虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

冬の新番組

2009-02-28 23:37:22 | アニメ・コミック・ゲーム

 そういえば、2月も既に最終日、ブログもかれこれ1ヶ月近く放置し、何かを忘れていると思っていたら、冬の新番組レポでした。もはやクライマックスも近い作品も多いと思うので超駆け足で追っていきたいと思います。毎度毎度この新番レポは遅くなりがちで申し訳なく思います。下記の他にも「まりあほりっく」やら「明日のよいち」等、いくつか録画しているのですが、まだ見ていないので今回は見たものだけを書いていこうと思います。色々と申し訳ありません。

・「WHITE ALBUM」
 「To Heart」でお馴染みLeafが1998年に発表した作品が、約10年の時を経てのアニメ化です。原作ゲームは「To Heart」と「こみっくパーティ」の間に発表されており、この両作品は共に二度もアニメ化され、近年では「うたわれるもの」の大ヒットも記憶に新しく、そして4月からは「ティアーズトゥティアラ」のアニメ化もあり、Leaf作品アニメは人気作や近年の作品が原作になることが多かったのですが、ここに来て10年前の作品が満を持してのアニメ化です。原作はやったことはないのですが人物描写がシリーズ随一と評判もあり、結構人気があったと聞き及んでいます。本作はヒロインがアイドル歌手、それによる心のすれ違い、三角関係などが重要ポイントになっており、今回のアニメ化に際して、時代設定を1986年にするなど、設定にいくつかの変更が見られます。1986年といえば「仮面ライダーキバ」の過去編の時代になったことでも記憶に新しく、その時代は携帯電話なんて便利な連絡手段などなく、さらにキバにおいて次狼やマスターがおニャンコクラブに異常に熱をあげていたことから、アイドルがいかに遠く、神格的な存在だった時代だったということが伺えます。そういった観点では、神格的存在であるアイドル、その彼氏、携帯がない故の連絡の不便さ、それによるすれ違いなどを強調するのに、この上ない時代設定だと言えます。それにしても、主人公の冬弥、君望の鳴海孝之やスクイズの伊藤 誠に代表されるヘタレ主人公の元祖とは聞き及んでいましたが、まさにその通り、否想像以上です。おかげで話がもの凄くドロドロ気味です(笑)。どう決着をつけるのか、この手の物語では非常に興味深いものです。

・「みなみけ・おかえり」
 今更深く語る必要もないであろう、みなみけシリーズの第三シリーズです。本作は第二シリーズと同じアスリードが制作していますが、絵のカンジは第一シリーズに近くなっているため、第一シリーズと第二シリーズのハイブリッドというカンジですね。内容自体はもはや書くまでもないので省きますが、今回は構成がかなり珍しい型式になっています。アバンタイトルから入り提供テロップ、CMを挟んでAパート、その後にオープニングといった変わった型式を取っています。

・「宇宙をかける少女」
 サンライズオリジナルの美少女SFアニメです。かなり早い段階からアニメ雑誌で告知がされており、この冬最大の注目作かつ期待作として登場しました。舞台はタイトルが示すように宇宙、スペースコロニーに住む少女が、意思を持ったコロニーと出会ってしまったことで、厄介ごとに巻き込まれるというのが大まかな流れですが、この喋るコロニーことレオパルドがウザいぐらいにいい味を出している名キャラです(笑)。まだまだ謎な部分が多いですが、サンライズには舞-HiMEシリーズ等で培ったノウハウもありますし、それをふんだんに生かしてほしいですね。それにしても、イモちゃんがラブリ~♪一家に一人欲しい~~♪♪

・「獣の奏者エリン」
 NHKアニメの最新作で、最近2クール作品が多い中で珍しく1年シリーズの予定になっています。本作は伝記的なイメージが強く、竜に似た戦う獣「闘蛇」が重要ポイントとなっています。闘蛇は戦場で兵士たちの馬代わりとなり敵を蹴散らす獰猛な生物です。物語はその闘蛇を育てることを生業とする、戦とは無縁の山中の村・アケ村から始まり、ここに住む少女・エリンと闘蛇を巡る物語となります。エリンは闘蛇の医術士である母・ソヨンと生活しており、いつか母のような立派な闘蛇の医者になりたいと考えています。しかしそんな彼女の前に次々と立ちはだかる人と闘蛇の関係と運命、受け入れざるを得ない現実など幾多もの困難と葛藤。本作はエリンの成長に重点が置かれている一方で、人と獣の関係という、我々人類の長い歴史の中で永遠の課題にもなっている点にも焦点が当てられている非常に興味深い作品です。

