虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

フレッシュプリキュア!おひろめカーニバル

2009-01-31 20:55:04 | プリキュア

 本日、毎年ウルトラマンフェスティバルが開催されている池袋サンシャインシティ文化会館にて開催された、明日2月1日より放映開始のプリキュアシリーズ第6作目「フレッシュプリキュア!」のおひろめカーニバルに行って参りました。

 最初向かったのは毎年ウルトラマンフェスティバルが行われている文化会館4Fの展示ホールBですが、奥の方にステージがあるだけのさっぱりした作りです。物販コーナーや展示コーナー、そして体験コーナー等は、3Fの展示ホールA1(ウルトラマンフェスティバルとほぼ同時期に開催されるトミカ博が行われているホールです)に設置されており、この展示ホールBはステージライブのみに特化されているようでした。毎年ウルトラマンフェスティバルのため来ているホールでしたが、パーテーションも展示物もないだたっ広さを見ると、とても同じ会場とは思えない、まるで知らない場所に来たような錯覚すら感じました。まぁ、ステージにはもの凄い人数のファンや親子連れが来ていたので、これだけの広さを確保するためにも、ライブエリアと物販、展示エリアを分ける必要があったのでしょう。

 ステージでは開始早々、キュアドリームとミルキィローズが登場、2年間「Yes!プリキュア5」と「Yes!プリキュア5 GoGo!」を見てくれたみんなに感謝のメッセージを送りました。そして新たなプリキュアの紹介の前に、明日放送される第1話のダイジェストが流れました(無論オープニングも)。敵組織・ラビリンスが全世界の支配、統制に必要なため狙っている無限メモリー・インフィニティですが、これまでのプリズムストーンやドリームコレット、ローズパクトのように、強奪しようとすれば出来る代物ではなく、人々の悲しみや絶望などの負の感情を、不幸ゲージに溜めて満タンにするという条件を満たさなければ出現しないらしく、人々の悲鳴や絶望を集めるため悪事を働くという、これまでのプリキュアの敵組織とは少し行動原理が異なっています。そして第1話ダイジェストはキュアピーチの変身ムービーと同時に終了、次に主役3人の着ぐるみキャラが登場しました。それぞれの自己紹介やアイテム紹介などを行った後、ラビリンスの女幹部・イースも登場、ナマズ型のナケワメーケを差し向けます。このナマズナケワメーケ、見たカンジは昭和のライダーに出てきそうなデザインです(笑)。昨年サンシャインで行われたプリキュア5 GoGoショーでもウルトラ怪獣っぽいホシイナーが出てきていますし、ステージショーになるとTVのような大型の敵が出せないというデメリットを改めて痛感しました。ナケワメーケが登場してから、プリキュアとバトルするミニショーが始まりました。
 ちなみに、前回ブログにも書いた通り、敵幹部は皆人間型で、普段はイースは東せつな、ウエスターは西 隼人、サウラーは南 瞬という人間として、作品舞台となるクローバータウンに潜伏しています。プリキュア5シリーズのように人間態から怪人態という変身ではなく、プリキュア同様、髪の色や型、衣装などが変わる変身方法を取っています(変身の際は「スイッチオーバー」と言っていた模様)。
 今回もプリキュア5同様、個別の必殺技を持っていますが、必殺技名を叫ぶ前の「悪いの悪いの飛んでけ!!」という台詞が印象的過ぎて、肝心の必殺技名の方が思い出せなくなってしまいました(まぁもうすぐ放送ですし、しばし待ちましょう)。
 勝利後は観客から盛大な拍手。そして最後は番組の顔とも言うべき主題歌ライブ。まずはオープニングテーマ「Let's!フレッシュプリキュア!」を歌う茂家瑞季さん、現在高校1年でつい昨日16歳になったばかりだそうで、これまでのプリキュアシリーズの歌でコーラス部分を多く務めてこられた方です。コーラスから主題歌シンガーへの抜擢は凄いの一言、歌唱力もかなりのもので、今後の活躍にも期待です。オープニングは歴代に負けないくらい元気の出る歌で、四代目の新たな活躍の門出にふさわしいカンジに仕上がっていました。続いてエンディングテーマ「You make me happy!」を歌う林 桃子さんが登場。林さんは渋谷を中心にライブ活動をされている方で、歌もダンサンブルかつカジュアルなカンジになっていました。ダンス向きな歌なので、劇中ミユキが所属するダンスアイドルユニット・トリニティのバック曲にも使われています。おそらくエンディングではプリキュアたちもこの歌に合わせてダンスするのでしょう。主題歌CDの発売は放送から僅か3日後の2月4日、早々に購入して聴いてみましょう。

 ステージを見終えた後は3Fで開催されている物販コーナーや商品展示コーナーや体験コーナーなどがありました。特に注目なのはステージでもプリキュアが紹介していた変身携帯手帳リンクルンと、鍵型妖精アイテム・ピックルン。メインはリンクルンの方で、ダイジェストムービーではピックルンがラブちゃんの携帯に宿り、リンクルンに変形しているので、電子手帳でありながら携帯電話でもあるという、最近の多機能化著しい携帯の文化を取り入れています(でも基本的に手帳の形なので携帯電話型とは違いますね)。このリンクルンの上部にクローバーキーという鍵を差し込んで手帳を開き、「チェィンジ!プリキュア・ビートアップ!!」のかけ声で変身します。商品のリンクルンは、手帳故のその薄さもさることながら、かなり小型のアイテムで、歴代変身アイテムの中でもかなり目を惹きます。デフォルトはラブ専用のピンク色ですが、青と黄色のきせかえシートが付属し、美希用にも祈里用にも出来ます。そしてこれと連動するのが、鍵型妖精・ピックルン。劇中では4体存在し、内3体が現在発表されている3人の携帯に宿り、リンクルンに変形させました。商品のピックルンは、表情を液晶で表現、ピンキーキャッチュのようにシャカシャカ振ることで色んなアイテムなどがゲット出来る上、リンクルンの上部に差し込むことでデータ転送が出来ます。そしてリンクルンやピックルンに収められたデータは、シフォンのお喋り人形「シフォンお世話になります♪」に歴代アイテムのように赤外線通信を行うことが出来ます(リンクルンのデータを送信するとシフォンにアイテムをあげることが出来、ピックルンのデータを送信するとシフォンが挨拶をします)。シフォンと言えば、この会場に入ってすぐのところに、ドデカいシフォンの人形が展示されていました。待ち合わせ場所とかの目印になりますね(笑)。

