鯨は東風に泳いでいた。つまり鯨のぼりだ。
宮崎市佐土原町といえばすぐ思いつくのが“鯨”。名物の鯨ようかん。
始まりは元禄時代といわれ、鯨の形に似せ、鯨のように大きく力強い人間に
育つようにとの念願から作られたというようかんだ。
ここ佐土原町のシンボルが鯨である。
今の西佐土原の方に行くと橋の欄干にも鯨の彫刻が付いてるほどだ。
昔、日向灘の海岸で鯨がよく見かけられたのだろう。
今は見ることが出来なくなったが、歴史を伝えるのも大事なことだ。
これから5月にかけて、あちこちで鯉のぼりが泳ぐことだろう。
その中に鯨も泳いでいるにちがいない。
by ヒロ