想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

緑と水のサイクル

2008-06-09 19:06:24 | Weblog
      この夏も水が不足するという予測、そんなニュースが聞かれはじめた。
     風の谷のある森は源流を抱えて水が豊富なところ。

     湿気が多すぎて、ハンパなログハウスを建てた人は建てたはいいが
     カビで住めなくなって放置していくほどだ。
     住んでみなければわからないが、とにかく雨が多い。
     我が家も、一号、二号棟も建築時には湿気対策、断熱対策にとても
     気を使って施工した。
     雨が多いと所といえども、全地球規模の異常気象に巻き込まれなくはない。
     このところ、源流の水量は一昨年、昨年とだんだんと減り、川幅が狭くなった。

     今は先週の雨のせいでなみなみと流れている。
     この水量が一つのバロメーターになるので、撮った。
     澄んだ水を見ていると、安堵する。
     これは癒し、とかいうアレではなく、生きるための問題。

     都会ではあいかわらずまだ幹線道路を増やしたがっているし
     ゼネコンはビッグプロジェクトに血眼になって、環境問題先送りな感じである。
     G8で大臣が会議をやろうが、北の大地でサミットやろうが、
     決定的な決議を欠いた報道を聞くたびに、期待する気は失せてゆく。
     みな同じ気持ちではないだろうか。

     緑を守りたいのは、なにも癒されたいからばかりではない。
     緑=森林浴なんてことを言っていたのどかな時代は終わった。
     もはや死活問題なのである。




     緑がなければ水は枯れ、砂漠と化す。
     人は生きていけない。
     なぜ水がこうもなくなったか?
     なぜ、穏やかな恵の雨は降らずにハリケーンやサイクロンに
     見舞われてしまうのか?

     水の星、地球に生まれた恩恵を忘れてしまって、地表をコンクリートで
     固めてきた愚行をまだ続けるのか。

     なーんて考えながら、高速道路を飛ばして東京へ(複雑‥)。

     ひさびさに都会の、まだ緑の豊かな住宅街を歩いていたら
     おーっとびっくり!  三太ちゃんではないですか!
     イラストの顔とまったく同じ顔をした柴犬君が小さい身体で堂々、ベイビーに
     挨拶していました。ウーッってか。

     鼻先をくっつけあって、互いを認めた後は、オトナの立ち話につきあって
     待機。それにしても三太ちゃん、愛らしい。

     立ち話の話題はもちろん、例の若葉の杜を横断する道路計画について。
     署名が1万名分集まったとのこと。

     杜を分断することに断固反対の輪が広がるとともに、
     一口に環境問題というけれど、どのように生活に直接関わる問題かを考える
     機会にしていくことが課題なのだなあと、三太ちゃんのつぶらな瞳を見つつ思ったのであった。

  
     






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