 今回のお披露目カーニバルで、明日の放送への期待度が大いに上がった「フレッシュプリキュア!」。おジャ魔女や他の女の子向けアニメですら達成出来てないシリーズ5年目を達成し、ついにセーラームーンの壁を越えて6年目に繋げられたプリキュアシリーズ。四代目プリキュアのこれからの活躍に、大きく期待しています。

 我がサイトはプリキュアシリーズを応援しています。


平行世界における「if」の世界

2009-01-26 22:39:50 | ヒーロー

 最初に注意。今回取り扱う話題は、あくまで僕の仮説に過ぎません。その辺を了承した上で読んでください。

 昨日、平成仮面ライダーシリーズ第10作目「仮面ライダーディケイド」がスタートしました。様々な問題点を残した前作キバの反省から、例年より早い、放送の2ヶ月くらい前から大々的な宣伝を行ってきました。その最大の売りである、全ての「平成ライダー世界を繋げる」というコンセプトのもと、第1話はヒロイン・光 夏海の悪夢内におけるライダー大戦から始まり、いきなり大勢のライダーがある一点に向けて総攻撃をし、そして最後は誰一人残らず殺伐とした光景が残ります。唯一人、彼女が「ディケイド」と呼んだ、謎のライダーだけが、光に包まれて存在していました。ディケイドは全てのライダーを繋げる者であると同時に、全てのライダーを破壊する者。果たして夏海の夢で繰り返されるライダー大戦は過去に起きたことなのか、それともこの先未来で起きることなのか・・・。その夢から目覚めて平穏な日常シーンが入りますが、その日常はあっという間に突然終わりを告げます。そして夏海は夢の中で見たディケイドのベルトを発見、士はそれを手にしてディケイドに変身します。そしてカブト、ファイズ、響鬼と次々に姿を変えながら戦いますが、何故かどれも戦い方を知っています。彼が記憶喪失だということも今後の伏線になることでしょう。そして渡が世界崩壊を止めている間、9世界のライダーに出会うことに。かなりテンポが早いですが、最初に向かったのはクウガの世界。オリジナルでは五代雄介がクウガに変身していましたが、ここでは小野寺ユウスケなる人物がクウガとなって戦っています。

 役者の都合もありますが、ディケイドにおける歴代平成ライダーの世界は、全てオリジナルの世界とはパラレルの世界となっています。ディケイドはこれまでバラバラだった平成ライダーの世界を繋げるという離れ業を行うため、平行世界論を取り入れました。ゴーオンジャーにおいてのブレーンワールドの概念だと、世界は、メインブレーンという膜の上に存在しており、その膜の上にヒューマンワールドやマシンワールドなど、様々な世界に分かれているとされています。これだと全ての世界が、平面的な膜の上に存在し、その平面的な膜が平行して存在するという考え方になります。しかし、平成ライダーは各作品の映画版を見てもわかるように、何度もパラレルワールド的なパターンを取っています。つまり、一つのライダー世界でも、多数の世界が存在するのです。この考えだと、平行世界は膜の上というよりは、様々な「if」がある多面体の上に存在することになります。これはルービックキューブに例えると、初期状態のルービックキューブは、6つの面に6つの色が配置されています。例えばある一つのキューブをクウガの世界と考えます。そしてこれら一面一面を、可能性の世界と考えます。我々が知っている五代雄介が変身するクウガの世界は、このキューブの一面でしかありません。しかし、もしあの時、九郎ヶ岳の遺跡に出向いたのが五代雄介でなかったら?よしんば来ていたも、ベルトを手にしたのが彼でなかったら?彼と出会ったのが一条 薫でなかったら?一つの世界でも様々な「if」が存在します。今回我々が見ている小野寺ユウスケのクウガは、我々が知らないキューブの別の面の世界、即ち、遺跡に出向いたのが五代雄介ではなく、彼だったという「if」の面の世界です。
 現在入っている情報だと、龍騎の世界においても龍騎とナイトに変身するシンジとレンは、我々が知っている城戸真司と秋山 蓮ではありませんし、そこにはオリジナルには登場しなかったミラーライダーとして仮面ライダーアビスが登場します。さらに、士に世界の崩壊を伝えに来た紅 渡とは別の人物がキバに変身する世界すら存在します。渡が世界崩壊をしばしの間、自分と仲間たちで防ぐと言っていましたが、もしかすると彼の仲間たちというのが、我々の知るオリジナルの世界のライダーたちではないでしょうか。彼らが世界崩壊を防ぐのに手一杯なため、同じキューブ(世界)の他の面(世界)の戦士を代役として選んだ、そういう解釈も可能なわけです。

 「if」の世界、可能性は様々な所にあります。例えばウルトラマンで、もしハヤタと激突したのがウルトラマンではなくベムラーの方だったら(このifは映画「ULTRAMAN」でも取り扱われています)?セブンやメビウスみたいにある人物をモデルに地球人に変身したウルトラ戦士たちが、もしその人物と一体化していたら(特に後者、メビウスにおいては、彼がヒロトを救うことが出来ていれば間違いなく彼と一体化していたことでしょう)?昭和の仮面ライダーでもそうです。もし本郷 猛があのまま脳改造を受けてしまっていたら?よしんば正義の戦士になったとして、その後改造された2号ライダーがショッカーの思惑通り、悪のライダーとして誕生していたら(この「if」は映画「仮面ライダーTHE FIRST」でも見ることが出来ます)?作品を世界だと解釈するならば、平面的な膜以上に、様々な「if」の多面体の中から選ばれた世界を、我々は見てきているのです。逆にこれを多面体でなく、道だと解釈すると、「if」は分かれ道と解釈出来ます。皆さんも日常において経験はないでしょうか?あの日、あの時、あの場所で、この選択をしたため今の自分があるが、もしその時別の選択をしたら、どうなっていたんだろう・・・と。

