虹色雑談

気ままにダラダラと書き綴るブログ

レインボーフレーバー8終了

2013-04-29 00:04:40 | イベント

 日付がギリギリのところで変わってもう昨日のことになってしまいましたが、4月28日、蒲田にある大田区産業プラザPIOにで、プリキュアオンリーイベント「レインボーフレーバー8」が開催されました。前回の浅草でのレイフレ7にはサークル参加しましたが、前回までバカ売れした「プリキュア人物辞典」がサンプル含め、4冊しかない状態になってしまったので、目玉商品がない状態では見劣りする上、改訂増補版を増刷するにも、現状その印刷代がありません。前回は初代~スマイル12話までで186ページ近く使い、印刷代も早期納入で7万8千円ぐらいしました。今度はスマイル13話以降とドキドキの人物も入れていくので、確実に200ページ以上、印刷代も8~9万円はいくことはほぼ間違いありません。そんな経済状況下で増刷は出来ない上、新作漫画も描いていません。なので今回春のイベント参加は見送ることにするのは、新年初頭より決めていました。
 しかし今日行ったのは、前回のレイフレで意見収集した「プリキュア10周年記念本」の更なる意見収集のためです。前回のレイフレで「虹色はぁもにぃ」のブースに来て頂いた方々や、お世話になっているサークルさん等から様々なご意見を頂き、結果的にスーパー戦隊の超全集的なものにするという結論にまとまりました。直後にアンソロジー本という意見もあったのですが、アンソロジーを出すには少し時間とコネが必要なので、それはまた別の機会ですね。情報収集をメインにしていること、サークル参加でない以上自由に動けて大量に衝動買いをしてしまうかも知れないということを踏まえ、意図的に開始から大幅に遅れた2時間後に会場に到着しました。会話等にも時間を割くので、時間的制限を自分にかけ、これで金が急激に減るのを防ぐつもりでした(しかし結果的に1万2千円は消えた…)。

 そんな中、今回最も凄いと思った本は、「セーラームーン全史」という本です。本放送時の画像キャプチャ、TV欄、果ては劇場前売り券の画像やポスターの画像まで掲載されていて、凄いの一言がもれました…。同じブースで「プリキュアシアターヒストリーズ」という本も売っていて、こちらも割引券、プレスシート、新聞記事の画像まで網羅していて、この2冊を見た直後、正直自分がこれから作ろうとしているものの小ささ、自分の無力さを痛感しました…。正直、僕の手元にはここまでの資料が現存してない、どこにしまったのかもわからないかも知れません(プリキュア関連のチラシは一通り取るよう、この10年間つとめてきたのですが、管理がずさん過ぎた…)。一応そのサークルさんの方ともお話をしました。そして現在出来ているレジメの一部を見せたり、この後編集予定の部分をどうするか等も話しました。しかしその人は、今のままの路線で行っても特に問題があるわけではないと言ってくれました。確かに僕の作ろうとしているものは、超全集を参考にしている都合上、一つ一つの項目は浅いかも知れませんが、みんなが見やすくてわかりやすいものでもいいじゃないかと、励ましてくれました。

