虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

くぎゅうなキュアエース、本格参上!!

2013-07-14 23:22:08 | プリキュア

 「ドキドキ!プリキュア」22話のラストで鮮烈な登場を飾り、23話で、レジーナちゃんが連れていかれたことに嘆き悲しむマナちゃんに試練を与えると同時に変身シーンも披露、そして本日24話では、変身前の名前が「円亜久里(まどか あぐり)」であることと、4年生であることを明かしました。アコちゃんに続いての小学生プリキュアに多くのファンが歓喜しているわけですが、彼女の変身、プリキュアシリーズでは珍しい「成長変身」を採用しています。変身のプロセスもシステムも、妖精が変形したラブリーコミューンを使い、「プリキュア・ラブリンク!!」と叫ぶ既存4人と異なり、アイちゃんが放ったエネルギーで実体化したラブアイズパレットを使い、「プリキュア・ドレスアップ!!」のかけ声で変身するというもの。変身後のその姿も、キュアハートたちより1~2つ程度年上のお姉さん的な姿、声色も変身前の可愛らしさから一変、凛々しい大人っぽい声に変わります。
 ドキプリのメンバーは、苗字にそれぞれトランプスートに関する音や文字を含んでいます。「相田=愛=ハート」「菱川=菱型=ダイヤ」「四葉=クローバー」「剣崎=剣=スペード」、ならばキュアエースは「一」に関する苗字「一文字」等が候補として予想もされましたが、いざ出たその苗字は「円(まどか)」。ウルトラマンティガことマドカ・ダイゴと同じ苗字です(笑)。前作のウルトラプリキュアの変身シーンに今回の5つの誓い等、最近のプリキュアはウルトラ推しになってきているのでしょうか?それはともかく、「円」で連想されるトランプ関連のものは「ワイルド」。これは「切り札=ジョーカー」を混ぜた「ワイルドポーカー」というゲーム内における「ジョーカー」の別名であり、どんなカードの代わりにもなれる特別な存在、まさに切り札です。これがあると「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」より強い「ファイブカード」という役を作ることも出来ます。

 さて、この「円亜久里」は、これまで追加プリキュアのルールでもあった、「物語当初から主人公の周囲にいる人物」という法則性から大きく逸脱しています(少なくとも現段階の情報の上では)。では彼女が登場する前後に、何があったかを列挙していきましょう。まずは変身アイテムである「ラブアイズパレット」。13話から順次集めていたロイヤルクリスタルがボタンのように配置されています。ロイヤルクリスタルはありすちゃんに始まり、各プリキュアが手に入れた、王女様が好きだったものやそれに類似したものから出現してきたわけですが、赤のクリスタルだけは、何故かレジーナちゃん自身から出現しています。キングジコチューの娘として登場し、2クールを大きく盛り上げたレジーナちゃんが、パッションやビートのようにエースに覚醒するのではないかという説が濃厚でしたが、その期待はファンにとって、そしてマナちゃんにとって最も残酷な形で裏切られたわけです。ここで謎なのは、王女様に関係するものから出現していたロイヤルクリスタルが何故レジーナちゃん自身から出現したのか。完全な悪に染められたレジーナちゃんはキュアエースを見てるだけで、胸の奥がムカムカすると言ってました。この両者の関係は一体何なのか…。クリスタルが揃った直後、雪深い高山の奥深く、氷の洞窟の中に、王女様が発見されました。保護された王女様は婚約者であるジョーさんが、ある場所に匿うと言ってましたが、その場所はマナちゃんたちにもナイショとのこと。そしてジョーさんと王女様が姿を消してから入れ替わるように、キュアエースこと亜久里ちゃんがマナちゃんたちの前に出現、そしてそれまでジョーさんが育てていた、今もって正体がはっきりしないアイちゃんは、相田家の人々の記憶改ざんにより、マナちゃんの妹ということにされ、以後マナちゃんがお世話することに。しかもそのアイちゃん自身が放ったパワーで記憶改ざんが行われ、しかもいきなり互いの名前をカタコトとはいえ喋れるようになりました。それだけでに留まらず、アイちゃんはラブアイズパレットを亜久里ちゃんに与えるという重要なキーパーソンに進化しました。
 ここまでのことを整理すると、
1.ジョーさんがアン王女をどこかに匿い、互いにフェードアウトしたのと入れ違いに亜久里ちゃんが出現した。
2.同、今など正体不明のアイちゃんが相田家の人々の記憶改ざん、多少喋れるようになるという異常なレベルアップを遂げ、マナちゃんの妹という枠に収まる。
3.同、アイちゃんは亜久里ちゃんと面識があるかのようにすぐ懐き、しかも彼女の変身を司っている。
4.キュアエースの登場と同時に一時退場したレジーナちゃんは、彼女の姿を見るだけでムカムカすると言っていた。
 色々なことが入れ違いに起こっています。ただでさえアイちゃんの正体がわからない状態で、本当にキングジコチューの娘かどうかが怪しいレジーナちゃん、それら以上の謎をひっさげていきなり登場した亜久里ちゃん。謎だらけのキャラが多すぎる中、現在プリキュアはキュアエースが掲げる「プリキュア5つの誓い」にまつわる試練を1人1人与えられています。キュアエースが本当に仲間になるのは、5つの誓いにまつわる試練をマナちゃんたち4人全員が突破した時でしょう。