 物語は様々な可能性を秘めています。その中で別の者が主人公になる世界も存在する。これまで平成ライダーの映画が公開される度に、そのほとんどがパラレルワールドであるため、同じ作品世界の別次元を平行する平面膜として考えてきました。しかし、今回のディケイドにおいて、これら平行世界は決して平面膜ではなく、様々な「if」の世界面を持つ多面体の世界だという仮説が、僕の中で浮かび上がりました。よってこれから出会う歴代ライダーたちもまた、我々の知らない別の面の世界の者たちなのかも知れません・・・。


平成ライダークロニクル2

2009-01-22 00:59:35 | ヒーロー

 さて、前回はクウガ~ブレイドまでを簡潔に紹介しました。今回も出来る限り簡潔に説明していきたいと思います。

 シリーズ6作目は「仮面ライダー響鬼」、2005年に全48話放映された、鬼をモチーフにした珍しいライダーです。実は当初ライダーとは違う和風ヒーローを企画したそうですが、結局ライダーでいくことになったため設定やデザインを流用、そのため平成は勿論全シリーズ中でも異彩を放つ異色中の異色作です。もはやベルト以外ライダーの原型を留めないそのデザインにはまたも驚いてしまいましたが、別の観点から見れば初代ライダーが持っていた「仮面ライダーは異形の存在」というコンセプトに別ベクトルで挑んだとも言える野心作です。前5作とは異なるその独特の作風に徐々に親しみを覚えてきた上、何より他のライダー(鬼)が仕事仲間という設定にすることで、それまで新ライダー登場の話を聞く度「またライバルが増えるのか・・・」と不安だったのが、「新しい仲間が増えるぞ!」という期待感に変わりました。以前のブログでも言いましたがこれは問題だらけと言われる響鬼が成しえた最大の功績だと断言出来ます。しかし、良いものを作ろうとする意気込みは見られたものの、予算とスケジュールという現実にはやはり勝てず、後半はプロデューサーとメインライターが変更、大きく作風が変わってしまったことが非常に残念でなりません。もし最初のままの作風で最終話までいったら、どんなラストになっていたのか、今でも気になります。数々の問題を残したまま終了してしまいましたが、主人公・ヒビキさんは今でも憧れの大人です。

 2006年、仮面ライダー生誕35周年記念作として登場したのが、全49話放映されたシリーズ第七弾「仮面ライダーカブト」です。完全新生を謳った前作響鬼とはうって変わってライダー35周年として昆虫モチーフに原点回帰、しかも最も人気の高いカブト虫をモチーフにし、そして主人公をこれまでのヒーローの型にはまらない俺様系にするなど、原点回帰と新機軸のハイブリッドとして大きな意気込みと期待を背負って登場しました。しかし、いくら35周年だからってライダーをコンスタントに増やしすぎたこと、中盤まで料理場面が多すぎて物語が遅々として進まなかったことなどは、同時期に放映していたウルトラマンメビウスが上手く段取りをこなしていたのとは対称的に、大きな段取りミスと言わざるを得ない失点でしたね。結果大量にばらまいた謎や伏線のしわ寄せが後半に押し寄せたり、活躍の少ない(または出す必要のない)ライダーやキャラが際だつなど、35周年という記念すべき年に多くの問題を残すこととなってしまいました。とはいえ、ザビー~サソードまで初っ端カブトと対立するライダーが続いた中、ガタックは始めからカブトの仲間として登場、後半多少ヘタレたものの、いい意味でも悪い意味でもカブトのパートナーとして、物語の中核を二人で担ったと言える上、終盤の二人の熱い絆、天道がひよりに告げた心からの言葉のシーンなど、評価点も結構多いです。この作品を一言で言い例えるなら、「天道のキャラで一年間乗り切った作品」です。まさに天道総司あってのカブトと言えるほど、天道のキャラは見応えがありました。

 2007年に全49話放映され、放映終了後も映画が2本作られたため皆さんの記憶にも新しい「仮面ライダー電王」。「電車に乗るライダー」というこれまたぶっ飛んだ領域に挑戦、メイン必殺技がキックじゃない、変身前後では人格も声も違う、操縦する電車がタイムマシンなど、これまでのライダーでは考えられなかった新機軸をふんだんに盛り込んだ野心作中の野心作です。最大のポイントは良太郎を演じた佐藤氏と、モモたち仲間のイマジンを演じた声優群の好演ぶりで、それまでやや大人向けでダークな印象のあった平成ライダーを子供受けしやすい明るい作風にしたのが勝因と言えます。視聴率の低下に歯止めをかけることは叶いませんでしたが、ブレイドから不振だった売り上げは大きく回復しました。また、カブトでコンスタントにライダーを増やしすぎた反省から、追加戦士はゼロノス一人にし、さらに彼に変身制限(というよりあれはペナルティですな・・・)を設けることでライダーバトルを一回だけに抑えたのも高評価です。基本的に武器に頼った戦い方なので、バトルシーンは酷評が飛んだものの、総合的に見れば、結果近年稀に見る大ヒット作となり、先にも述べたように放送終了後も映画が2本制作されましたが、逆にこれが後番組のキバの盛り上がりを大きく阻害する要因の一つになってしまった感は否めませんね。