 話を戻しましょう。スーパー戦隊超全集と言えば、近年はVシネマのおまけに同梱されるというヒドイあのね商法で売られていますが、開いてすぐに「戦士たちよ集え」みたいなカンジで集合写真があるわけです。それにならって、開いてすぐの1ページ目の但し書きの次のページの見開きに、「集まれ!プリキュア」という項目で、ドキドキまでの歴代プリキュアが集合している写真(NS2のポスターイラスト、ローソンのキャンペーンイラストを使用)を載せて、右ページに10年間に対する僕の思いを簡潔に書いた前書き、左側に超全集っぽく、格好いい文章を載せました。次のページは見開きでプリキュア年表、この10年間に起きた出来事のうち、その年の特に印象に残る出来事等を抜粋して載せました(これは時事ネタ探しも結構大変でした)。その次のページからやっと「ふたりはプリキュア」に入るわけです。限られたスペースを使い、スタッフ、キャスト、あらすじ、作品傾向、全体デザイン傾向(各自デザイン傾向は各キャラのページで解説)、玩具展開(数点選んだ写真を掲載)、音楽関連(数点選んだジャケットイラストを掲載)、現在出来ているのはここまでですが、それが済んでやっとなぎさ、ブラック、ほのか、ホワイトを紹介していくわけです。それぞれのキャラ傾向やデザイン傾向を簡潔に解説したカンジにしていくつもりです。プリキュアたちのデータは超全集のように見開きで変身前後の写真を載せて、キャラ特性、デザイン傾向等の分析や考察を簡潔に書いていきます。そして前回意見があったように、必殺技プロセスの写真を何枚かのカットで説明する(単独技はワンカットでOK)というもので、試しに作っておいた「プリキュア・ピンクフォルテ・ウェイブ」のプロセスカットを色んな方に見て貰いました。10カット拾ったのですが、やはり多いという意見が多かったので、6カットまで減らしましょう。この他、昨年の意見にあった、ブラックとホワイトが初期に数回使用していた「プリキュア・レインボーセラピー」、ドリームとローズがヤドカーン、イソーギンを倒した際に使用した合体技等、1度しか使われなかった技とかも網羅する予定です。変身アイテムやそのプロセス説明は超全集なら当然のもの、そして敵怪物のデータですが、昨年ネガトーン全集を見せてくれた方は、素材、音符の種類、決め技まできめ細かに書いていましたが、それだとページがかさばるので、これも超全集にならい、写真の真下に名前と特徴数行程度のシンプルなものにして1ページに4体くらい紹介出来るように構成する予定です。

 今日新たに貰った意見としては、作画監督別、脚本家別の特徴を解説して欲しいという意見でした。確かに、プリキュアの画像掲示板に行くと、作画監督別に分けた表を見受けることが出来ますが、これをやるとなるとかなり時間を要しますな…。脚本家解説は、長く携わっている方やメインライター等は、執筆傾向等が個人的に分析しやすいのですぐに出来ますが、作画監督はその解説前に画像を拾わないといけない…。これは当初の予定項目が片付いて余裕があったら行うこととします。

 みなさんのご期待に沿えるものが作れるか不安でもあります。場合によっては、「お前本当に10年見てきたのか?」と言われるかも知れません。しかし、何とかこの10年分の愛を、可能な限り、貧相な感性をフルに活かして構成していこうと思っています。もし何かご意見等がありましたら、ご連絡下さい。参考にします。

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ウルトラマンギンガ、正式発表!!

2013-04-13 22:55:51 | ヒーロー

 つい昨日行ってきた円谷プロ創立50周年記念イベント「ウルトラマンフィルムフェスティバル」。昨日は前夜祭ということで、主に古いファンの方向けに、ウルトラ以外の円谷作品の上映会やトークショーが行われました。今日を含めた土日がウルトラシリーズの上映会、そして新ウルトラマンのお披露目です。午後には映画行く予定があったので、昼の部に行きました。会場である「アイアシアタートーキョー」は昨日行ったばかりなので、既に行き方も把握済み。今日がウルトラ本番ということもあり、昨日に比べて子供の数が当然のごとく多かったです。今度こそ入れないことも覚悟してましたが、何とか入ることが出来ました。

 本日昼の部の上映スケジュールは昨日も書いた通り先日のブログ参照、最初は「ウルトラマン」より第18話「悪魔はふたたび」のHDリマスター版が上映です。ウルトラマン列伝で数ヶ月前に放映されたばかりですので、記憶に新しい方も多いと思いますが、アボラスとバニラが登場する話です。続いて上映されたのは、ウルトラマン列伝の今年一発目に放送された、ウルトラマンゼロのこれまでの活躍を振り返る特別版。正月放映ということもあっていつもと放映時間が異なり、見逃した方も何人かいるのではないかと思います(僕はこの前の年に失敗しているので今年はきちんと時間を調べ録画しました)。

 上映予定ではこの後、「ウルトラゼロファイト」の連続上映ですが、その前に、舞台上にウルトラマンゼロが応援に駆け付け、子供たちから大喝采。しかし驚いたのはその直後。なんとサプライズゲストとして、昨年公開された映画「ウルトラマンサーガ」でゼロと一体化した主人公・タイガ・ノゾム役DAIGO氏がやってきました!!これは事前に情報が出ていなかった(出ていたとしても確認していなかった)ため、本当に嬉しいサプライズでした!!きちんとS-GUTSの隊員服にサーガブレスもつけてくれていたので、当然会場内は子供から大人まで大拍手と大喝采です。DAIGO氏も交えて流れた映像は、今ネットでも公開されているサーガのメイキング映像の一部。タイガがタケルの手を引いてグビラから逃げ走るというあのシーンの撮影風景です。映像の中でも、映像流れた後のトークでも語っていましたが、DAIGO氏にとってあのシーンの撮影が一番キツかったそうです。「人間30を越えると衰えていくので…」と映像内では息切れ状態でコメントしていました(笑)。自分にも当てはまることなので笑いごとじゃありませんね(汗)。会場には円谷のスタッフ関係の方々も来ていたようで、DAIGO氏はいずれウルトラシリーズの主題歌を唄いたいとさりげなくアピールしていました。DAIGO氏、次なる夢が叶うといいですね。我々ファンも心待ちにしてますよ。

 DAIGO氏とゼロが去った後、ウルトラゼロファイトの上映が始まりました。なお、ウルトラゼロファイトはレンタル版が全3巻、セル版は1本にまとめて、リリース予定ですので、未放映地区や見逃してしまった方等はそちらでチェック可能です。 また、本日以降上映された「ウルトラマン」は、全39話を3BOXに分けて、今年HDリマスター2.0ver.としてBD化されます。これまでウルトラシリーズはDVD化される際に、過去のフィルムの映像、音声のノイズを取り除き、自然な色合い、疑似ステレオ化等を行うデジタルリマスター、そしてハイビジョン放送時代のニーズに合わせたHDリマスターを行ってきましたが、今回のHDリマスター2.0とは、それらを遥かに凌駕したリマスタリングです。PVでも紹介されてましたが、従来のHDリマスターでは映像から除去しきれなかった糸くずや埃、シミのようなノイズも完全除去し、輪郭線や色合いもより鮮明にブラッシュアップされた、HDリマスタリングの進化版です。また、年内には「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」「ウルトラマン80」のDVD-BOXが、ロープライスで再販されていきます。
 さらに、昨日は書きそびれてしまいましたが、かつて稼働していたもののガンバライドやダイスオーにノウハウと客を取られて稼働を停止してしまったDCDゲーム・大怪獣バトルに代わる新たなDCDゲーム・大怪獣ラッシュが今年より稼働予定です。バルタン、ガッツ、マグマの3人が、ややヒーロー寄りのデザインに大幅アレンジされ、謎のエネルギーで凶暴化した怪獣たちと戦うという内容で、最大4人までのプレイが可能です。会場にはゲーム筐体の展示とPV映像もあり、筐体はガンダムトライエイジ等に代表される、テーブル型のDCDゲームとなっています。