 ところで、ブログタイトルにもあるように、キュアエースこと円亜久里ちゃんの声は、釘宮理恵さんです。「灼眼のシャナ」のシャナを始めとするツンデレキャラを演じる一方、「鋼の錬金術師」でアルを、プリキュアの競合作の1つである「たまごっち!」のまめっち等、単なる少女役に留まらず、大人の女性や少年役も幅広くこなせる、若手女性声優の中では沢城みゆきさんに並ぶ実力派声優で、かつて「Yes!プリキュア5」の映画でダークレモネードの声を担当していました。同映画でダークドリームを演じた西村ちなみさんは昨年「スマイルプリキュア!」で青木れいか役に昇格しました。釘宮さんもそろそろ昇格するだろうと、ファンの間で新シリーズが始まる度に予想されていましたが、やはり予想の斜め上を行くドキプリ、まさかの追加戦士枠に釘宮さんを起用したことに驚きました。毎年恒例のキャラソンの情報が遅かったのは、釘宮さんの情報をギリギリまで隠しておくためだったのではないかという意見もあります。

 謎が多すぎるキャラが多すぎる中、さらに謎が多いキャラとして登場した愛の切り札・キュアエースこと円亜久里ちゃんを、我がサイトは応援していきます。


ウルトラマンギンガ、放送開始!!

2013-07-10 23:36:32 | ヒーロー

 日付的には7月10日ですが、それはブログに記事ひな形を登録した日で、実際この記事を書いているのは、日曜だったりします(すいません…)。そんな細かな前置きはよしとして、4月のブログでも書きましたが、今年は円谷プロ創立50周年の年で、4月に行われたイベントで、38人目のウルトラ新戦士・ウルトラマンギンガが正式披露されました。そこから情報流出を極限まで抑えつつ、我々をやきもきさせている中、ついにギンガデビューの7月になりました。

 ウルトラマン生誕45周年として2011年7月からテレビ東京系で放送開始された「ウルトラマン列伝」、2年にわたり放送されてきたそれが装い新たに「新ウルトラマン列伝」と名を変えて、7月3日より放送開始されました。第1回目は、ゾフィー(声:田中秀幸)、ウルトラマン(声:黒部 進)、セブン(声:森次晃嗣)の3人をナビゲート役として、ウルトラ戦士と地球人のファーストコンタクトを特集。とはいえ全員は紹介しきれないので、まずウルトラマンとセブンが、自分たちのファーストコンタクトを簡単に説明、その後、のちにネクサス、ノアへと進化するザ・ネクストと真木舜一との出会いから、ネクサスの最終戦をAパートの3分の2を使って紹介。CM明けはウルトラマンタロウ、そして彼の教え子であるウルトラマンメビウスのファーストコンタクトを紹介していき、占めはコスモスと、のちに成長して彼と一体化する少年春野ムサシとの出会いを描くという、ウルトラシリーズの中でも、特に重要な出会いを選んでの特集でした。その後、翌週より放送開始の「ウルトラマンギンガ」の第1話の映像がほんの少し流れました。期待度を高めてくれます。

