風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

リリアンの道

2005年12月12日 | 静岡
小学生のころから中学2年生まで住んでいた清水区下野。
この道を歩くのは、30年ぶりくらい。
小学生のころ、女の子の間ではリリアンという編み物がはやっていて、そのリリアンをしながら登下校した道。
新しい家が増えたけれど、道はほとんど当時のまま。
そして、なぜか匂いも同じだった。
気のせいかなと思いつつ、何度も鼻をクンクンさせたけど、やっぱりあのころの木や草の懐かしい匂いがした。




このあたりに私が通っていた飯田小学校近くの交差点があり、
17年前、新婚生活をスタートさせ2年間住んでいた家もこの付近にある。
通称山原新道の通り沿いには店が多く、下野の中でも昔からにぎわいがあったように思う。




毎朝この横断歩道を渡るとき、いつもおじさんが立っていて、
生徒一人一人に「おはよう!」と声をかけてくれた。
先生でもなくPTA関係者でもなく、ガードマンでもないそのおじさんが誰なのか、
私はとうとうわからずじまいだった。
とても温厚そうなそのおじさんは、地域の子どものためにそこにいてくれたのかもしれない。
通学路の押しボタン式信号機ってカワイイ。
ねっ、トラさん。


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