、「パッチギⅡ」シネカノンとか舞台挨拶情報もサーチ

してない。だいたいオークスもあるのに映画なんて、と思いつつ・・・。

とりあえず、テレビの「パッチギ」はやっぱりよく出来ていて、いちいち感心し

た。井筒監督が引き出した沢尻エリカの可愛さを見ていたら、名監督トリュフォー

の引き出した「アデルの恋の物語」のイザベル・アジャーニの美しさを思い出し

た。

アンソン役高岡に彼女から電話があるシーンのそぶり。高校生位の男の子の、照れ

やはにかみがぶっきらぼうな態度のうらに透けて見えて、つい「自分たちが高校生

だった頃」の自分と彼氏との行き違いなど思い出してビタースィート気分になる。

敵役の不良日本人高校生たちも、悪役だけど、見てるうちに演じてる人たちに好感

を覚えている。こんなことに気づくと、監督はヒューマニストなのか?と思ってし

まう。寅さん映画脇役・前田吟も寅さんの時とは違う「味」がある。誰一人無駄な

キャストがない。オダギリジョーも「時効警察」とはやっぱちがうわな。「中途採

用」のディレクター役ハウンドドッグの大友のたたみかける台詞、切り返す悪役の

「コネ入社」ラジオ会社重役のどこか愛嬌のあるやられっぷり、なんでこの二人こ

んなに呼吸が合うの?大友って役者じゃないんでしょ?巧く見える。

ツートンカラーのバンホーも、誰を取り上げても、それぞれが生き生きと、映

画の中で演技じゃないみたいに存在していて、でもプロから見たらそれは計算され

た映画の劇作術なのだ。主要な女の子は皆「いい女」だし。ガンジャの跳び蹴り、

しびれますわ。

うっ、なにこれ褒めまくっとるな、自分。

マイアイドルは塩谷瞬。

よって私的独断偏見では、「この映画は塩谷瞬のためにある」と思ってる。

(監督が怒りそうだ)

いや、「この映画がこんなに破綻なき傑作たるのは塩谷瞬あればこそ!」と確信し

ている。(演出助手が泣きそうだ。シオシュンは現場で演技指導手こずらせたらし

い。ま~観客の勝手って奴ですか。)

この映画、私はDVDを2度も借りて何度も繰り返し見た。そんなに見たのに又感動

した。シオシュン「イムジン河」絶唱シーンでやっぱりボロ泣き。

はっ、まずい~!!!せっかくお顔に塗ったお高~い「美白美容液」が、涙でハゲ

ハゲに。

感動はほどほどに、が本日の教訓。

紫外線は美容の敵!!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする