ギャア!!日曜に「明日書く」とか言っておきながらもう土曜です!!そんなわけで春の新番組レポ、今回でラストです!!
・「ソウルイーター」
少年ガンガンで連載されている痛快バトルファンタジーがアニメ化です。本作は史上初、月曜夕方と木曜深夜の連動放送で、まず夕方版が月曜に先行して放映され、それにスペシャル映像をプラスした深夜版が木曜に放映されるというかつてない方式を取っています。また、T.M.Revolutionが「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」以来3年ぶりにアニメの主題歌を担当、作品世界を巧く歌詞に込めて歌っています。物語は死武専に通う武器と職人の成長劇で、一応マカとソウルのペアが主人公ですが、他にブラック☆スターと椿のペア、キッドとトンプソン姉妹のトリオをメインにした話もあるので、実質主人公は三組存在します。武器に変身する能力を持つ者「武器」と、彼らとパートナーを組む者「職人」の関係、それらも作品の重要なポイントとなります。
・「我が家のお稲荷さま。」
ライトノベルが原作です。とある事件をきっかけに高上家に住み着き、彼らを守ることになった天狐空幻(愛称:クー)を中心とした、ドタバタ日常劇が基本ですが、時たまに高上家の次男坊・透を狙って妖怪が襲ってくるので、バトル描写もあります。町中には恵比寿様がコンビニの店長をしていたりと、「かみちゅ!」とは別ベクトルな神様ライフを見ることが出来ます(笑)。クーは狐の姿の他、美女の姿にも美青年の姿にも変身します。長く生きてきたため性別も忘れてしまったらしいのですが、一人称がどの形態でも「俺」であることや、美女姿でもやや男勝りな性格(性格はどれも同じ)なので本来の性別は男だったと考えられます。個人的には世間知らずで色々小さなトラブルを起こすコウがお気に入りです。
・「狂乱家族日記」
こちらもライトノベルが原作です。千年前に世界を滅ぼしかけた閻禍のDNAを持つ者の中から、誰が閻禍の子供かを見出すことを目的とした「なごやか家族作戦」のため乱崎家に集められた者たち。この任務を請け負った乱崎凰火は父親役として、そして彼の妻となったのがまさに傍若無人の塊である乱崎凶華。その身勝手さは周囲をも巻き込み、他者など知ったことかと言わんばかりの暴挙、しかし家族に対してはしっかりと考え、何よりも大切にするというちゃんとした「母親」です。でも基本は凶華様が繰り広げる阿鼻叫喚ハチャメチャワンダーランドな作風です。涼宮ハルヒ同様、凶華様のこのノリについてこられるか否かでこの作品を楽しめるかどうかが決まる、まさにハルヒ同様視聴者を選ぶ作品です(笑)。しかし乱崎家は本当にバラエティに富んだ家族です(笑)。凶華様はネコ耳と尻尾をつけた謎キャラで、他にも人語を喋るライオン帝架、生物兵器の雹霞、ピンクのクラゲの月香と、人間以外のキャラが半分を占めています。人間キャラとしては父親役である凰火、虐待で心に深い傷を負った千花と優歌の姉妹、性同一性障害の銀夏など、一癖も二癖もあるメンツが揃っています。この家族が毎度毎度楽しいドタバタお祭り騒ぎ(たいてい発端は凶華様)を繰り広げていますが、もしこの中で閻禍の子供が見つかった場合、この家族はどうなってしまうのでしょう・・・。今はハチャメチャだけど幸せな家族、しかしいずれはその中の誰かを世界のために消さなければならない・・・。そうなった時凰火は父親として何をすべきか・・・。アニメ本編をそこまで描くかはわかりませんが、この家族の行く末の幸を祈るばかりです。
そんなわけで特急でお送りしてきました春の新番組レポ。夏もそろそろ近いですね。そしたら今度は夏の新番組レポの時期だ・・・。