虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

コミケ1日目の戦果

2007-12-30 17:59:19 | イベント

 昨日は冬のコミケ1日目でした。勿論本番は3日目である明日です。そんなわけ昨日、夏コミの1日目を全てなのはの行列に潰されたので、今回は助っ人として弟を連れてきました。弟は通常3日目しかいかず、企業ブースにはほとんど興味がないので、なのはの列に並んでもらうのに最適だと思いました。朝5時に起きるつもりが寝坊して6時過ぎに起床、大急ぎで家を出て、会場前の長蛇の列に並びました。出遅れたもののそれほど後ろの方ではなかったのでよかったです。あとちょっと遅れていたら大変なことになってましたが・・・。ともあれその後約数時間、ようやく企業ブースの列のエリアに行くことが出来、弟をなのはProjectの列最後尾に並ばせ、僕は横のLeafの列に並びました。こちらは結構早く進むのに、隣のなのはの列はやはりなかなか前に進みません。Leafのグッズはすんなり手に入りました。その後もいくつかのブースに行きましたが、最大のポイントは「ばんび」のブース。ここに、先日発売された「こどものじかん」DVD第1巻初回版2万セット限定で付属していた、DVD収納ランドセルを持っていくと、先着でイラストシートがもらえるというイベントがあったのです。勿論前情報でそれを知っていた僕は、DVD収納ランドセルを袋に入れて持っていきました。ちなみに現場では、何人ものファンがおり、そのうち何人かはランドセルを背負ってました。DVD収納ランドセルは実際のランドセルの約1/2前後の大きさですが、ベルトを伸ばすことで大人でも背負うことが可能です。しかも、後日発売される「こどものじかん」の主人公・九重りんちゃんのほぼ等身大フィギュアに背負わせることも出来る嬉しい作りです。僕はりんちゃんのフィギュアを手に入れる予定があるので、わざわざ自分で背負ってベルトを劣化させたくないのでこれは背負えません。イベント会場にはなんと、りんちゃんを演じている喜多村英梨さんも来ていました!!ちなみに彼女は昼過ぎに起床して大急ぎでこちらに来たとのことなので、喜多村さん来場は土壇場で決まったことだと推測されます。
 他にいくつかまわりましたが、やはり今年話題をかっさらった「スクールデイズ」のブースも凄い凄い・・・。ブース上部のSDキャラのパネルは血の付いたノコギリ持った言葉様と野獣のごとく凄い形相で包丁を構える世界が向き合うように貼られていました。狙ったとはいえナイス配置!!まさに「ヤンデレマスターVS寝取りヒッキー」とでも銘打ってもいいくらい(笑)。この作品は色々な意味で話題を呼んだある種の名作なので、もうあと数年は話題に事欠かないと思います。つーか来年のOVA「マジカルハートこころちゃん」がべらぼーに楽しみです(笑)。

 一通りまわった途中、弟からメールが届き、限定シーツ以外は全て手に入ったとのこと。シーツは機動六課の温泉休暇をテーマにしたお色気イラストが描かれているので、少々残念ですが、何よりヴィヴィオちゃんの抱き枕カバーを手に入れられたことを喜びたいです。やはり弟に並んでもらって正解でした。それにしても、やはり「リリカルなのは」の企業ブースは問題が絶えません。今回は限定グッズの購入制限が一人二点までと設定されてました。これを見れば、相当な数を用意していると予想出来ます。ところが弟に並んでもらった当初から、シーツや抱き枕カバー、パーカーは購入出来ない可能性有りという看板がありました。そうなるとわかっているならば、何故一人二点という設定がされたのか理解に苦しみます。2006年の大量購入者続出によるカオス化事件に、今年の夏の炎天下地獄によるジェノサイド化事件など、毎度毎度問題が絶えないなのはブース。やはり列のさばき方がなっておらず、なかなか前に進まなかったとのこと。Leafもそうですが、正直階段下の駐車場まで列を作っているとは思いませんでした。人気がありすぎるのも考え物です。果たして次回はどのように改善をするのか・・・。

 なお、本日は昨日の疲れを癒すのと、明日の本戦に向けて英気を養う等の理由で、家でゆっくり休んでいました。本当に過酷なのは明日です・・・。


秋の新番組2

2007-12-09 00:23:35 | アニメ・コミック・ゲーム

 気付いたらもう12月、2007年もあと僅か、そしてもう冬真っ盛り!!でもまだ秋の新番組レポを全部書いてませんでした・・・(汗)。既にクライマックスに近づいている作品もありますが、今回残り全部を書きます。

