今日、有楽町の東京国際フォーラムAホールにて開催された、平成仮面ライダー10周年記念ライブ「MASKED RIDER LIVE&SHOW~十年祭~」に行って参りました。有楽町は仕事場から近いので、会社から直で行きました。告知された今月頭にチケットを購入し、今日を楽しみにしていました。このイベントは昨日と今日の2日連続だったのですが、敢えて仕事の後である今日を選んだ理由は後述します。
そんなわけで本日行ったライブ、親子連れ以上に高年齢層のファンが圧倒的に多かったです。開幕時間までロビー他会場内で歴代仮面ライダーソングが流されており、さらにはグッズ販売のコーナーにも長蛇の列が出来ていました。
今回のライブは、第一部が史上初となる仮面ライダーミュージカル、第二部が歴代平成ライダーソングを歌った方々によるライブでした。ミュージカルの方は、大ショッカーの見習い戦闘員ウーと、ライダーの見習い(?)のクウガの友情劇を主軸にした展開でした(クウガは終盤直前までグローイングフォーム)。ディケイド、ディエンド、クウガ、キバーラは現在放映中の「仮面ライダーディケイド」のオリジナルキャスト(井上正大氏、戸谷公人氏、村井良大氏、沢城みゆき氏)が声を担当、キバはキバットの声である杉田智和氏、電王は勿論関 俊彦氏が声を担当、他にもイクサ、王蛇、キックホッパー、パンチホッパーなどがオリジナルキャストが声をあてていました。ミュージカルということもあり、歌とダンスを織り交ぜながら進行する劇は、突っ込みどころや笑いどころも満載な内容でしたが、最後のライダー全員による歌とダンスは感慨深いものを感じました。
さて、ミュージカルが終了して、第二部に移る前に、僕が今日この日を選んだ理由が催されました。それは、9月6日より「仮面ライダーディケイド」に続く、平成仮面ライダーシリーズ第11作目「仮面ライダーW(ダブル)」のお披露目(製作発表)がありました!!毎年1年ペースで1月末にかわる仮面ライダーですが、今年は2つのライダー作品が楽しめる年です。仮面ライダーWは、風とエコの街「風都(ふうと)」を舞台に、風都に住むハードボイルド気取りの私立探偵・左翔太郎と、彼の相棒である謎多き青年・フィリップが、ガイアメモリーというUSBメモリー型アイテムを互いのベルトに装填することで変身する戦士。そう、仮面ライダーダブルは、ふたりでひとりのライダーになるという、ライダー史上初、「合体変身」を採用した斬新な設定を持っています。プロモーションムービーが流れた後、主演4人の俳優が舞台に登場しました。左翔太郎を演じる桐山 漣氏、フィリップを演じる菅田将暉氏、翔太郎たちの突っ込みも兼ねるヒロイン・鳴海亜樹子を演じる山本ひかる氏、そして風都の陰で人間を超人に変えるガイアメモリーを売りさばく悪の組織・園咲ファミリーの首領・園咲琉兵衛を演じる大御所俳優・寺田 農氏(同氏は近年「ウルトラマンマックス」の第24話でメトロン星人を演じた他、特撮関連にも意外に関わりがあります)、それぞれ作品に対するコメントを話してくれましたが、ことにフィリップ役の菅田氏はライダー史上最年少の16歳ということもあってか、こういう場に慣れていないためか、少々上がり気味でした。ダブルは左右不対称であるディケイドとは逆に左右対称でありながら、左半身が黒、右半身が緑というキカイダー的な姿をしており、さらに背中にある銀色のマフラー以外目立った装飾品が一切ありません。過剰装飾が目立つ平成ライダーの中でも極めてシンプルなデザイン、そしてZX以来となるマフラー復活と、平成ライダーは新たな進化を始めました。左が黒(ジョーカー)、右が緑(サイクロン)の基本形態はサイクロン・ジョーカーと呼ばれ、他にも左半身が銀(メタル)、青(トリガー)、右半身が金(ルナ)、赤(ヒート)になり、様々な組み合わせで変身し、単純に数えるだけでも9形態もあることになります。劇中どのように能力分けするのかが興味深いです。
ダブルのお披露目が終了し、20分の休憩時間を挟んで第二部がスタート。第二部は歴代平成ライダーソングを歌ったアーティストたちによるライブです。出だしを飾ったのは、急遽出演が決定した布施 明氏の「少年よ(仮面ライダー響鬼初期ED)」、布施氏の高らかな歌声に初っ端から胸が打ち震えました。続いてクウガの田中雅之氏、アギトの石原慎一氏と続いていき、カバー曲を含め平成ライダーソングが目の前で歌われるライブ風景は、まさに壮観です。中でも龍騎の主題歌「Alive A life」を歌った松本梨香氏がコラボと称したサービスで「仮面ライダー、ゲットだぜ!!」と叫んだ時は会場内大喝采でした(笑)。トリを飾ったのはディケイドこと門矢 士を演じている井上正大氏の「Ride the wind」。歌い終えた後の井上氏のコメントにあった「平成ライダーが10年続いただけでなく、第1号を始めとする、長い長いライダーの歴史があったからこそ、今日僕がここに立っていられる」という言葉には感動しました。井上氏が演じる門矢 士ことディケイドは、全てのライダーを繋げるという重大な役割を持っており、そんな大役を井上氏はただ背負っているだけでなく、門矢 士を、そして仮面ライダーを本当に愛しているんだなと、彼の言葉を聞いて再認識しました。井上氏も少々感極まったのか、泣きそうになっていました。
最後はライブ出演のアーティスト全員でカーテンコール、とにかく大盛り上がりだった今回のライブ、本当に行ってよかったです。ディケイドは8月末までの放映ですが、映画はまさにその完結編にして集大成ともいうべき内容(なんとダブルもテレビに先駆けて登場!!)なので、最後までディケイドを応援していきたいと思っています。今回の十年祭、開始時以上に終了時に、よくぞ平成ライダーをここまで続けた!!と改めて感じました。井上氏のライダーに対する愛が込められた感極まるコメントが聞けただけでも、平成ライダーが続いてきた大いなる意味が見いだせました。次なる10年に向け、平成ライダーの更なる進化を望んでいく次第です。
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