 そしてイベントラストには待ちに待った新ウルトラマンの紹介!!ゼロ以来4年ぶりとなる新戦士の名は「ウルトラマンギンガ」!!赤と青を複雑に配置したゼロとは打って変わり、銀色ベースに赤い模様という、斬新さよりも安定感を重視したデザインですが、最大の特徴は頭部、胸部、両肩、両脛に配置された空色のクリスタル。舞台に登場したギンガも、眼やカラータイマーの他に、頭部と胸部のクリスタルが発光していました。闇の中ではそれがより映えてカッコよく見えます。
 ギンガは、7月より「新ウルトラマン列伝」の枠内にて放送されます。列伝の30分枠丸々使ってのエピソードを11話、さらにイベント上映用のエピソードを2話の、計13話の予定です。さすがに1年シリーズは予算面でもキツいから事実上の1クールではありますが、新ウルトラマンがTVで活躍出来るのは実に嬉しい限りです。
 ゼロはスペースアドベンチャーシリーズでしたが、ギンガは地球を舞台にするようです。物語は、謎の闇の力によって、全てのウルトラ戦士、ウルトラ怪獣が人形にされて全宇宙に散らばってしまい、その遥か未来の地球で起こります。そこで主人公・礼堂ヒカルがギンガスパークというアイテムを手に入れ、地球を襲う敵たちと戦うため、人形となったウルトラ戦士や怪獣をギンガスパークにウルトライブ(セットアップ)して、その姿に変身して戦います(そこ、カメンライドとかゴーカイチェンジとか言わない!!)。そこに現れる全く新しいウルトラマンがギンガです。今回ヒカル役の根岸拓哉くんは「ウルトラマンティガ」が放送された1996年生まれの高校生。彼の他のレギュラー陣もほとんどが高校生と、フレッシュな配役になっています。
 近年苦戦しているウルトラの玩具展開も抜かりはないようです。主要アイテムであるギンガスパークにはめ込む人形は、これまでのロングセラーであるウルトラ戦士や怪獣のソフビ。但し、ギンガスパークに合わせて若干小さいサイズとなる「ウルトラ500」という新規格ソフビです。最大の特徴として、戦士や怪獣の足裏部に、個体ごとに異なる「ライブサイン」というマークが刻印されており(バーコードでもQRコードでもない独特のマークです)、これでギンガスパークが認識を行うというもので、近年のスーパー戦隊や仮面ライダーが取っているコレクションアイテム制を、それまでのロングセラーであるソフビを新規格にして連動させるというアイディアを取り入れました。メビウスではマケット怪獣、ギャラクシーでは怪獣カード等がコレクションアイテムに該当してましたが、マケット怪獣は劇中正式運用されたのがミクラスとウィンダム、そしてプロトタイプとして暴走したゼットンのみ、ギャラクシーでもレイが使役したのはゴモラ、リトラの2体を主軸にエレキングとミクラスのみで、せっかくのコレクションアイテムを劇中ふんだんに活用出来ないという制約がありました。しかし、物語の説明を読む限りでは、ヒカルは様々な姿に変身するらしいので、玩具と物語が今度こそ上手く連動してくれることを祈ります。また、ゼロが活躍したこの4年の間、スペースアドベンチャー中心とはいえ、映像技術が格段に進化しました。舞台が地球でも予算的な都合もあるから、毎回ドカドカビルを壊すわけにもいかない、でも進化した映像技術でそこを上手く補ってくれると信じています。

 ゼロが4年もの間、ギリギリの状態ではあるものの守ってきてくれたウルトラの星の輝き、それを今度はギンガが受け継ぎ、7月以降活躍するわけです。今後ウルトラマンフェスティバル等でもギンガは活躍していく予定なので、我々ウルトラファンも、全力で応援していこうと思います。

 我がサイトはウルトラシリーズ、円谷プロ、そしてウルトラマンギンガを応援しています。


ウルトラマンフィルムフェスティバル前夜祭

2013-04-12 21:35:16 | ヒーロー

 先日ブログに書いた通り、本日4月12日~明後日4月14日まで、渋谷にある「アイアシアタートーキョー」にて、円谷プロ創立50周年記念イベント「ウルトラマンフィルムフェスティバル」が開催、本日は18時半より「前夜祭」が開催されました。上映スケジュールは先日のブログを見ればおわかりだと思いますが、今日は「ウルトラマン以外の円谷作品」を多くの方々に知って頂くという内容で、僕としては未見の作品ばかりだったので、とても貴重かつ凄くいいモノを見せて頂きました。始まりと同時に壇上に初代ウルトラマン(最近また造形し直したのか、また目の形状が微妙に変わっていました。もし違いを全部描けと言われたら困りますな…)、続いて今日の上映作品の主役でもあるファイヤーマン、レッドマン、ブースカが次々に登場、そしてスペシャルゲストとして、AKB48のメンバーであり、円谷特撮関連に造旨の深い田名部生来さんが、マイティジャックの隊員服を着て登場、ブースカに花束を贈呈しました。