・「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」
 SEED DESTINY以来2年ぶりのガンダムシリーズ最新作!!本作はガンダム史上初めて、元号に西暦が用いられています。舞台は今我々が生きているこの西暦2007年の300年後である西暦2307年。これまでのガンダムシリーズでは、主に地球側と独立を求める宇宙側の戦争を主軸に描かれてきましたが、今作はなんと世界から戦争をなくすために全世界を敵に回してガンダムが戦うというものすごい戦争構図が描かれています。戦争がない世界、その誰もが望む世界を実現するために、ガンダムという絶対的武力を以て世界から戦争をするための武力を根絶するという、作品中でも言われている大きな矛盾、このかつてない戦争構図にどう決着をつけるのかが非常に興味深いです。今回ガンダムは全4機、それを操る4人のガンダムマイスターたちは、なにやら全員わけありな経緯を持っている男たち、特にエクシアのパイロットである刹那・F・セイエイはガンダム史上最も凄惨な人生を経験した主人公です。我々が生きている日本同様作中の日本も戦争の影響をあまり受けない中立的存在として描かれており、その中で生活する沙慈とルイスは、我々視聴者に限りなく近い目線のキャラと言えます。しかしそんな彼らの前にもテロという戦争の影響が迫りました。我々視聴者側もテロの脅威がいつ自分の前に迫るかわからないため非常に現実味がある描写だったと言えます。ちなみに脚本は「ハチミツとクローバー」などで知られる黒田洋介氏ですが、黒田氏は戦争ものやバトルものを書くと、例えメインキャラでも死亡させるそうなので、ソレスタル・ビーイングのメンツで死亡フラグが立ってそうなキャラは危ないかも・・・。なお、今回のシリーズは全50話ですが、来年3月までに前半25話を放映し、来年10月より残り25話を放映するという二期制をとっています。

・「D.C.2~ダ・カーポ2~」
 あの「ダ・カーポ」の最新作です。舞台は前作同様初音島ですが、注目すべきは前作からの経年です。一般的に「2」ものはキャラの入替は当然ですが、前作から数年程度しか経ってないのが通例です。「To Heart2」も前作から2年、「ギャラクシーエンジェル2」も前作から4年しか経っていません。しかしこの「ダ・カーポ2」は前作から53年後という、他に例を見ない時を経ています。つまり、メインヒロインである朝倉音姫と由夢は、前作の朝倉純一の孫ということになります。他にも白河ななかは白河ことり、天枷未夏は天枷美春の系統という風に、今回のキャラは前作キャラの血筋や系統を継いでる者が多いです。その中で、前作にも登場した芳乃さくらは、53年経った今も当時と全く変わらぬ姿で学園長を務めています。しかし、彼女は実は大きな事情がある上、主人公である桜内義之も彼女と深い関係を持っており、言い換えればさくらこそが、ダ・カーポシリーズ全ての真の主人公とも言うべき存在です。義之にペンダントを渡すシーンまで描かれたので、1クールで全てを描くわけですね。かなり急ぎ足な展開な気もしますが、最後まで目が離せません。

・「かわいい!ジェニー」
 今期最大、否今年最大の注目作とも言うべき作品。あの女児向け人気ドール・ジェニーの映像化です。ジェニーを始め、たくさんのドールを使った人形劇なのですが、ジェニーの人形を使ってはいるものの、内容と設定は元のジェニーからかなりかけ離れた、ジェニーたちが正義のヒロインとして、怪獣や巨大ロボを操る悪の組織と戦うという、空前絶後の特撮ドラマです(笑)。一見するとただの人形劇に分類されがちですが、特撮にはゴジラシリーズや超星神シリーズでその名を馳せた特撮界の鬼才・川北紘一氏が関わっており、日本が世界に誇る特撮技術とCGを駆使して、特撮作品としても遜色のない出来になっています。決して恵まれているとは言えない低予算にも関わらず、それをやりくりする川北監督の手腕はまさに神業と言えるでしょう。また、脚本には「美少女仮面ポワトリン」などの不思議コメディシリーズや、「激走戦隊カーレンジャー」など、不条理で奇抜でシュールなギャグを書かせたら右に出る者はいないと評される浦沢義雄が手がけ、相も変わらずのシュールギャグ、そして我々の度肝と予想を遥かに超越した超展開を披露してくれています。また、本作は声優も豪華です。野川さくら、小林ゆう、桑谷夏子、桃井はる子と、メイン3人と悪役だけでも人気声優が揃ってます。さらに、人形はアニメやドラマと違い表情が固定で、「ひょっこりひょうたん島」みたいに口が動くわけでもないので、演じている方々はまさに声のみで全てを表現しなければならず、その実力の高さが試されてます。とにかくこの作品の凄さはここで文字で語ってもわかりませんので、是非一度ご覧になることをオススメします。また、OPは桃井はる子、EDは桃井はる子と野川さくら(SUN&LUNAR再び!!)が歌っています。

・「ご愁傷様二ノ宮くん」
 土曜のかなり遅い時間に始まった作品で、ある日二ノ宮峻護の家に居候することになった美少女・月村真由は、極度の男性恐怖症。それを治すため彼女の兄・美樹彦と峻護の姉・涼子は、峻護と一緒にいれば治るだろうと、何ともいい加減なカンジで決めたことで同居が決まりました。普通に見れば、うらやましさ大爆発のハーレムものに見えますが実はそうではありません。ハーレムどころか生き地獄なのです。実は真由は、異性をメロメロにして精気を吸い取ってしまうサキュバスなのです。勿論彼女自身は人間で、単に体質がサキュバスに似ているというだけですが。しかも彼女、自分でサキュバスの力が上手くコントロール出来ず、周囲にいる男を無差別にメロメロにしてしまい、男性恐怖症も相成ってかなりサバイブな毎日を経験しています。峻護は彼女の力にそんなに影響されませんが、一歩間違ってキスでもしたら大変なことになります。これを生き地獄と言わずになんと言いましょう(笑)。さらにもう一人、二人の先輩に当たる北条コンツェルンのご令嬢・北条麗華も色々あって住み込みメイドとして同居、しかも彼女もサキュバス体質の持ち主です。しかも麗華の方は今流行のツンデレ系だったりします。美少女二人と同居、普通ならハーレムなんですが、手を出したらジ・エンドという生き地獄、ハーレムアニメの中でも異彩を放つ作品で注目しています。