 そして先日終了した2008年のライダーにして平成第九弾、そして石ノ森章太郎先生生誕70周年記念作ともなった「仮面ライダーキバ」。放送前はそのスタイリッシュな格好良さや魅力的な要素を多分に含み、期待されていましたが、電王人気の後引きの影響が盛り上がりを、二時代交互描写が物語の進行と双方の主人公の均衡取りを大きく阻害してしまい、結果これまで以上に賛否両論を巻き起こすことになる問題作に発展・・・。現代編が物語として機能し始め、面白くなり始めたのはサガが登場した辺り、そして本格的に面白くなったのがダークキバ登場辺りなのですが、その時期はもはや終盤で、ファンの興味も新ライダー・ディケイドに移り、もはや手遅れだったとしか言いようがありません。とはいえ終盤の異常な盛り上がりは、通常終盤になると失速すると言われている平成ライダーの妙なジンクスをある意味覆したので高評価でしょう(まぁ詰め込みすぎでしたが)。あと、色々問題が多かった現代と過去を交互に見せる二時代交互描写ですが、生かされた話もありました。第9、10話の大村さんの話が初めて現代と過去が上手くリンクした好例で、そしてそこから繋がる二時代でのブラッディローズ製作と修理が、二時代交互描写が最大限に生かされた話です。それぞれ祈りを込めて演奏し、音也のバイオリンとして完成するブラッディローズと、渡のバイオリンとして生まれ変わるブラッディローズの比較描写がとても印象的で、大村さんが音也と渡それぞれに、いずれ自分にふさわしいバイオリンを持つことになると言っていた所からの伏線だったわけなので、第35話「ニューアレンジ・飛翔のバラ」はキバ最大の評価点の一つと言えます。また、イクサこと名護啓介のボタン収集癖も、始めはどうでもいい、くだらない設定かと思いきや、名護さんが過去に行って真夜にボタンを渡したこと、それが息子・渡に託されたこと、そして渡が過去に行った際母親からお守りとして貰ったと、音也と真夜にボタンを見せたことと、実はこのボタンが現代と過去を繋ぐ重要なキーアイテムとして機能しており、この伏線の繋げ方はかなり上手かったと思いますね。これもまたキバの評価点。ファイズ同様、ヒーロー番組としては問題作ですが、最終話で渡も、名護さんも、大牙も、皆登場当初とは別人のように成長した姿を見せてくれたことから、ライダーたちの成長劇として見た場合、ファイズ以上の面白さを見出すことが出来ます。この作品は1話1話が物語ではなく、全48話通して一つの物語として成立する作品です。

 以上駆け足でクウガ~キバの9作品を紹介してきましたが、皆さんが初めて見た平成ライダーはどれですか?マイベストライダーは誰ですか?そしていよいよ始まるディケイドに、どのような思いを馳せていますか?10作目という大きな節目を迎えた平成ライダーは、次なる進化のために、ヒーローのエンターテイメント的作品になってもらいたいと大いに期待しています。


平成ライダークロニクル1

2009-01-21 23:35:25 | ヒーロー

 先日、「仮面ライダーキバ」が終了し、いよいよあと数日後、1月25日日曜に、平成仮面ライダーシリーズ第10作目「仮面ライダーディケイド」が始まります。これまで世界観がバラバラだった平成ライダーが、一本の線で繋がる壮大なスケールで描かれる物語。全てのライダーを繋げる者であると同時に、全てのライダーを破壊する者でもあるディケイド(これはヒロイン・光 夏海がうなされているライダー大戦の悪夢において、ディケイドが全てのライダー共通の敵であるため)。果たして平成の10号ライダーは、どのような伝説を残してくれるのか、今から非常に楽しみです。

 さて、我がサイトに来られている方々は、平成ライダーをどこから見ていますでしょうか?最初のクウガから見ている方もいれば、中期のファイズや響鬼、近年の電王やキバが初めて見たライダーだった方、果てはクウガ時代幼くて初期の平成ライダーをリアルタイムで見ていない方もいるのではないかと思います。そこで今回、そういった方々のために、ディケイドで一本に繋がるクウガ~キバの9作品がいかなるものだったかを簡潔ではありますが、説明していきたいと思います。

 まずは2000年に全49話放映された「仮面ライダークウガ」。記念すべき平成ライダーシリーズの第一作目です。TVシリーズとしては1988年の「仮面ライダーBLACK RX」以来12年ぶり、新ライダーとしては1994年の「仮面ライダーJ」以来6年ぶりの作品であり、仮面ライダーの原作者・石ノ森章太郎氏がこの2年前に亡くなり、最早ライダーの復活は絶望的とまで言われていた時、時代は再びライダーを求め、復活しました。クウガはそれまでのライダーとは全くコンセプトを変え、全く新しい世界観、設定を構築、さらには明らかに子供向けとは思えないリアルなドラマを展開し、子供以上に大人の視聴者たちを多く獲得しました。クウガの最大の特徴は、状況に応じて4つの姿にフォームチェンジ出来るという点です。強化変身の元祖はストロンガーのチャージアップや、RXの二段変身など、先駆者がいるものの、フォームチェンジはその後の平成ライダーには欠かせない要素となりました。それまでの昭和ライダーとは明らかに異なる作風に、当初度肝を抜かれ、戸惑ったファンも大勢いたと思います(僕もその一人です)。しかし、今考えると現代まで続く平成ライダーの礎を築いた上、バイクアクションもシリーズ随一だったのも評価出来ます。「仮面ライダー」であってそれまでの「仮面ライダー」でない、全く新しいヒーローシリーズとして誕生した本作、主題歌にもある通り、「時代をゼロから始めよう」と、新世紀の「仮面ライダー第0号」とも言え、平成第一弾にして賛否両論含め多くの話題を作るには十分な魅力を兼ね備えていた秀作です。ことに敵・グロンギの存在は、リアリティ重視の作風だったことから初代ライダーとかが持っていた「身近な恐怖」を別ベクトルで表現出来ていたと言えるでしょう。

