本日2月5日、プリキュアシリーズ第9作目「スマイルプリキュア!」が放送開始されました。昨日池袋サンシャインシティ文化会館にて開催されたおひろめカーニバルに来られた方もそうでない方も、今日の初回放送見ましたか!?昨年はスタートダッシュをしくじる痛手と震災の影響もあり、様々な不運に見舞われたことから、今回はそれらを一気に取り返すべく、放送1ヶ月前から、例年以上に各地での宣伝活動に力が入ってきたようです(円谷プロもこれくらい宣伝力があればいいのですが)。特にスイートラスト2話の中CMには新番組予告の他にも、地方限定でおひろめカーニバルのCMも流れ、そこに主題歌のサビ部分もあったので、例年以上に待ち遠しさが高まり、夜も眠れない状況でした(笑)。
出だしこそしくじった「スイートプリキュア♪」は、中盤以降徐々に頭角をあらわし始め、多少荒削りな面も多かったものの、「キュア」=「救う」という意味をシリーズ8年目にして改めて考えさせられる最終決戦とエピローグである最終話という、見事なフィナーレを飾りました。そんな彼女らの勇気の絆を受け継ぐのが今回の5人!!始まる前は「プリキュア5の焼き直し」「二番煎じ」とか悪評が多かったのですが、いざ始まってみると、その心配はないという結論に至りました。だってメンバーが5人ともプリキュア5と誰一人キャラが被ってませんもの。
本作のメインライターはハートキャッチやスイートでゲスト脚本を何度か手がけ、特撮では「仮面ライダーカブト」「仮面ライダーディケイド(後半)」のメインライターを務めた米村正二氏です。特撮関連だと井上俊樹氏同様かなりアクの強い脚本を描くことから賛否両論がありますが、アニメ関連の方が経験が多いこともあるためか、とてもキャラを細かく描くことで知られています(特撮だとこれが空回りしたり逆効果になったりしますが)。今回はアバンタイトルは必要程度に短く、自己紹介やみゆきちゃんが不思議な本棚に行くAパートが若干長く、バトルメインのBパートが若干短いというほぼバランスのよい配分で、テンポよく進んでいったと思います。第1話ならこれぐらいが丁度いいでしょう。
何より魅力的なのはみゆきちゃんを始めとするキャラたちがどれも1話にして生き生きしていて魅力的だということです。特に今日早速変身して戦うみゆきちゃん=ハッピーは、突発的なジャンプや敵の押し返しに驚くという流れ、必殺技が不発で恥ずかしがり、今度は気合いを込めて派手な必殺技をぶちかまし、その後はすっごく疲れ切った表情でゼェハァ状態…。戦闘中こんなにも体だけでなく表情もグルグル動くプリキュアって、ハートキャッチのブロッサムの初戦以来かも知れません(あれはプリキュア史上最も情けない初戦だけど可愛すぎるぜぃって各地で祭りがありました)。
今回の敵・バッドエンドが放つ敵は「アカンベェ」という怪物。最初の素材にされたのはハッピーが隠れた煉瓦作りの家(ウルフルンが「狼」だから「三匹の子豚」の狼は煉瓦の家は吹き飛ばせないんだよ、と言い放つハッピーがなんかほほえましかったです)。
主題歌は昨年に引き続きOPを池田 彩さんが担当。オープニングテーマは「Let's Go!スマイルプリキュア!」、出だしはスマイルスマイルスマイルスマイル…とテンポの良い歌い出し、そこから「Let'sGo!」のかけ声と共に間髪入れず「スマイルスマイルプリキュア!…」と熱唱、これは歴代最高と目されてきた5GoGo!のOPを越える爽やかさとパワフルさを秘めています。サビ部分のシーンは昨日のブログに描いた通りケレン味溢れるシーンがめまぐるしく動きます。
EDは今回プリキュア初参加の吉田仁美さん、経歴は以前ブログに書いた通りですが、お稲荷様を唄っていた時とは打って変わって、元気溢れるアップテンポの歌になっており、フレッシュ以降の伝統となった、モーションキャプチャーを使ったダンスムービーとそれに合わせたダンスソングになっています。CG技術の進歩に脱帽なほど、CGの出来が素晴らしいです。主題歌CDの発売は昨年とほぼ同じ時期である3月8日、DVD付限定版と通常版が同時発売(やはりジャケットイラストが異なる)です。
栄光の10作目の前作たる9年目ということで、そしてプリキュア5同様5人チームということから、大いなる期待と不安が同時に渦巻いていた「スマイルプリキュア!」。出だしは大成功と言って良いと思います。
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