本日1月29日、東京ドームシティのプリズムホールにて開催された、2月26日より放映開始のスーパー戦隊シリーズ第36作目「特命戦隊ゴーバスターズ」のプレミアム発表会に行って参りました。例年の土曜にしなかったのは、弟の仕事の都合上で、念のため最後の回のチケットを予約していました。
会場内には現在公開中の映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」に合わせ、ゴーカイジャー6人分と、ギャバン、そしてギャバンブートレグの立ち人形がありました。ブートレグは赤いラインが発光しており、ギャバンに至っては胸のエネルギーランプ各種が派手に点滅を繰り返しているという凝りよう、展示用でも表面はピカピカのメッキなので写真撮影する時、フラッシュ大丈夫かなと思いましたが、案外いけました。バンダイのコーナーではゴーバスターズの関連玩具の展示がありました。武器である双眼鏡型のソウガンブレードやカメラ型のイチガンバスターは、単にカメラや双眼鏡から武器に変形出来たり、両者が合体したりするギミックだけでなく、何と音声も多彩に入っていました(単なる銃撃音や斬撃音じゃなく、バディロイドの台詞なども)。そして変身アイテム・モーフィンブレスは充実の機能満載の変身ブレスです。様々な番号組み合わせなどのギミックが搭載出来る携帯型に比べるとブレス型は劣ると言われますが負けてません。最後にブレスが全員共通変身アイテムだったのはアバレンジャーで、デカレンジャー以降は追加戦士専用アイテムになってしまいましたが、実に8年ぶりにスターターメンバーの変身アイテムがブレスで嬉しいです。変身アイテムがブレス型になった側面として、実は同時期にゴーカイジャーのモバイレーツの上位機種「レジェンドモバイレーツ」が発売される点があります。ゴーバスターズ含め、新音声、新機能を追加実装したアイテムで、これに伴いレンジャーキーシリーズも、しばらくは続きます。
ロボの方はまだレッドのバスターマシンであるゴーバスターエースのみでしたが、驚異の4段変形を説明員が実演してくれました。勿論、後に発売されるブルーとイエローのバスターマシンと合体するのですが、今回は近年続いて食傷気味になっていた「胴体に両腕両脚が合体する」パターンではなく、ダイレンジャーの大連王みたいに「レッドの人型ロボをコアに他のマシンが鎧のように合体する」パターンらしく、さらに一説では、今後発売する全てのバスターマシンと合体出来るらしいです。ゴーカイオーはバリエーションこそ豊かでしたが、パーツの余りが指摘されて不評だったので、その辺の反省点を活かしたのでしょう。とりあえず今後の発売経緯を見てみましょう。ちなみに今回も例年通り、スーパー戦隊カードバトル「ダイスオーDX」の体験コーナーも用意されており、前売りチケット購入者のみに配布されるレッドバスターとブルーバスターのカードが、本日先駆けて使用出来る仕様でした。
さて、本日の目玉イベントであるプレミアム発表会ですが、今回はちょっと後ろの方でした。公演前に毎度おなじみ宣伝ムービーが流れ、春に公開予定の全戦隊VS全ライダーの特報がありました。正気の沙汰とも思えない映画ですが、おそらく両者が全て共演出来るのはこれが最初で最後のチャンスとも言えるので、結構楽しみにしていたりします。
そしていよいよスタート。やはり開始早々は敵の襲来です。敵組織は「ヴァグラス」、舞台に出てきたのは戦闘員ヴァグラと、第1話に登場するメタロイド(怪人)バーナーロイド(どうやらネーミングはモチーフ名にロイドをつけるっぽいです)。そこで素顔の3人が登場、変身→バトルという例年通りの流れになります。