 ヒーローやゲストが挨拶を済ませると、上映スタート。まずは「快獣ブースカ」。僕はブースカは99年に放映された「ブースカ!ブースカ!!」は見てましたが、昔のブースカは特番やウルフェス等の映像コーナーとかでしか見たことがなかったので、1エピソード丸々見るのはこれが初めてだったりします。昭和ブースカは口元が平成ブースカ以上に大きく動いていたのを改めて確認、こういったご町内快獣コメディもの、今でも十分通用すると思うんですが…。続いて「ウルトラファイト」。こちらは「ウルトラセブン」のレンタルVHSに映像特典として何話か収録されていたのを見たことがありますが、どれもサブタイトルと何ら関係のないシュールな話、中には話にすらなってない、怪獣プロレス中継のような作品です。しかしむしろ、そんなシュールさが結構癖になってしまうという魅力を持っています。当初はウルトラマンやウルトラセブンの格闘シーンの再編集だった番組だったのが、後にトークショーで氷川竜介氏曰く、ある日突然こんなモノになってたというもので、バカげてるけど頭空っぽにして見て、面白楽しいというコンセプトが、第二次怪獣ブームの火付けになったとも言われています。現に上映が終わると同時に、会場内は大爆笑と拍手の嵐でした(笑)。続いて「ファイヤーマン」。この作品の中でも特に強い存在感を出す可愛らしい宇宙怪獣ムクムクが登場する話で、そのコミカルな動きに、会場内にもまた笑い声が。コメディ作品であるブースカを先に持ってきたのは、今日の上映作品の特性上、コミカル路線に慣らしておく必要があったんでしょうな。続いてミラーマンが活躍する「ミラーファイト」。これも先の「ウルトラファイト」同様、たった5分間とはいえ会場内で爆笑が絶えない状態で、「おいおい、それでいいのか!?」という意外な展開にまたも大爆笑と大喝采(笑)。ここまでで休憩時間です。いやぁ、ここまででも凄いモノ、そして見たことない貴重なモノを見せて頂き、会社からここまで息を切らしてまで来た甲斐があったというものです(会社が大田区にあるので都心から離れているので…)。

 休憩中にトイレから出たところに、新ウルトラマンの巨大ポップが展示してありました。新ウルトラマンの名前は「ウルトラマンギンガ」!!プレス関連のカメラマン方も大勢来ていたので、おそらく今日のイベント終了と同時に各ニュースサイト等でアップされると思います。また、今日は「前夜祭」であり「ウルトラマン以外の作品」メインの日であるので、ギンガの正式発表は明日になるとのことです。明日も昼の部にいかなければ…。

 休憩が終わると、今日のゲスト3名、映画監督の樋口真嗣氏、先程マイティジャックの制服を着て壇上にあがったAKB48の田名部生来さん、そしてアニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が登壇してのトークショーが始まりました。語るは今日の上映作品についての思い出や裏話等。結構濃い話もあったので、「え!?そうだったの!?」と驚いたこと、「ああ、言えてる言えてる!!」とうなずいてしまう話等、貴重なお話がたくさん飛び交いました。

 トークショーが終わると氷川氏も突っ込んでいた「恐竜大戦争アイゼンボーグ」の上映です。この作品は70年代後半に放映された恐竜シリーズの第二弾で、最大の特徴として特撮部分は実写なのですが、人間が演じるパートは何とアニメで表現しているのです。これはこの前に放映されていた「恐竜探検隊ボーンフリー」という作品でも採用されていた特撮+アニメ融合方式ですが、樋口監督が突っ込まずにいられなかったのは、「ボーンフリーでは恐竜を密猟者から保護する話だったのに、その続きのコレが恐竜がモロ悪いヤツになっててビックリだよ!!」的なところ。氷川氏が語っていたのは、アニメキャラの背景にミニチュアがあるという驚異の合成技術。後にアニメと実写の合成は色々な番組で見かけるようになりましたが(10年前だと「爆竜戦隊アバレンジャー」で釣りバカのハマちゃんがアニメキャラまんまで登場)、昭和の時代にこれほど高い技術が存在していたのです。アイゼンボーグは、子供の頃レンタル店で借りた円谷ヒーロー特集のビデオでちょっとだけ見た程度なので、これもブースカやファイヤーマン同様1エピソードをフルで見るのは初めてです。そして本日のトリを飾るのが「レッドマン」。本来ウルトラマンのNG名の一つだったわけですが、5分間の帯番組とはいえ、きちんと単独のヒーローとして日の目を見ていました。「ウルトラファイト」や「ミラーファイト」はプロレス実況のようなナレーションが入りますが、この「レッドマン」はナレーションなし、いきなり怪獣との戦いが始まって、カオスとも言える展開が繰り広げられ、最後も凄く強引な幕引きで、もう会場内は大爆笑と大喝采(笑)。しかも近日、ネットTVで初めての再放送が始まるとのこと。このカオスさ、実際見てみないとわかりませんよ(笑)。

