国富町木脇に椋の巨樹があると知り出かけた。佐土原からいつも国富に行くのには
那珂小学校の前を通り、亀の甲の峠を下りて行き木脇の町に出ている。
椋の巨樹はその木脇の町の信号に出るすぐ手前から右に入った民家の敷地と道の
境界にあった。幹の下から蔦が上にまで何本も伸びていて、幹全体を覆いつくし
枝にも絡んでいた。樹齢(伝承)400年、幹周5.5m、樹高30mだ。
この樹の所有者の橋本吉平氏の先祖は財部藩秋月氏の家臣で、昔この周辺で30余戸
を焼く大火があり、幸いにしてこのムクノキを境にして鎮火したとの事。
火伏役を果たしたムクノキの根元には氏神様の祠が祀られていた。
by ヒロ