変身後の名乗りはゴーカイジャー同様ごく単純に「レッドバスター!!」「ブルーバスター!!」「イエローバスター!!」と名乗りますが、その後は戦隊名ではなく、「バスターズ、レディゴー!!」というミッションスタートを思わせるようなかけ声でした。なるほど、これは歴代の戦隊とは大きく趣旨が異なりますね。戦闘後はバディロイドも登場しました。レッドの相棒はバイクにも変形可能なチダ・ニック、ブルーの相棒はゴリサキ・バナナ、イエローの相棒はウサダ・レタスといいます。声を聞く限りだと、何とニックの声はおそらく特撮初出演であろう藤原啓治氏(クレしんの野原ひろし等)、ゴリサキの声はバンダイCMでおなじみ玄太哲章氏でした(ゴリサキの声だけは聞き違えようもないです。ウサダは実は男で、どこかで聞いた覚えがある声なのですがすいません、思い出せませんでした)。ショートショー終了後はモニターに見所予告ムービーが流れました。全ては13年前に起きました。ある日コンピュータに発生したプログラムバグ、科学者たちの決死の力で異空間に飛ばすことに成功したものの、科学者たちはいずれヤツが異空間から戻ってくることを予知しました。案の定そのバグは13年の時をかけて、邪悪な自我に目覚め、巨大組織「ヴァグラス」を率いて人類を襲います。彼らは都市を支える新エネルギーである「エネトロン」を狙っています(エネトロンはバグを異空間に飛ばした際に出来た副産物らしいので、彼らに深く関わる代物かも知れません)。そしてヴァグラス襲来を予知していた人類は、この日に備え彼らと戦う「特命」を帯びたチーム・ゴーバスターズを結成していました。それが大まかなあらすじです。ゴーバスターズを演じる俳優方は、皆フレッシュな方々で、挨拶のたびに大人のファンからの歓声が響きました。
そして恒例、ゴーカイジャーの役者たちも駆けつけたのですが、なんとみんなバラバラのジャケットを着ての登場、バラバラの役で自己紹介ということで、会場内は大爆笑でした(ハカセがアイムの上着を、以下ジョーはハカセの、鎧はルカの、アイムはマーベラスの、ルカは鎧の、そしてマーベラスはジョーの上着を着てました)。マーベラス役の小澤くんが「ゴーカイチェンジ!」と言うとみんなそそくさと本来の上着にとっかえてました(いわゆる生着替え、大変なのでゴーバスターズの3人も手伝いました)。その後の小澤くんの挨拶の際、「今日のゴーカイジャー見た人!」と言って半数近くが挙手、「まだ見てない人!」の時も半数が挙手しましたが、ここで鎧役の池田くんが「バスコ死んだよ!」とネタバレして、またも会場内大爆笑、小澤くんが「俺だったら怒ってるよ!!」と突っ込んでました。さすがゴーカイジャー、ノリも息もぴったりです(笑)。その後は普通に、例年同様新戦隊への激励などが行われました。
そして最後は番組の顔とも言うべき主題歌ライブ。歌うは「炎神戦隊ゴーオンジャー」でもOPを唄った高橋秀幸氏です。今回も最後の部分の振り付けの仕方を会場の皆さんに教えた後、ミュージックスタート。曲名は戦隊名ではなく「バスターズ・レディゴー」、最後の「シャットダウン!」の部分で左手で敬礼、「完了!」の部分で右手で敬礼、「特命戦隊」で右腕をグーにして上からゆっくり下ろし、「ゴーバスターズ!」で手を広げて(掌は上向き)ゆっくり前に伸ばすのがポイントでした。曲名に戦隊名が入ってない珍しい歌ですが、きちんと最後の方では名乗っている、曲名にもなっているかけ声が格好いいヒーローソングでした。主題歌CDの発売は放送開始日の3日後である2月29日発売予定、例年より明らかに早いです。まぁゴーバスターズ自体始まるのが遅めですし(ゴーカイジャーが震災で潰れた分も削らず放送するので)。今回も完全生産限定の初回版にはコロムビア特製レンジャーキーが付属しています。
ゴーカイジャーでそれまでの戦隊の集大成を行ったので、今回新たな要素を多数盛り込んでの登場となるゴーバスターズ。何せスーツの素材すら違います。さらに素顔のアクションも多いらしく、予告ムービーを見る限り、ミニチュア特撮が例年以上に力が入っています。メカ関連にも大いに期待したいゴーバスターズは、例年よりやや遅い2月最終週から放送です。
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