虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

エルドラン同窓会

2014-07-03 18:18:33 | アニメ・コミック・ゲーム
 ブログ書くのももう半年弱ぶりになりますね。5月の連休にはプリキュア目的で大阪に日帰りで行って来たりもしました。そんなこんなな日々を過ごしてもう6月も終わり、最後に書いたブログの話題で書いたハピネスチャージプリキュアももう20話越え…、そのあたりの話はまた今度書くとして、今回は久しぶりにブログを記します。

 去る6月28日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、「エルドラン同窓会」というオールナイト上映イベントがあり、行って来ました。オールナイトイベント参加は初めてです。このイベントは、来たる7月30日に「絶対無敵ライジンオー」のBD-BOXが発売されることを記念し、開催されたものです。来ている人たちも大体20代後半~30代以上の方が多かったです。リアル世代やその後継縁者とかならそれくらいの年代ですね。
 ここで知らない方のために簡単に説明します。1991年から3年間、俗に「エルドランシリーズ」と呼ばれるロボットアニメシリーズがありました。「絶対無敵ライジンオー(1991年)」「元気爆発ガンバルガー(1992年)」「熱血最強ゴウザウラー(1993年)」と、水曜夜6時のテレビ東京系での放映、作品ごとに異なる作風がありますが、いずれも光の戦士エルドラン(声:島田 敏)からロボットを託された少年たちが、力を合わせて悪と戦うという内容です。大きな魅力は、学校や街など、我々が見慣れた場所がメカニカルな基地に、ロボの発進場所等に変形するという描写、そして何より子供たちそれぞれにドラマがあるというところです。 一作目であるライジンオーは、エルドランからライジンオーを託された陽昇学園5年3組の18人が、「地球防衛組」として五次元からの侵略者ジャーク帝国と戦うという活躍が描かれるわけですが、18人全員に名前、性格等の細かい設定が与えられています。実際ライジンオーに搭乗するのは、日向 仁(声:松本梨香)、月城飛鳥(声:岩坪理江)、星山吼児(声:まるたまり)の3名で、残りは司令室となった教室でバックアップを行います。この手の作品だと実際戦場に向かう者とその周囲数名の者だけにスポットが当たるわけですが、防衛組は18人全員いなければならないという図式になっており、司令官の白鳥マリア(声:吉田古南美)や頭脳格の小島 勉(声:島田 敏)等、役割によってスポットに若干の差があるものの、クラスメートのほぼ全員にスポットエピソードがありました。それを丁寧に描くことで、メイン視聴者の子供は勿論、かつて子供だった年長ファンからも支持を得たわけです。その魅力は語っても語り尽くせないほどですね。

 今回のイベントでは、22時開始で約1時間ほど、当時のキャスト、監督が登壇し、思い出を語るトークショー、その後ガンバルガーとゴウザウラーの1話のHDリマスターを上映、その後は7月発売のライジンオーの傑作エピソードをHDリマスターでいち早く見られ、途中3回の休憩を入れて明け方5時までの上映会という流れでした。トークショーに登壇したのは、ライジンオーで日向 仁を演じた松本梨香さん、ガンバルガーで霧隠虎太郎を演じた折笠 愛さん、ゴウザウラーで峯崎拳一を演じた高乃 麗さん(このお三方は各作品の主人公役)、全作品でエルドランや主要クラスメートを演じた島田 敏氏、そしてシリーズの監督である川瀬敏文氏の5名です。高乃さんは掃除の際見つけたゴウザウラーのTシャツをこの日のために着てきたそうです。各作品の思い出話や意外な裏話(特に主役お三方は必殺技を決めた直後に、「絶対無敵!!ライジンオー!!!」等、ロボット名を勝ちどきとしてあげるため、絶叫でマイクを何本も壊した等w)等が聞けました。本シリーズはクラスメートだけでも人数が多く、この上先生や親、敵幹部等も入れればかなりのキャラ数になるのですが、監督の話によれば、やはり予算の都合もあるため、声優陣は複数の役が出来る方々を集めているとのこと、今回は今回は他にやっていた役についての話もあり、同じ場面に自分が担当する複数キャラが出た時の大変さ等も聞けました。その中で特に印象に残った話は島田氏の最近の体験談。数ヶ月前に自転車をパクられた島田氏は、交番に捜索願いを出しました。その時いたお巡りさんは20代くらいの方だったそうで、島田氏が書いた書類の職業欄に「自由業」と書いてあったので、「もう少し詳しく…」と聞いてきたとのこと、そこで島田氏が「俳優、声優」であると語ったところ、ペンを止めてしばしの沈黙の後、「……エルドランシリーズに出ていた方ですか…?」と聞いてきたそうです。既に20年以上の時が経った作品群ですが、当時の子供やファンもそれだけ年を重ねています。何年経っても忘れない…、街中の一警察官が当時見ていた子供だったことに、島田氏だけでなく、トークを聞いていた我々も驚きと感動を隠せませんでした。
 そしてサプライズゲストとしてオセッカイザーも登場、その完璧なスーツに会場内大爆笑でした。ちなみにオセッカイザーというのは、36話に登場したヒーロー邪悪獣で、「おせっかいな正義の味方は迷惑」という言葉で誕生(邪悪獣は人間の「迷惑」という言葉に反応し、それと同じ迷惑な怪物として誕生する)、爽やかな笑いとナイスリアクション、そして人助けすると引き換えに多大な損害を与える(例えば子供と犬が車に轢かれそうになると周囲の民家を巻き添えに車をぶっ壊す、小火が起きると建物ごと壊して消火等)おせっかい善行ぶりで、最も人気な邪悪獣です。折笠さんと高乃さんは自分の作品ではないからオセッカイザーを知らなかったようで、その格好に複雑そうな様子でしたw。そんなオセッカイザーが持ってきたのはもぎりが切ったチケット半券が入った箱。これをゲスト5名に引かせて、当たった席の方に色紙等素敵なプレゼントという抽選会です。色紙はイベントのために描き下ろされたもの、どれも素敵なものでしたが、その中で僕が最も気に入ったのが、吼児くんと梢ちゃん(4話に登場した山の少女)の色紙、ナイスなカップリングで素敵過ぎる!!まぁ残念ながら当たりませんでした…。
 その後はガンバルガー、ゴウザウラーの第1話のHDリマスターバージョン、ライジンオーの傑作エピソードのHDリマスターバージョンの上映が続くわけですが、ライジンオー本編に入る前に、一目でわかるDVDとBDの違いというわけで、OPと合体シーンの比較ムービーが流れました。前者は同じ画面を中央で分ける(画面中央を境に右がDVD、左がBDの映像といったカンジ)、後者は同じ映像が左右それぞれに流れるといったタイプでした。とにかくまずですね、青の発色が格段に違うのですよ。背景の空は勿論、剣王や獣王のボディなんかがマジで凄い!!剣王なんかこんなに鮮やかな青だったっけかと思うぐらいです!!これが進化した映像技術か…。54インチの4Kテレビを最近手に入れた松本さんはトークショーで、「やっぱBDは4Kで見なきゃ!!」とやたら4Kテレビを宣伝してましたw。そんな金現状ありませんよ…。まさか23年も前の、セル画とフィルム制作の作品がこれほど美しい発色になって映画の大スクリーンに映し出されるとは…。これだけでもこの上映会に来た価値は十分にあるというものです。