 続いて2001年に全51話が放映された「仮面ライダーアギト」。平成第二弾にして、仮面ライダー生誕30周年記念作としてもの凄い力が入れられ製作されました。本作では、それまでにない要素として、最初から立ち位置の異なる3人のライダーが登場、以後複数ライダー制は基本フォーマットとなります。アギトは王道的なデザイン、G3はメカニカルデザイン、ギルスは生物的なデザインとなっています。そして大きなポイントは、この3人は最初仲間ではなく、互いに出会い、意見の違いや誤解から対立し激突、そして和解して共闘するという流れを、見事に描いています。故に最終決戦で3人が共闘するシーンを見ると熱い思いを感じてしまいます。物語は謎が謎を呼び、目が離せない展開も視聴者を惹きつけ、いくつか消化不良の伏線や終盤の失速がやや残念ではありますが、視聴者の興味を1年間引っ張り、今なお平成最高視聴率と最大話数をキープ、やや強引とはいえ物語をきっちり簡潔させたのも評価出来ます。複数ライダー制の採用、バトルシーンの多様化、毎年の映画も本作が最初で、まさにヒーローのエンタテイメント性を大きく模索した野心作だったと言えましょう。そして本作において忘れてはいけないのが、アナザーアギトこと木野 薫です。翔一たち各々にライダーとしての悩みや葛藤はありましたが、彼が抱えていた苦しみは「悲劇の戦士」という名が合うくらい群を抜いており、彼のアンチヒーロー的な格好良さは今でも人気です。ちなみに個人的に好きな台詞として、最終話におけるG3-Xこと氷川 誠の「ただの人間だ!」という台詞ですね(地のエルに「お前はアギトではない。なのに何故これほどの力を!?お前は何者だ!?」という問いに対して)。一人だけアギトではないがために、「アギトになりたいのかも知れない」とまで言っていた氷川 誠が最後に導き出した結論、それは人間・氷川 誠として生きること、それを言葉にして叫んだあの台詞は凄く格好良かったです。もう一点個人的に良かったのは最終話の一つ前、自殺を図ろうとした可奈を翔一がつかみ、そこに沢木が「離すな!お前の手は、人を守る手だ!」と手助けしたシーンです。かつて雪菜の手を離してしまった彼が、翔一に自分と同じ十字架を背負わせないため翔一の心に叫んだ台詞として、凄く心に響きました。アギトという作品は、悪と戦うヒーローものというよりは、登場人物たちそれぞれが、「自分が自分らしく生きていくために何をすべきか、何を為すべきか、何を見つけるべきか」を模索する自分自身との戦いを上手く描いていたと思います。

 続いて2002年に全50話が放映された「仮面ライダー龍騎」。平成ライダー第一の大きな転換点となった作品で、異世界ミラーワールドから人間を狙うモンスターに立ち向かう仮面ライダーが13人おり、しかもその13ライダーは自らの望みをかけ、最後の一人になるまで戦うという重い宿命を背負った、ライダーの中でも異色作です。始まる前はそのデザインや設定に非難囂々でしたが、いざ始まると意外に人気が出たから驚いた記憶があります。ライダーバトルを主軸に持ってきた本作は、それについては無論賛否両論ですが、その後の作品のライダーバトルの理由が「コイツ気にくわない」「考え方が違うから」とかいうしょうもない理由が増えたことを考えると、「そういう掟だから」という絶対かつこの上ない理由を設けたことで、本作のライダーバトルはある意味最も理にかなっていると言えます。「唯一の正義」を否定したことで様々な考えで戦うライダーたちのドラマの重厚感があり、何よりライダー役者の大半が芸達者だったことが高評価です。ことに王蛇こと浅倉 威役の萩野氏やタイガこと東條 悟役の高槻氏は前に別のヒーローをやってたのを感じさせないほどの演技を見せてくれました。物語も賛否両論な割に平成の中では群を抜いて人気があるため、本作は平成シリーズの中でもオススメです。それとこの龍騎という作品で最も評価すべき点は、「仮面ライダー」に戦隊のような自由度を設けたです。「ライダーはこうデザインしなければならない」「ライダーはこうあるべき」というある意味ライダーシリーズの設定の自由を縛っていた足枷を取り払ったエポック的作品です。この作品がなければ、後の平成ライダーも誕生しなかったことでしょう。また、本作のライダーはバイクの使用が少なく、その代わり各々に契約モンスターがいます。これについては以前ブログでも書きましたが、英単語「ride」の意味の一つに「支配する」という訳があり、これを「使役する」に置き換えると、モンスターを使役しその力を行使するという意味になり、バイクを持たずとも「ライダー」という名が成立します。これもまた、その後のライダーに自由度を設けました。

 シリーズ第四弾は2003年に全50話が放映された「仮面ライダーファイズ」です。当初デザインにはこれまた驚いたものの、アクション向きバイクの登場、前作で13人も登場した反動か、当初ライダーはファイズ一人、さらに敵側にもドラマがあるなど、多少変化球な原点回帰と思わせておいて、実はかなり超変化球だった本作は、登場人物の群像劇が平成随一とも言える人間ドラマを展開しました。「善悪二元論」を否定したことで多様な人間ドラマが展開されましたが、見ていた子供たちは誰が正義で誰が悪か混乱したのではないかと思いますね。そんな様々な思いが錯綜する中、自分のスタンスや人間でないことに悩み葛藤し、人間として戦う道を選んだ主人公・乾 巧は今でも平成主人公の中では一番好感の持てるキャラです。ヒーロー作品としては問題が多すぎですが、乾 巧の成長劇として見た場合、その完成度はかなり高いと言えます。また、映画版はTVシリーズとは完全に世界観を切り離しているため、ほぼ予備知識無しで見られるライダー映画として、平成映画版の中でも特に高い完成度を誇っています。未見の方は是非オススメです。