 そんなわけで、ウルトラマンギンガの詳細などは明日回しになってしまったものの、レンタル店にないがために初めて見る映像、そして貴重かつ素晴らしくセンスのいいエピソードを見せて頂き、実に有意義な夜でした。ブースカはDVD-BOXが発売中、アイゼンボーグは初のソフトパッケージ化として5月にDVDが発売、ファイヤーマン、そしてミラーマンはDVDが発売中、レッドマンはネットTVで初の再放送とアナウンスされて、今日のイベントは終了です。

 そういえば、前々から興味がありながら入会を先送りにしていた「円谷プロファンクラブ」の受付があったので、いい機会でしたし、入会申し込みしました。そこで貰った会報にはウルトラマンギンガに関する詳細も書かれていましたが、ギンガに関することは明日のブログで書きたいと思います。

 我がサイトはウルトラシリーズ、そして円谷プロを応援しています。


新ウルトラマン、今週末発表!!

2013-04-09 19:29:07 | ヒーロー

 4月に入り、春の新番組がいくつか始まりました。まだ全部始まったわけでもなし、まだ録画したもの全部見たわけでもなしですが、「断裁分離のクライムエッジ」「デビルサバイバー2」「絶対防衛レヴィアタン」「ムシブギョー」等、いくつかを見ました。今年は昨年行けなかったアニメコンテンツエキスポにも行って、いくつかの作品のPVとかも拝見したので、色々期待度の高い作品が揃ってます。でもまだ全部見きれていません(汗)。いつものことですが…。

 さて、それとは別に、ここ最近低空飛行気味だったウルトラシリーズに新たな動きがあります。今年は円谷プロダクション創立50周年の年です。元々厳しい経営の中、2006年の「ウルトラマンメビウス」で最後の力を出し切って、その後大手会社の傘下に入ったり、近年は関連グッズ店やテーマパークの閉鎖が相次ぐ等、より一層厳しい状況下になっていた円谷プロ。酷い中には「つぶれや」「ゴミ映画会社」「ゴミトラマン」等、はらわたが煮えくり返るようなバッシングも多々ありました。しかし、ライダーやスーパー戦隊と並ぶ日本のヒーローでありながら、近年その2シリーズが完全台頭し、2009年にセブンの息子として颯爽登場したウルトラマンゼロ一人でその人気を4年近く引っ張り続けていました。現在、総集編や往年の傑作エピソードを放映している「ウルトラマン列伝」の枠内に、一応ゼロのシリーズである短編「ウルトラゼロファイト」が放送されていますが、去年危惧していた通り、そろそろゼロ一人では人気を引っ張りきれなくなってきています。コスモスやメビウスにも3年近く頼ってきた前例はありますが、それらはTVシリーズの人気を受けての延長上でした。しかしゼロは特定のTVシリーズを持たず、映画やVシネマ、そして現在列伝のナビゲーターと、ミニコーナーとしてゼロファイトがあるという、コスモスやメビウスとは状況が明らかに異なります。さらにシリーズを重ねる度に最強クラスの力を与えられてパワーアップを繰り返しています。去年、ゼロに頼れるのはあと1年が限界だとツイッターにも呟いたわけですが、シャイニングゼロにまでパワーアップを遂げた彼に、これ以上の展開を求めるのは厳しくなってきました。