 個性溢れる少年少女たちの活き活きした活劇ロボットアニメシリーズ、エルドランシリーズ。その色あせない物語が格段に進歩した映像技術で蘇ります。10代~20代前半の方々で知らない方々も、この機会に是非一度ご覧になってみることをオススメします。これらは全て子供たち、かつて子供だった人たちに、共感して頂けると思います。今の子供たちにも彼らの思いを伝えたい…、未来永劫伝えていければと思います。そんなわけで、第一作目「絶対無敵ライジンオー」のBDーBOXは7月30日発売、二作目「元気爆発ガンバルガー」のBD-BOXは12月発売、三作目「熱血最強ゴウザウラー」のBD-BOXは、来年発売の予定となっています。DVD-BOXシリーズの時同様、三作品分のBD-BOXの全巻連動購入特典もあります。さぁみんな、予約ショップやサイトへ発進!!

 我がサイトは未来に伝えたい少年少女たちの物語を応援しています。



2 コメント

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そういえばエルドランは再来年2016年で25周... (ケロロ軍曹)
2014-07-09 09:56:05
そういえばエルドランは再来年2016年で25周年になるんですね。
僕はお菓子メーカーの大手「カバヤ食品」にエルドランシリーズを使用した組み立てプラキット食玩を発案しているんです。題して「光の戦士エルドランガム」。2012年にエルドランと同じくサンライズが制作をつとめた「勇者シリーズ」(エルドランはテレビ東京制作でしたがこちらは名古屋テレビ(現:メ~テレ)制作)の食玩「勇者伝説ブレイブガム」を見て思いつきました。ちなみに勇者シリーズは来年でこちらも25周年になります。
勇者シリーズの同窓会イベントもぜひとも行ってほしいですね。

ついでにエルドランシリーズは全作品『スーパーロボット大戦』シリーズに参戦しています。勇者シリーズからも「勇者王ガオガイガー(1997年)」のみ参戦していますが、できることなら一作目である「勇者エクスカイザー(1990年)」も参戦してほしいと僕は願っております。もちろん参戦するスパロボのゲームは来年に発売してほしいです。

管理人さんも勇者シリーズもぜひチェックなさってくださいませ。
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 勇者シリーズも知っていますよ。エクスカイザー... (パープルセイント・ジュン)
2014-07-17 22:55:08
 勇者シリーズも知っていますよ。エクスカイザー放映時は、カバヤのガム付属のミニプラモでブルーレイカーを組み立てました。もう片方、グリーンレイカーもあればウルトラレイカーに合体出来たのになぁ…。
 エルドランシリーズは近年のスパロボに参戦する確立は高いですね。やはりリアル世代が20~30代に成長したこともあります。一方でスパロボ参戦はガオガイガーのみになってしまうものの、実は「ブレイブサーガ」シリーズという、勇者シリーズのクロスオーバーゲームがありました。僕はそのゲームのために初代プレイステーションを買いました。それだけに、勇者シリーズは特に思い入れが強いシリーズです。無論エルドランシリーズも忘れがたい作品たちで、今回の上映会で当時の懐かしい思いが再び燃えたぎってきました!!BOX届いたら早速見なければ!!
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