 シリーズ5年目は、2004年に全49話が放映された「仮面ライダーブレイド」。トランプとそれに符合する昆虫がモチーフ、4人中3人が明確に「スーツ」だと強調するデザイン、そして全員がアクション向きのバイクを所持するなど、これらの原点回帰要素と共に、敵を倒すのではなく「封印」する点や、ライダーが「職業」であるなどの新要素も入れるなど、意気込み満載な作品として登場しました。しかし、前二作の物語の強インパクト感の後引きか、全体的な物語はやや地味になった感は否めず、役者のキャリア不足による滑舌が上手く言ってない台詞群・オンドゥル語などの名(迷)物を生み出したり、初期の話がインパクト不足だったのが痛かったですね(レンゲル登場辺りから話にインパクトが出始め、見応えある作品になりましたが)。出だしをしくじったこと、裏番組にポケモンサンデーが来たこと、玩具面でベルトよりラウザーを重視してしまったことなどで、視聴率と売り上げがピークだったファイズを大きく下回ることになる結果になってしまったものの、終盤の4ライダー共闘やジョーカーの葛藤など、評価点もかなり高く、何よりあんな最終話、誰が予測出来たでしょうか(伏線はありましたが)?出だしこそしくじったものの本作は平成のターニングポイントとして重要なポジションではないかと思います。

 次回は響鬼~キバを紹介してきます。


映画レスキューフォース レポ

2009-01-14 01:20:43 | ヒーロー

 おっと、うっかり日付をまたいでしまいました(汗)。1月12日、昨年11月から上映されていた映画「Yes!プリキュア5 GoGo!お菓子の国のハッピーバースディ」が最終上映だったので、二度目の鑑賞に行きましたが、同日の午後、現在土曜朝8時に大人気放送中の「トミカヒーロー レスキューフォース」の映画「トミカヒーロー レスキューフォース THE MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!」を見て来ました。実はその前日である1月11日にも映画館に足を運んだのですが、僕が行った時には既に満席状態だったためその日は諦め、12日に改めて出直して見に行きました。チケットは朝のうちにプリキュアの映画と同時に購入しましたが、早めに買っておいて正解でしたね。プリキュアを見終えてしばし時間をつぶした後、上映前に再び映画館に戻ってみると、何とレスキューフォースの席が前日に引き続き満席状態になっていたのです。館内に入るともう本当に満席状態!!レスキューフォースがここまで人気になるとは思いもよりませんでした。以下はネタバレを含めた感想レポになるので、まだ見に行ってない方は読まないことをお勧めします。

 まず最初に、同時上映である短編映画「爆走!トミカヒーローグランプリ」が始まりました。これはレスキューフォースのメンバーが各自の愛車を駆り、下町や山道、サーキット等様々なコースを激走する、レースムービーです。冒頭でそれぞれ自分のビークルのメンテ、チューンナップしているシーンが凄く印象的です。R1は総排気量、最大出力やトルクなど、あらゆる面で最高レベルのコアストライカーMAX、R2はシリンダー内混合気の圧縮比を上げることでスピードを強化したコアセイバー、R3はパワーを犠牲にしたかわりに安定性と排気量アップに重点を置いたコアサーチ、R4はコアストライカーMAXと同等のスペックを持たせつつ、加速性を強化したコアエイダーと、4人それぞれの愛車を異なるチューンナップでレースに挑みます。そして何と、隊長ことR5も、隊長のみに乗ることを許されたスーパーハイスペック車・コアストライカーキャプテンで参戦(コアストライカーキャプテンの車体は、コアストライカーMAXが改造される前のコアストライカーと同型ですが色は黒です)。途中ネオテーラのマシンもレースに乱入し、おまけ映画とは思えないほどの大迫力でした。この短編映画が終わると間髪入れずに本編「マッハトレインをレスキューせよ!」がスタート。

 物語は光たちが前期OPのアレンジミュージックに合わせてダンス練習をしているところから始まりますが、何とこのダンスの振り付けを担当したのは、R2こと陣雷響助役の野口征吾氏です。このダンスに、今回のヒロイン・ミユキ(演じるは舞島美有紀さん)が参加、ダンサーになる夢を持ちながらも、それに反対する両親に対して勇気を持てないという役柄ですが、彼女のこのパーソナリティがこの映画全体の縦糸となります。
 一方今回ネオテーラと手を組み、騒動を起こすのは悪の科学者ドクトルマドゥ。本名は機械工学の権威・真殿麻太郎博士で、今回のサブタイトルにも登場する、ヌーベルトーキョウ駅からアメリカ、ヨーロッパ、アジア等を通り、ヌーベルギンザ駅まで世界一周する夢の超特急・マッハトレインに恨みを抱く男です。元々は彼の開発したメタルトレインが採用されるハズが、最終的に採用されたのがマッハトレインだったための逆恨みです。マッハトレインは発車してしばらくすると、ドクトルマドゥの操るメタルトレインが先頭車輌にドッキング、恐怖の暴走特急へと変貌します。しかも列車の中にはレイ(R3)と寿里(R4)、そしてミユキも乗っており、乗客たちは大パニック。こういった乗り物などの災害で恐ろしいパニックを見事に描いています。ちなみにドクトルマドゥを演じているのは、南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太氏です。TV版でもよゐこの濱口 優氏やますだおかだなどのお笑い芸人がゲスト出演したことがあり、そもそもネオテーラ3幹部の声も安田大サーカスの3人が演じているので、その流れで起用されたのでしょうが、とても初めての本格映画出演とは思えないほど、狂気の天才科学者ぶりを熱演してくれました。
 マッハトレインのレスキューに出場するレスキューフォース、しかし当然ネオテーラの妨害が入ります。R1とR2の大ピンチを救ったのは謎の男・刑部零次。彼はゼロファイヤーなるトレーラー型大型ビークルを呼び(コンテナ部はマイトガインのマイトカイザーのコンテナを連想させる形)、中型ビークルを発進させて障害物を除去、さらにコアストライカーファイヤーを呼び、それに搭載されているシステムを使いその場でR0なるレスキュー戦士に着装します。通常基地(レスキューフェニックス)内でしか着装出来ないレスキューフォースですが、R0はコアストライカーファイヤーを使うことで、外でも着装が出来る特殊仕様のようです。ちなみにこの刑部零次の正体はラストで判明しますが、演じたのは何と仮面ライダー1号こと本郷 猛を演じた藤岡 弘、氏です!!素顔のアクションもいまだに衰えを見せず、元祖ヒーローここにありという貫禄を見せてくれました。R0から新ツール・レスキューザンバーを受け取り、マッハトレインの救助に向かうR1たち。そこからのレスキューシーンは口では言い表し切れないほどの超ド迫力の連続です!!そして最近TVでも登場したばかりの空飛ぶ新ビークル・レスキューダイバーもこの映画で出場と、とにかく見所満載、迫力最高と、近年の特撮ヒーロー映画の中でもトップクラスの出来だったと思います。なお、ラストシーンでドクトルマドゥを逮捕するため出てきた警察の中に、何と「魔弾戦記リュウケンドー」の鳴神剣二を演じた山口翔悟氏と不動銃四郎を演じた源氏がいます。さらに二人の後ろを自転車で通りかかった一般人は白波鋼一を演じた黒田耕平氏!!最後の最後で夢のコラボです。