 そんなゼロ依存の限界と、ギリギリな状態で何とか迎えられた円谷プロ創立50周年が丁度折り重なった今年、ついにゼロ以来4年ぶりとなる新ウルトラマンが誕生するそうです!!4月12日(金)、13日(土)、14日(日)の3日間、創立50周年を記念した「ウルトラマンフィルムフェスティバル」が、渋谷にある「アイアシアタートーキョー」にて開催されます。懐かしの円谷ムービーから最新ムービーまで、大きなスクリーンで楽しむことが出来ます。入場は無料ですが、満席になり次第入れなくなってしまうので、早めに行きましょう。金曜は夜の部だけですが、土日は昼と夕方の部があり、各部で上映される作品が異なります。
 上映予定は以下の通り(開場時間は上映の30分前から)
☆4月12日(金)、18:30より(約 130 分)
・円谷プロ創立50周年映像
・快獣ブースカ第18話「こちらブースカ!110番」
・ウルトラファイト第169話「セブン二天流」
・ファイヤーマン第19話「宇宙怪獣対原始怪獣」
・ミラーファイト第10話「ミラーマンを総括しろ!」
・トークショー
・恐竜大戦争アイゼンボーグ第32話「アイゼンボーが死んだ!?」
・レッドマン第119話「5大怪獣登場編」
☆4月13 日(土)、昼の部、13 :00より(約90分)
・円谷プロ創立 50 周年映像
・ウルトラマン HDリマスターver. 第19話「悪魔はふたたび」
・ウルトラマン列伝第79話「特別総集編・ウルトラマンゼロ英雄列伝」
・ウルトラゼロファイト・連続上映・第二部・第3 ~6話
☆4月13 日(土)、夕方の部、16:00より(約120分)
・円谷プロ創立 50 周年映像
・ウルトラマン HDリマスターver. 第8話「怪獣無法地帯」
・ネオウルトラQ第7話「鉄の貝」
・ウルトラゼロファイト・連続上映・第二部・第7~10話
・ミラーマン第14話「キングザイガーを倒せ!」
☆4月14 日(日)、昼の部、13:00より(約90分)
・円谷プロ創立 50 周年映像
・ウルトラマン HDリマスターver. 第16話「科特隊宇宙へ」
・ウルトラゼロファイト・連続上映・第二部・第11~14話
・ウルトラマン列伝第91話「特別総集編・闇からの復活!甦れウルトラマン!!」
☆4月14 日(日)、夕方の部、16:00より(約120分)
・円谷プロ創立 50 周年映像
・ウルトラマン HDリマスターver. 第23話「故郷は地球」
・ネオウルトラQ第6話「もっとも臭い島」
・ウルトラゼロファイト・連続上映・第一部・第7~8 話、第二部・第1~2話
・ジャンボーグA第30話「J-A J-9 を処刑せよ!」
 以上のようなラインナップになっています。最も充実しているのはやはり初日、ミラーファイトやアイゼンボーグなど、僕もまだ見たことがない作品も上映され、さらにはトークショーもあるわけです。これは会社終わってすぐ渋谷に向かわないとキツイかも知れません…。もしダメだったら翌日行くことになりますが…。

 これだけ充実した作品ラインナップなわけですが、重要なのがこのイベントにて、ゼロに続く新しいウルトラマンが発表されるわけです。既にてれびくん等の各雑誌媒体でシルエットのみが公開されています。目は少しつり目がかった卵型、トサカはやや大きめ、カラータイマーは円形(周囲の土台形状は不明)、さらに両肩と両腕にアーマーのようなものが確認出来ます。両肩のアーマーは小振りですが、どのような役目を果たすのでしょうか。両腕のアーマーは、ネクサス以降定着した、光線技使用に使うアイテムだと思われます。マックス以降は光線と変身アイテム双方を兼ねるようになったので、この辺は商業展開向けですね。いずれにせよ、まだシルエットのみで色も姿もわかりません。ここら辺で、赤以外の色を模様に入れたティガ、鎧の意匠を取り入れたネクサス並に、思い切ったデザインを期待したいところです。展開媒体はまだ不明ですが、TVシリーズは予算的にも厳しいと思うので、現状映画あたりが妥当な線だと思います。

 近年ライダーや戦隊に遅れを取り気味だったウルトラマンに、新たな希望が見えてきました。この希望の灯が、今週末発表されます。楽しみにすると同時に、金曜にどうやって1時間で渋谷まで行くかを考えなくては…。