猫児仏心(道元)をもじってみたね。
人より天道に近いところにいるからね、ベイビーの様子を
見て、自分の脳みそなぞ余計な考え休むに似たりであると
思うのである。
しみじみ、ひさかたぶりの森の家で一緒に過ごし卑俗な
人の世を超越した感があって、なかなかいい。
ベイビーもこころなしか体力回復し、目がきらきらして
舌(ベロ)の色がピンクになってきた。
日に日に落ち着いて今朝などは走り出しおっといけねえーと
自戒するそぶりなどもみて立ち止まった。
歩き方は東京にいる時より格段に軽快である。
回復の兆しのように思えるが過度な期待をするのは人の欲と
いうもので、確実に一線を越えベイビーは老境に入ったのだ。
おだやかな老後というのは、人生の恵みであるな。
恵みは恵まれていることに気づかなければありがたく思えない。
かるがると手にはいると気づかないかもしらんが…。
頭のてっぺんに草履を乗せ(道元)てふたりで散歩、
半径20メートル位になってしまったけど楽しい。