・「みなみけ」
 桜場コハルの漫画がアニメ化です。OVA「今日の5の2」も見ました。あちらはOVAなので女子小学生のパンチラやお色気のオンパレードでまさに天国でしたが、今回はテレビ東京なので、そういったお色気シーンは期待出来ません。しかし、みなみけの見所はそういったお色気よりも、個性的な三姉妹とその周囲の人間たちが織りなす思わず笑ってしまうような日常劇です。ありそうでない、だけどありそう、そんな日常劇を描いてます。長女・春香は料理が得意で温厚なお姉さん、次女・夏奈はとにかくバカまっしぐらな元気娘、三女・千秋は春香を慕い夏奈をバカにする淡々としたクールガール、この性格も全く異なる三姉妹で構成されているのが南家です。それぞれ高校、中学、小学校に通ってますが、その友人たちも癖者揃い、中でも春香に好意を寄せる「気持ち悪い」保坂先輩や、夏奈に思いを寄せるも誤解から「番長」と呼ばれてしまう藤岡くん、そして千秋のクラスのマコちゃんことマコトくんと、男性メンバーがいずれも不遇かつバカなキャラ扱いされています。この不条理とも言える人間ドラマは、実際見てみないと理解出来ないと思います。未見の方は見てみましょう。なお、来年1月からは、製作会社とスタッフが違う「みなみけ~おかわり~(仮)」が放映されます。現在放映されている「みなみけ」とどう変えるのか、今から楽しみです。

・「レンタルマギカ」
 異種魔法格闘アニメと銘打った、角川アニメの最新作です。最初の方は話の順序がバラバラな、ハルヒ方式を取っていますが、正直こういった手法は混乱を招くのであまり多様しないでもらいたいものです。魔法使い派遣会社・アストラルが、様々な怪奇現象などに対処していくのが主な内容ですが、アストラルの面々は、ケルト魔術の使い手・穂波、陰陽師の猫屋敷、神道の巫女であるみかんちゃん、ポルターガイストの使い手である幽霊少女・まなみと、分野に統一感がありません。しかし分野を多岐に分けることで、あらゆるタイプの仕事をこなせるオールラウンダーな会社とも取れるので、この編成はバラエティに富んでいると言えます。そして社長・伊庭いつきは、普段は魔法の知識、技術もロクにないダメ社長ですが、右目に妖精眼(ゲラムサイト)という呪力を見る魔眼を持っており、眼帯を外すと人が変わったように的確な指示を社員たちに下し、危機を乗り切ります。能力の異なる魔法が集まるアニメはよくみかけますが、それらは元を辿れば同じ系統で、炎や水など、いわゆるエレメントが異なるため能力が異なっていますが、アストラルの場合は、根本がそもそも違う魔法系統が一同に集まるという数少ない作品と言えます。系統の異なる魔法バトルを楽しめるレンタルマギカ、これはオススメです。

・「プリズム・アーク」
 PCゲームが原作です。第1話は騎士たちに今の戦いを描き、彼らの出会いを描いた真の第1話は第2話からスタートします。剣と魔法のファンタジー作品の一つですが、中世系のみならず、神楽や華鈴教官みたいな和風のキャラも登場します。第1話では戦いの傍ら、何か回想シーンみたいなものが流れていますが、これは行方不明となった国王・マイステルとその妻・プリンセアの幼少時代を描いたものであり、そしてこの二人は「プリズム・アーク」の前作である「プリズム・ハート」の主人公とメインヒロインでもあります(こちらはアニメ化はされておらず、2000年にPC版、2001年にドリームキャスト版でゲームが出ています)。これは現メインヒロインであるプリーシアが、行方不明の王女ではないかと思わせる描写ですが、ここまでの話を見てみるとどうやらその説に疑問が生じているので、もしそうだとしたらそれを思わせるミスリードとして、あの回想シーンが入ったと思われます。第2話以降は騎士養成学園での学園生活を中心に描いており、ハヤウェイとプリーシアの関係の変化が見てわかります。騎士たちの絆を描いた物語は見応えがあるもので、さらに剣劇描写もかなりレベルが高いと思います。この冬にはPS2版も発売されるようなので、是非とも購入しようと思います。

 そんなわけで秋の新番組レポはここまでです。「レンタルマギカ」と時間がかぶってしまった「バンブーブレード」と、こちらでは放送されていない「こどものじかん」はDVD待ちです(どちらも予約済み)。