LoveMEATender Trailer (English Overdub)
牛さんは消化のために反芻する。新鮮な牧草や栄養がいっぱい
つまった干草のご飯をあたえられる牛はこのごろめっきり減って
もっぱら大豆が主食らしい。大豆は消化がよくないらしく反芻
の回数も増えて、牛さんのゲップは高らかにCO2を放出する。
ということで、環境汚染しているのは牛肉、いや牛だと…
批難の声もあるというが、牛だって広い牧草地の上で暮らして
いたらもっと消化もいいし健康なんだ…
アマゾンの原生林をバッサバッサと切り倒し、次々に広大な
飼料大豆やトウモロコシ畑になっていく。機械化された農業は
農作物ではなく工業製品を作るのと同じになってしまった。
食べ物ではなく製品、物である。
それを食べさせられ、精肉という製品になり、空を飛び海を超え
トラックで輸送されて近所のスーパーマーケットでお肉のパック
として並んでいる。
ふつうのあたりまえに、手をかけて育ててもらった牛や豚や鶏
たちのことをある子どもは「幸せなお肉」と言ったという。
幸せなお肉という言い方はいいなあ。
わたしたちは納豆や豆腐からタンパク質を摂る伝統的な食事を
してきた歳月のほうがずっと長く、牛肉を食べるようになった
のは明治時代からだからまだほんの百年ちょっとだ。
けれども日本人の食卓から魚料理が激減し、肉中心になった。
最も安い飼料として牛に肉骨粉を与え、狂牛病を引き起こし、
それに懲りない面々がもっともっとと大量生産する牛肉を
「やわかいねー」「じゅうしぃー」と舌なめずりしてみせる
グルメ番組のせいもあって、とにかく食べたがる傾向にある。
ドーピングされた肉のかたまりはもはや家畜のしあわせな肉
とはほど遠く、それを食べるのがはたして食事なのかどうか…
この話から見えてくるのは食肉産業のことに限らず、
どのように生きるのか、何が幸せなのかを問いかけである。
命をもらって生きる人間、人間だけでなく動物たちは犠牲の
上に自らの命を長らえる。そのめぐりめぐるしくみを人間が
手を加えいびつに歪め、破壊していくことを知れば、今晩から
「何食べよっかな~」がちょっと変わるのではなかろうか。
もう一つ心に思う浮かぶのは…
レジスタンス「希望の牧場」だ。
吉沢さんたちの責任の取り方、放射能の中に牛を放置し見殺しに
せず、飼育し続けている姿があることがとても誇らしい。
うちには犬のおやつマシンがあったけれど、希望の牧場には
おやつ台! しあわせな牛たちだね。
http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/fund.html
牛さんは消化のために反芻する。新鮮な牧草や栄養がいっぱい
つまった干草のご飯をあたえられる牛はこのごろめっきり減って
もっぱら大豆が主食らしい。大豆は消化がよくないらしく反芻
の回数も増えて、牛さんのゲップは高らかにCO2を放出する。
ということで、環境汚染しているのは牛肉、いや牛だと…
批難の声もあるというが、牛だって広い牧草地の上で暮らして
いたらもっと消化もいいし健康なんだ…
アマゾンの原生林をバッサバッサと切り倒し、次々に広大な
飼料大豆やトウモロコシ畑になっていく。機械化された農業は
農作物ではなく工業製品を作るのと同じになってしまった。
食べ物ではなく製品、物である。
それを食べさせられ、精肉という製品になり、空を飛び海を超え
トラックで輸送されて近所のスーパーマーケットでお肉のパック
として並んでいる。
ふつうのあたりまえに、手をかけて育ててもらった牛や豚や鶏
たちのことをある子どもは「幸せなお肉」と言ったという。
幸せなお肉という言い方はいいなあ。
わたしたちは納豆や豆腐からタンパク質を摂る伝統的な食事を
してきた歳月のほうがずっと長く、牛肉を食べるようになった
のは明治時代からだからまだほんの百年ちょっとだ。
けれども日本人の食卓から魚料理が激減し、肉中心になった。
最も安い飼料として牛に肉骨粉を与え、狂牛病を引き起こし、
それに懲りない面々がもっともっとと大量生産する牛肉を
「やわかいねー」「じゅうしぃー」と舌なめずりしてみせる
グルメ番組のせいもあって、とにかく食べたがる傾向にある。
ドーピングされた肉のかたまりはもはや家畜のしあわせな肉
とはほど遠く、それを食べるのがはたして食事なのかどうか…
この話から見えてくるのは食肉産業のことに限らず、
どのように生きるのか、何が幸せなのかを問いかけである。
命をもらって生きる人間、人間だけでなく動物たちは犠牲の
上に自らの命を長らえる。そのめぐりめぐるしくみを人間が
手を加えいびつに歪め、破壊していくことを知れば、今晩から
「何食べよっかな~」がちょっと変わるのではなかろうか。
もう一つ心に思う浮かぶのは…
レジスタンス「希望の牧場」だ。
吉沢さんたちの責任の取り方、放射能の中に牛を放置し見殺しに
せず、飼育し続けている姿があることがとても誇らしい。
うちには犬のおやつマシンがあったけれど、希望の牧場には
おやつ台! しあわせな牛たちだね。
http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/fund.html