想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

名残りの雪景色

2010-04-22 12:15:30 | Weblog
先週の雪景色である。よく降った。正月より積もったのだもの。
ようやくこれで春かな、でもわかんないからなあと思いつつ、もう雪は勘弁と
声に出していう。雪、降れば喜んでたのになあ、勝手なんだわ、わたし。

「今日あったかいね」、「そうだね」、「三寒四温だもんね」「‥‥」笑。
この会話、幾度となくしたのである。
三寒四温って、つい言ってしまうのである。
二寒一温だったりしても、サンカンシオンだもんね、と温度変化の激しさを
いいわけしちゃうのである。
いいわけする理由はないのに、おのれに言ってきかせるようについ口が滑る。



言うまい、言うまいと思っていると言ってしまう癖ってあるね。
三寒四温が口癖ってのは変だけど、年寄りの挨拶みたいな意味ない相づちの類
であるので言うまいと思うのである。なんだかなあ~、である。
ぐっとこらえていたら、相手が言ってしまった時など、してやったり。
うれしくて笑いをこらえながら、そうだねえと返す。相手はしまったという顔で
ますますもってうれしくなる。三寒四温の春。

変な気候であった。麓の村では桜が咲き始めた。
北国は春がきたと思ったらすぐ初夏なのでなにもかも一気に動き出し勢いづく。
ここはもうすこし先、サンカンシオン口を滑らせないよう気をつけて待っている。

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