・「仮面ライダーディケイド」
 クウガから続く平成ライダーシリーズもついに10作品目に突入!!平成の10号ライダーの誕生です。キャッチコピーにある「10年?早ぇよ!」はまさにその通り(笑)。この作品は10作目を記念しての一大イベントが用意されています。それはこのブログでも散々言ってきた、データカードダスゲーム・ガンバライドとの連動、そしてこれまで作品ごとに独立した世界観だったクウガ~キバの歴代平成ライダーが一同に揃うという超お祭り作品です。とはいえ、オリジナルの役者さんは既にメジャーになった方も多いため、歴代ライダーの世界を巡る内容ではあるものの、その世界観は本放送時のオリジナル設定とは異なる、いわばディケイド版世界観にリメイクされています。今回の主人公・門矢 士は、何やら訳ありな存在、そして鳴滝なる謎の男が全ての世界のライダーに、ディケイドが悪魔だとふれこんでいることから、行く先々でライダーと激突、さらには鳴滝がディケイド抹殺のために呼び寄せるライバルライダーなども登場するなど、ガンバライドとの連動企画とはいえ、ライダーバトルが主軸に置かれています。最も、龍騎時代同様きちんと理由があるバトルなのですんなり受け入れられました。この辺は脚本の會川 昇氏の手腕によりますね。ここまで毎週ワクワクするのは久しぶりかも知れません。既に回る世界の順番は決まっているため予定調和と言えばそれまでかも知れませんが、旅の果てにディケイドを待つものは果たして・・・!?

・「フレッシュプリキュア!」
 昨年、この時間枠最長の4年シリーズを誇ったおジャ魔女の壁を越えたプリキュアシリーズも、ついにセーラームーンの5年の壁すら越え、6年目に突入しました!!本作は大好評を博した前作までのyes!プリキュア5シリーズからまたもキャラや世界観を一新、新たなスタートを切る四代目プリキュアが誕生しました。毎年人数が増えてきた中で、今回は3人チームと、三代目の半分の人数になりました。しかしシンボルマークが四葉のクローバーであるため、4人目のプリキュアがいずれ登場することは明白で、それも楽しみの一つであります。敵は管理国家ラビリンス、一応歴代敵組織のように世界制覇のため特定物(無限メモリー・インフィニティ)を手に入れるのが目的ですが、プリズムストーンやローズパクトみたいに強奪しようと思えば手に入る代物ではなく、人々を襲ってその嘆き、悲しみなどの負の感情を不幸のゲージに溜め、満タンにする条件があるため、敵の行動理念が人々を不幸にするための襲撃になるという、これまでの敵組織とは一線を画しています。一般怪物も、ザケンナー、ウザイナー、コワイナー、ホシイナーと「ナー」が続いた中「ナケワメーケ」というこれまた斬新なネーミングで来て、プリキュア5周年という節目を越えて様々な面で大転身を遂げています。3月20日には歴代プリキュアとの夢の共演を果たす映画「プリキュアオールスターズDX」が公開されます。さらなる高みを目指すプリキュアシリーズの最新作、これから大いに期待です。

・「侍戦隊シンケンジャー」
 スーパー戦隊シリーズ最新作!!33番目の戦隊はシリーズ初となる侍モチーフとなる、21世紀のサムライソルジャーです!!漢字に込められた意味を力に変えるモヂカラ、筆を描くように変身、漢字型のゴーグル、着物や袴をイメージしたスーツなど、ありとあらゆる点で和風ヒーローの意匠が取り入れられています。また、前作ゴーオンジャーのレッドが切り込み隊長タイプのリーダーだったのに対して、今回のレッドは冷静沈着、クールな青年という、熱血系レッドが多い近年稀に見るタイプのリーダーです。しかしずっと一人で戦ってきたため仲間をまだまだ信頼していない節が強く、さらに集まった仲間たちもかなりの癖者揃い、チームワーク育成に少々時間のかかる戦隊になりそうです。また、本作の特筆すべき点は、ゴーオンジャーまで三十数年間ずっと伝統として続けられてきたフィルム撮影とオールアフレコという撮影方法を廃し、それまでの16mmフィルムにかわり特殊なビデオカメラで撮影、そしてこれまで撮影では声を拾わず、オールアフレコだった方法にかわり、平成ライダーや一般ドラマ同様、台詞も撮影時に同時録音となりました(勿論変身後や声を取りづらいところなどはアフレコです)。来年は2010年、二桁目が0の年は今年でラストです。2000年代最後の戦隊が花咲かす、驚異のチャンバラバトルにこれから大いに期待です。

 以上、超駆け足で2009年冬の新番組をレポしてきました。気付けばもう3月、春までもうすぐですね。


天下御免!シンケンジャー、参る!!