 以上駆け足かつかなり端折りつつレポしましたが、この映画、マジで凄いの一言です。二日連続で満席になる理由もわかる気がします。見ている子供たちもド迫力のレスキューシーンに釘付けだったようです。まだ見ていない方は公開終了日も近いので、大急ぎで見に行くことをオススメします。

 先にも述べたように、レスキューフォースがここまで人気になるとは思ってもみませんでした。トミカという長年のブランドの力、そして松竹がリュウケンドーで培った特撮のノウハウ、そして近年進歩を続けるCG技術など、様々な好要素が重なり、ここまでの人気を得たのでしょう。そして今年4月からは、トミカヒーロー2(仮)が放送開始されます。なんとシリーズ化です。ウワサだと次回作は警察がモチーフとのことですが、今からワクワクが止まりませんね。


プリキュア三昧!!

2009-01-13 02:03:08 | プリキュア

 いよいよ現在放映中の「Yes!プリキュア5 GoGo!」が残り2話で最終話を迎えます。最終決戦に向けて大きくうねりをみせている物語、果たしてプリキュアは、館長の狂気の野望を食い止めることが出来るのでしょうか!?最終決戦は近いです。

 そういえば、昨年11月に封切された映画「Yes!プリキュア5 GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ」、無論公開直後に見に行ったのですが、何と昨日、1月12日が最終上映だったのですよ。随分ロングランでしたね~。この映画には5分間の超短編映画「プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ」が同時上映されていましたが、そちらでは何と、プリキュア5周年を記念し、歴代プリキュアが一同に介するという夢の大競演劇がありました。そして先にも述べたように、3月20日にはこれの大長編である「プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」が公開されます。そこで、昨日が最終上映だったことや、3月のオールスターズDXに先駆け、全員集合の感動を再び味わいたいと思い、昨日通算二度目の鑑賞に行きました。同じ映画を二度見に行くのはあまりないこと(二度行ったのはシャナの映画くらい)ですが、やっぱ全員集合、改めて見ると素晴らしいですね。早くDXが見たくてワクワクしています。なおこの日、レスキューフォースの映画も見に行ったのですが、そちらの方は明日のブログで書くことにします。

 さて、最終決戦に向けて大きく盛り上がっているプリキュア5 GoGo!、そして3月の公開に向けてワクワクが止まらないプリキュアオールスターズDXと、プリキュアでワクワクが止まらない毎日ですが、ここにもう一つ、新たなワクワクが投入されます。それは皆さんもご存じの通り、2月1日より放送される6年目のプリキュアにして、四代目プリキュアである「フレッシュプリキュア!」です。先日発売されたアニメ雑誌により、その続報が入って参りました。

 まずは主人公、愛の戦士・キュアピーチに変身する桃園ラブ。勉強も運動もまるでダメ、だけどダンスが大好きで自分より他人のことで頑張れる元気で明るい女の子です。声を担当されるのは、「RD 潜脳調査室」でヒロイン・蒼井ミナモを演じていた沖 佳苗さん。沖さんはプリキュア5シリーズでも何度か脇役で登場おり、それを考えると主役への昇格は凄いの一言です。次に希望の戦士・キュアベリーに変身する蒼乃美希。ファッションモデルを目指していて、普段の身だしなみや体調管理も怠らない努力の人です。声を演じるは、「こどものじかん」でヒロイン・九重りんを演じていた喜多村英梨さん。喜多村さんは「アイドルマスターXENOGLOSSIA」の菊地 真、「ぽてまよ」の森山素直、「みなみけ」の内田ユカ、「とらドラ!」の川嶋亜美といったように、どんなタイプの役もこなせる若手実力派声優の一人で、プリキュアでどんなカンジの演技を見せてくれるのかが凄く楽しみです。そして祈りの戦士・キュアパインに変身する山吹祈里。ブッキーという愛称を持ち、おっとりして優しいけど自分に自信がないというちょっと内向的な子です。声を演じるは現在「炎神戦隊ゴーオンジャー」でボンパーを演じている中川亜紀子さん。中川さんは10年以上前から活躍されている、この3人の中では最も年上の声優で、「金田一少年の事件簿」の七瀬美雪役が最も有名ですね。しかも中川さん、「ふたりはプリキュアMax Heart」では矢部千秋、「ふたりはプリキュアSplash Star」では安藤加代を演じているため、彼女もまた沖さん同様、メインキャラに昇格した人です。この3人が四代目プリキュアですが、シンボルマークが桃、青、橙、赤で構成された四つ葉のクローバーのため、おそらく後半あと一人、追加するのではないかと思われます。