 そして迎えた7月10日。以前も話した通り、この日は1966年に、その放送を翌週に控えた「ウルトラマン」が杉並公会堂でのお披露目イベントを放送した「ウルトラマン前夜祭」が放送された日、そう、ウルトラマンが初めてブラウン管にその姿を現したのは7月17日の第1話ではなく、その前週のこの特番だったので、50周年記念イベントでは、この日を丁度「ウルトラマンの日」と公表していました。始まったOP、歌は先週からのものと同じですが、「新ウルトラマン列伝」のロゴを割るように出現する「ウルトラマンギンガ」のタイトルロゴ。先週以上に、映像もマッチングして、ギンガのための主題歌だということが改めて認識出来ました。
 全日帯での地上波TVシリーズシリーズは「ウルトラマンメビウス」以来7年ぶりとなります。少ない予算を上手く使うためのノウハウを、「ウルトラゾーン」や「ウルトラマンゼロシリーズ」で培ってきた円谷プロ、物語の舞台は都会から離れた静かな山村、科特隊やGUYSなどの怪獣対策チームは一切存在しない、我々が住む世界となんら変わらない世界。そこに主人公・礼堂ヒカルが何かに導かれるように、数年ぶりに帰ってきて、美鈴を始めとする幼馴染みたちと再会していきます。ここでヒカルのじいちゃん・礼堂ホツマを演じるは、様々な映画、ドラマ等で活躍されておられるベテラン・津川雅彦氏、同じくヒカルたちの小学校時代の校長先生・白井杏子を演じるは、これまた7期金八先生(後半)で校長先生を演じ、声優経験もある名女優・木野 花さんという豪華な顔ぶれ。ヒカルを含めたレギュラー陣が高校生という若手俳優ばかりということもあり、彼らの演技指導をすると同時に、作品に個性を与えることに大きな役を買っています。

 ホツマじいちゃんは、隕石落下の影響で焼けた神社の代わりに、白井先生の許可のもと、廃校になったばかりの学校の一室を借りていたわけですが、この神社の紋章・まさにライブサイン、そして「無事だった」とじいちゃんが語るご神体こそが「ギンガスパーク」!!やがてヒカルの前にソフビ人形のウルトラマンタロウが出現、タロウの話では、遙か昔、謎の闇の力(シルエットから、ベリアルともザギとも取れるが、それ以外の何かにも見える)によって、全てのウルトラ戦士、ウルトラ怪獣が人形にされて全宇宙に散らばってしまい、この神社付近の山に降り注いだのだとこと。伝説に伝わる2つのアイテム、命の光を奪うダークスパークと対をなす、命を光を与える神秘のアイテム・ギンガスパークをこの神社に見つけ、それを使いこなせるのはヒカルだけだと語ります。通常「スパークドールズ」というソフビ人形にされたウルトラ戦士や怪獣は、自らの意志で話すことも動くことも出来ないのですが、何故かタロウだけは人形状態でも動き、喋ることが出来るので、ヒカル以前にも美鈴にも事情を話していたらしいです。しかし、闇の側もついに動き始めます。出現するサンダーダランビア、それに対抗するため、ブラックキングの人形とウルトライブ(一体化)するヒカル、しかし苦戦を強いられていく中、タロウすら見たことのないウルトラマン、ギンガへと大変身を遂げます。ギンガの身長、体重は今回特に設定はされておらず、ミクロ~無限大とのことなので、今日戦ったギンガは、周囲の林の木々の高さから考えて10~20m程度だと考えられます。おそらくヒカルが今後力を手に入れていく中、どんどん強く、大きくなっていくのでしょう。

 主人公含めたレギュラー陣が高校生、都会から離れた山村が舞台、防衛チーム不在など、あらゆることでこれまでのウルトラシリーズとは違う要素が多く、放送前は不安の声もありましたが、そんな心配も杞憂だったようです。少ない予算を上手く使いこなすための舞台設定を見事活かしていましたし、何より物語開始は夏休み開始時期、そこで再会する幼馴染みたちとその成長という、一種のジュブナイル的なストーリー等、SFを強調するという足枷があった故にこれまでのウルトラシリーズには出来なかった挑戦が、非常によく表現出来た第1話だったと思います。今後の物語にも大きな期待が持てる、良き掴みだったと思います。

 玩具のギンガスパークも同日発売。僕はまだ買ってませんが、他所のレビューを読むと、各ウルトラ戦士のソフビのライブサインを読み込ませると、その変身音声が鳴るばかりか、ライブサインのみならず、別展開しているウルトラエッグシリーズのエッグサインでも、エッグ専用の音声が鳴るようで、その収録音声は凄いという評価があります。ちなみに、現在発売中のテレビマガジン最新号に付録として同梱されている、レッドクリアバージョンのタロウのソフビは、通常のタロウのソフビとは異なる音声が鳴るという証言があります。これは凄いアイテムです。コレクションアイテムとして、ソフビも、そして音声目当てでエッグも売れる!!ここ数年陰りがあったウルトラシリーズの反撃がついに始まったとみていいでしょう。

 ウルトラマンギンガの、今後の物語と玩具の展開に期待すると同時に、我がサイトはウルトラマンギンガを応援しています。