2009-02-01 23:15:01 | ヒーロー

 本日東京ドームシティのプリズムホールにて開催された、2月15日より放映開始のスーパー戦隊シリーズ第33作目「侍戦隊シンケンジャー」のプレミアム発表会に行って参りました。毎年戦隊交代の時期が近づくと行われるプレミアム発表会、昨年のゴーオンジャーは放送1ヶ月前の1月中旬という早い時期に開催されましたが、今年は例年同様、放送2週前である2月上旬付近(つまり昨日と今日)に開催されました。

 会場内にはゴーオンジャーの立ち人形、ボンパー、そしてギンジロー号が展示されており、昨年アバレンジャーからゲキレンジャーの戦隊人形がズラ~っと展示されていた光景に比べるとかなり淋しくなりました。バンダイの物販コーナーではシンケンジャーのソフビが先行販売されており、さらに近日発売のシンケンオーや秘伝ディスク、ショドウフォンなども展示されていました。

 さて、本日の目玉イベントであるプレミアム発表会ですが、昨年整理券が900番台の中盤だったのが今回は700番台序盤でした。しかし到着時既に800番台の人の入場が開始されていました。どうやら少し出遅れたようです。入場もかなり後ろになり、席も後ろの方になりましたが、何とかモニターが見える位置、そしてステージもそれなりに見える位置に座りました。そしていよいよスタート。開始早々、やはり外道衆の襲来です。敵出現→素顔の役者登場→変身→バトルという流れは毎年同じようです。出てきたのは外道衆の首領・血祭ドウコクと戦闘員に該当するアヤカシ・ナナシ連中、そしてアヤカシ(毎度登場する怪人)・カゲカムロが登場しました。外道衆はこの世とあの世の境目である三途の川より「隙間」と呼ばれるところを通って現世に現れ、人々を襲うようです。外道衆の暴虐を阻止するために颯爽と素顔のシンケンジャーが登場、侍のような名乗り上げが凄くよかったです(「シンケンレッド・志葉丈瑠!!」「同じくブルー・池波流ノ介!!」以下ピンク、グリーン、イエローと続き、「天下御免の侍戦隊!シンケンジャー!参る!!」というカンジです)。刀・シンケン丸を手にナナシ連中やカゲカムロをバッタバッタと斬り倒し、見事に打ち倒しました。ショートショー終了後はモニターに見所予告ムービーが流れました。ナレーションはダイレンジャーやハリケンジャーでもナレーションを務めた宮田浩徳氏です。シンケンジャーは遥か数百年も昔から外道衆を戦い、その首領であるドウコクを封印した後も受け継がれてきた、殿とそれに仕える4人の家臣で構成されるチームで、現代に外道衆が復活したことから代々シンケンジャーの「殿」の血筋である志葉家の現当主たる丈瑠を中心に4人の家臣が招集されるようです。すごいのは丈瑠を育ててきたジィこと日下部彦馬役に、何と名優・伊吹吾郎氏がいることです。伊吹氏は水戸黄門シリーズ(格さんを演じたこともあります)を始め、多くの東映作品に出演されている方です。こんな大御所がシンケンジャーを導く人なのだから、劇中のシンケンジャーのみならず、5人の役者の成長にも大きく貢献してくれそうで楽しみです。ムービー後はシンケンジャーメンバーの自己紹介、さらにはゴーオンジャーの役者たちも駆けつけ(大翔役の徳山さんが女性たちから凄い声援を受けていました)、昨年同様新戦隊への激励、そして旧戦隊への花束贈呈などが行われました。ゴーオンレッド・江角走輔は切り込み隊長型のリーダーでしたが、シンケンレッド・志葉丈瑠は殿として厳しい教育を受けてきたため、自分にも他人にも厳しいというボウケンレッド的印象のリーダーで、全くタイプの異なる新旧二大レッドのバトンタッチはなかなか感慨深いものがありました。
 そして最後は番組の顔とも言うべき主題歌ライブ。歌うはデカレンジャーのOPやボウケンジャーのエンディングも担当したサイキック・ラバーです。今回もまた「チャンチャンバラ チャンバラバラ!」とか「侍戦隊シンケンジャー あっぱれ!!」というという耳に残る歌詞が印象的で、例年に負けないこれまたソウルフルな歌になっています。主題歌CDの発売は去年のゴーオンジャー主題歌同様3月18日とやや遅め、完全生産限定の初回版には秘伝動画からくり箱がついてきます。秘伝動画からくり箱とは、箱を組み立てて円盤を回しながら窓から覗くと、円盤の絵が動いて見える動画遊びが出来る代物です。これはシンケンジャーの玩具展開で主力アイテムとなる秘伝ディスクシリーズと同じ原理です。また、この初回版は通常版より2曲多く収録されており(OP、EDの他に挿入歌が2曲)、かなりのお買い得品となっています。全国3万枚限定の代物なので、手に入れたい方は早めに予約しましょう。

 忍者はあっても侍そのものがモチーフになったのは初めての戦隊、そして時代劇を数多く送り出してきた東映にとってもこの上ないモチーフである侍戦隊シンケンジャー(そう言えば、頭の「XX戦隊」が漢字三文字になるのも1987年の「光戦隊マスクマン」以来ですな)。ショーでも見事だったそのチャンバラアクション、本編ではさらにすごい剣劇を見せてくれることを凄く楽しみにしています。現在放映中のゴーオンジャーは、いよいよ来週最終話、そしてその翌週からいよいよシンケンジャーがスタートです。まさに待ち遠しいの一言です。