想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

格闘技じゃなくてプロレス派

2009-04-19 09:21:26 | Weblog
あご乗せしてリラ~ックスしていなさるなあ、親分さん。いい天気だものね。
毛玉のついた靴下が、ゆる~いムードをさらにゆるくしてますなあ。

と、油断しているところへ、ヘッドロックをかけるのである!



まだ父が生きていた頃のことだが、その父の影響でプロレスファンになった。
テレビで全日本プロレス中継全盛の時代、わたしたち三姉妹は父と一緒にプロレス
を観た。拳を握りしめて。
特にすぐ上の姉貴はアントニオ猪木に熱をあげていた。

ジャイアント馬場はブッチャーの反則にあって、始まる前からいつも額が割れていた。
凶器を使いまくるブッチャーはやがて馬場の空手チョップと十六モンキックの反撃を
受け、自らも血だらけになるのだった。
アントニオ猪木など、アントキノ猪木そのまんまである。なぜか腰を低くして
構えるあの姿が目にやきついて離れない。猪木というと、あの姿である。

成長して独りで東京で暮らしていて、ある夜テレビのチャンネルをザッピングして
いたらプロレスをやっていた。興味は失せていたが、なんとなくそのままにして
いると、なんだかドラマチックな試合なのである。
三沢光晴の若い頃、まだシャチョーになる前のうんと前の緑のパンツがまぶしい頃
である。この人はエルボーが得意技で、よく飛ぶ人なのである。
それもそのはず、二台目のタイガーマスクなのであった。
そういうことは、その夜から三沢ファンになったわたしが週刊プロレスを愛読する
ようになって仕入れたささやかな知識であって、すでに彼はスターなのであった。

ときどき親分にヘッドロックをかけたり、伏せているときに押さえ込んだりして
1、2、3 とカウントをとる。
親分は、いい具合に3のちょい手前で首をあげるので、それで試合は続行される
のである。いい感じである。

世の中はいまや格闘技ブーム、K1の時代なのでプロレスは冬の時代だろう。
K1の決勝は録画して観たりするのであるが、おまけに魔裟斗が勝てばブログに
歓びを書いたりはするがそれは単にわたしがミーハーなせいで、今もプロレス
ファンに変わりない。
そう思いたいのは、昔、うちの茶の間の珍しくおだやかな家族らしい風景が
プロレスの時間だったからなのかもしれないなあ。
父は猪木を好きではなかったことなど、今はその気持ちよくわかる。

おまけ:桜情報。


親分とふたりで座っているところの真上に枝を伸ばしている桜の木、
蕾はふくらんでいるけれども、まだ開花は先のようで例年どおりGWだろう。
家への道すじに見事な桜並木があるが、そこは満開だった。
見に来る人のほとんどない、貸し切り状態で桜見物できる場所である。
さて撮れるかなあ、撮れたら次は桜の予定なんだけど‥‥。
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