虹色雑談

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ウルトラマンギンガ、放送開始!!

2013-07-10 23:36:32 | ヒーロー

 日付的には7月10日ですが、それはブログに記事ひな形を登録した日で、実際この記事を書いているのは、日曜だったりします(すいません…)。そんな細かな前置きはよしとして、4月のブログでも書きましたが、今年は円谷プロ創立50周年の年で、4月に行われたイベントで、38人目のウルトラ新戦士・ウルトラマンギンガが正式披露されました。そこから情報流出を極限まで抑えつつ、我々をやきもきさせている中、ついにギンガデビューの7月になりました。

 ウルトラマン生誕45周年として2011年7月からテレビ東京系で放送開始された「ウルトラマン列伝」、2年にわたり放送されてきたそれが装い新たに「新ウルトラマン列伝」と名を変えて、7月3日より放送開始されました。第1回目は、ゾフィー(声:田中秀幸)、ウルトラマン(声:黒部 進)、セブン(声:森次晃嗣)の3人をナビゲート役として、ウルトラ戦士と地球人のファーストコンタクトを特集。とはいえ全員は紹介しきれないので、まずウルトラマンとセブンが、自分たちのファーストコンタクトを簡単に説明、その後、のちにネクサス、ノアへと進化するザ・ネクストと真木舜一との出会いから、ネクサスの最終戦をAパートの3分の2を使って紹介。CM明けはウルトラマンタロウ、そして彼の教え子であるウルトラマンメビウスのファーストコンタクトを紹介していき、占めはコスモスと、のちに成長して彼と一体化する少年春野ムサシとの出会いを描くという、ウルトラシリーズの中でも、特に重要な出会いを選んでの特集でした。その後、翌週より放送開始の「ウルトラマンギンガ」の第1話の映像がほんの少し流れました。期待度を高めてくれます。

 そして迎えた7月10日。以前も話した通り、この日は1966年に、その放送を翌週に控えた「ウルトラマン」が杉並公会堂でのお披露目イベントを放送した「ウルトラマン前夜祭」が放送された日、そう、ウルトラマンが初めてブラウン管にその姿を現したのは7月17日の第1話ではなく、その前週のこの特番だったので、50周年記念イベントでは、この日を丁度「ウルトラマンの日」と公表していました。始まったOP、歌は先週からのものと同じですが、「新ウルトラマン列伝」のロゴを割るように出現する「ウルトラマンギンガ」のタイトルロゴ。先週以上に、映像もマッチングして、ギンガのための主題歌だということが改めて認識出来ました。
 全日帯での地上波TVシリーズシリーズは「ウルトラマンメビウス」以来7年ぶりとなります。少ない予算を上手く使うためのノウハウを、「ウルトラゾーン」や「ウルトラマンゼロシリーズ」で培ってきた円谷プロ、物語の舞台は都会から離れた静かな山村、科特隊やGUYSなどの怪獣対策チームは一切存在しない、我々が住む世界となんら変わらない世界。そこに主人公・礼堂ヒカルが何かに導かれるように、数年ぶりに帰ってきて、美鈴を始めとする幼馴染みたちと再会していきます。ここでヒカルのじいちゃん・礼堂ホツマを演じるは、様々な映画、ドラマ等で活躍されておられるベテラン・津川雅彦氏、同じくヒカルたちの小学校時代の校長先生・白井杏子を演じるは、これまた7期金八先生(後半)で校長先生を演じ、声優経験もある名女優・木野 花さんという豪華な顔ぶれ。ヒカルを含めたレギュラー陣が高校生という若手俳優ばかりということもあり、彼らの演技指導をすると同時に、作品に個性を与えることに大きな役を買っています。

 ホツマじいちゃんは、隕石落下の影響で焼けた神社の代わりに、白井先生の許可のもと、廃校になったばかりの学校の一室を借りていたわけですが、この神社の紋章・まさにライブサイン、そして「無事だった」とじいちゃんが語るご神体こそが「ギンガスパーク」!!やがてヒカルの前にソフビ人形のウルトラマンタロウが出現、タロウの話では、遙か昔、謎の闇の力(シルエットから、ベリアルともザギとも取れるが、それ以外の何かにも見える)によって、全てのウルトラ戦士、ウルトラ怪獣が人形にされて全宇宙に散らばってしまい、この神社付近の山に降り注いだのだとこと。伝説に伝わる2つのアイテム、命の光を奪うダークスパークと対をなす、命を光を与える神秘のアイテム・ギンガスパークをこの神社に見つけ、それを使いこなせるのはヒカルだけだと語ります。通常「スパークドールズ」というソフビ人形にされたウルトラ戦士や怪獣は、自らの意志で話すことも動くことも出来ないのですが、何故かタロウだけは人形状態でも動き、喋ることが出来るので、ヒカル以前にも美鈴にも事情を話していたらしいです。しかし、闇の側もついに動き始めます。出現するサンダーダランビア、それに対抗するため、ブラックキングの人形とウルトライブ(一体化)するヒカル、しかし苦戦を強いられていく中、タロウすら見たことのないウルトラマン、ギンガへと大変身を遂げます。ギンガの身長、体重は今回特に設定はされておらず、ミクロ~無限大とのことなので、今日戦ったギンガは、周囲の林の木々の高さから考えて10~20m程度だと考えられます。おそらくヒカルが今後力を手に入れていく中、どんどん強く、大きくなっていくのでしょう。

 主人公含めたレギュラー陣が高校生、都会から離れた山村が舞台、防衛チーム不在など、あらゆることでこれまでのウルトラシリーズとは違う要素が多く、放送前は不安の声もありましたが、そんな心配も杞憂だったようです。少ない予算を上手く使いこなすための舞台設定を見事活かしていましたし、何より物語開始は夏休み開始時期、そこで再会する幼馴染みたちとその成長という、一種のジュブナイル的なストーリー等、SFを強調するという足枷があった故にこれまでのウルトラシリーズには出来なかった挑戦が、非常によく表現出来た第1話だったと思います。今後の物語にも大きな期待が持てる、良き掴みだったと思います。

 玩具のギンガスパークも同日発売。僕はまだ買ってませんが、他所のレビューを読むと、各ウルトラ戦士のソフビのライブサインを読み込ませると、その変身音声が鳴るばかりか、ライブサインのみならず、別展開しているウルトラエッグシリーズのエッグサインでも、エッグ専用の音声が鳴るようで、その収録音声は凄いという評価があります。ちなみに、現在発売中のテレビマガジン最新号に付録として同梱されている、レッドクリアバージョンのタロウのソフビは、通常のタロウのソフビとは異なる音声が鳴るという証言があります。これは凄いアイテムです。コレクションアイテムとして、ソフビも、そして音声目当てでエッグも売れる!!ここ数年陰りがあったウルトラシリーズの反撃がついに始まったとみていいでしょう。

 ウルトラマンギンガの、今後の物語と玩具の展開に期待すると同時に、我がサイトはウルトラマンギンガを応援しています。



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