 次に毎度プリキュアのサポートを担当するマスコットキャラの紹介。まずは妖精の国・スウィーツ王国からやってきた赤ちゃん妖精・シフォン。ぬいぐるみみたいに可愛らしい子で、プリキュアを変身させたりパワーアップさせたりする重要キャラですが、その不思議な力で周囲に迷惑をかけたり、よく迷子になったりと、かつてのポルンやルルンを上回るお騒がせキャラです。声を演じるは「クレヨンしんちゃん」で野原ひまわりを演じているこおろぎさとみさん。かなり長い経歴を持つベテラン声優で、近年でも「ふしぎ星の☆ふたご姫」シリーズでプーモを演じており、その声に衰えはありません(一時期声が出なくなったことがあるそうですが)。可愛らしいシフォンを可愛らしい声で演じてもらいたいものですね。次にシフォンのお世話役としてついてきたフェレット型の妖精・タルト。関西弁キャラで、シフォンの能力で起きる騒動に頭を抱える苦労人です。声を演じるは「金田一少年の事件簿」で金田一一を演じていた松野太紀さん。松野さんは初代プリキュアでも、石の番人ウィズダムを演じているため、久々のレギュラー登板です。

 そして今回、プリキュアが相手をする敵組織が、総統メビウスの支配する管理国家ラビリンスです。彼らは歴代プリキュアの敵同様、異世界からやってきた敵で、全世界の支配、統制を目的にしており、その目的達成のために必要な無限メモリー・インフィニティを狙っています。毎度プリキュアシリーズでは敵は何かを狙って襲撃をかけてきますが、今回も例に漏れることはありませんね。総統メビウスの下には、イース、ウエスター、サウラーという三幹部が存在し、彼らは普段は東せつな、西 隼人、南 瞬という人間にそれぞれ姿を変え、人間社会に潜伏しています。この3人の名前からわかるように東西南北から取られていますね。となるとあと「北」の名を持つ幹部がいるハズです。これも後半登場するのでしょうか。

 現在わかっている情報はここまでです。なお、掲示板の方にも書きましたが、放映一日前の1月31日土曜に、池袋文化会館4Fの展示ホールB(毎年ウルトラマンフェスティバルが開催される建物)にて、「フレッシュプリキュア!おひろめカーニバル」が開催されます。最新グッズの展示コーナーや体験コーナー、さらにはミニコンサートなどもあり、新たなプリキュアに一足早く触れるチャンスです。また、先述の「プリキュアオールスターズDX」の映画情報コーナーもあるので、プリキュアファンなら是非とも足を運びたいイベントです。

 いよいよ始まる新たなプリキュア伝説、その幕開けは近いです!!


あけましておめでとうございます

2009-01-01 22:33:56 | ブログ

 あけましておめでとうございます。本年も我が「虹色はぁもにぃDX PERPLE ISLAND」を宜しくお願い致します。昨年は仕事の忙しさで精神を病んでしまい、3ヶ月近く仕事を離れる事態を始め、本当に様々なことがありました。現在は別部署でゆったりと出来る仕事に就いていますが、いつ何時、どのようなことが起きるとも限りません。ですが、昨年よりかはサイト活動の方に関わることが出来ると思っています。

 昨年、先に言ったように仕事を一時的に離れたこともあり、その時間を利用して、「Project SUZUNE」における「おジャ魔女すずねf」の完結、プリキュアページのオープン、そして現行のゴーオンジャーのみとはいえ戦隊ページ再開と、目標の約6~8割方が達成出来ました。
 今年のサイトの目標としては、まず戦隊系のページの充実化。もうすぐゴーオンジャーが最終話を迎え、すぐに新ヒーロー・シンケンジャーが始まります。それまでに、現在作成中のゲキレンジャーのページから時代を遡る形で、戦隊系のページを充実化させていきたいと思っています。ボウケンジャーの途中までは既に出来ているファイルの加筆、修正程度なので、ゲキレンジャーのページ全般と、追記が止まっているボウケンジャーのページの補完さえ行えば、少なくとも21世紀に入ってからの戦隊・ガオレンジャー~シンケンジャーの9戦隊分を一気に公開することが可能になります。
 次に、いよいよ最終章が発売となる「ギャラクシーエンジェル」のページのオープン。発売が1月末から3月に延期になりましたが、かえってページ作成の余裕が若干とはいえ増えて好都合です。とはいえ、主体がゲームである以上、他のページのように放映リストなどで充実化は不可能です。かといって、ゲームの攻略ページにしてもありきたりです。そこで、ゲーム各エピソードの解説に重点を置いた作りにしてみようと考えています。最もこれも案の一つなので、最終的にどのような形にするかはいまだもって決まっていません。とりあえず、3月発売の「ギャラクシーエンジェルⅡ 永劫回帰の刻」発売の時期を目途にオープン出来ればと考えています。
 さらに、昨年ぷにケットに2度ともサークル参加しましたが、今年も積極的に参加していこうと思っています。現在新たなネタが出来ているのでそれを漫画にしてみようと思っています。とはいえ、遅筆なので早い段階から準備をする必要があります。遅くとも3月くらいからは徐々に下書きに入り、原稿作成中はまた更新が鈍るかも知れませんがご了承下さい。
 そして、本サイトの看板とも言える「Project SUZUNE」において、完結した「おジャ魔女すずね」シリーズに続く新企画「リトル・ウィッチ スズネ(以下「LWスズネ」)」の開始を年内に予定しています。最も、すずね関連でもいまだに埋まっていないアイテムやキャラの画像があるので、そちらの補完の方も尽力していきます。LWスズネに関しては、昨年タイトルロゴだけは出来たのでとりあえずインフォメーションページだけは作って置きました。掲示板でも既に何人かの方々が気付かれていると思いますが、まだ正式発表が出来る段階ではないので、これまで何度も言っているように、その時が来るまで肯定も否定もしないスタンスを貫きます。

 以上が本年における当サイトの目標ですが、果たして今年はどれだけ実現出来るのやら・・・。