虹色雑談

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ハピネスチャージプリキュア!おひろめカーニバル

2014-02-01 21:47:47 | プリキュア

 本日、池袋サンシャインシティ文化会館にて開催された、明日2月2日より放映開始のプリキュアシリーズ第11作目にして、プリキュア10周年記念作「ハピネスチャージプリキュア!」のおひろめカーニバルに行って参りました。プリキュアシリーズのおひろめカーニバルは、2009年の「フレッシュプリキュア!」からスタートし、2011年の「スイートプリキュア♪」と昨年2013年の「ドキドキ!プリキュア」を除き、放送前日に同イベントが同所で開催されていました。昨年はついに10作目という大台に乗ったというのに、開催されませんでしたが、今回は、念願の10周年に到達し、11作目即ち第二10年期の1作目という記念もあり、例年以上に広報活動が活発で、声優発表も例年より早めに行われていました。実は本日2月1日は、10年前の2004年、シリーズ第一弾である「ふたりはプリキュア」の放送開始日でもあるわけです。あの頃はまさかプリキュアが10年も続くなんて、僕は愚か誰が予想したでしょうか。前年の「明日のナージャ」みたく、またすぐ消えるかも知れないとも思ってた方も多いのではないでしょうか。しかしいざ始まってみると、それまでの女児向けアクションアニメにはないガチな肉弾戦を始め、ヒロインを2人という少数人数に絞ったこと、あくまで2人の友情を主軸に持ってきたテーマ性等、斬新かつストレートな設定等が年齢問わず受け入れられ、2年目に繋ぎ、3年目は女児向けではほぼ初めてとなるまさかのキャラと世界観一新と、その後は時代のニーズに合わせる形で進化していきましたが、主人公たちが力を合わせて理不尽な悪から人々の希望や笑顔を守るという一貫したフォーマットを持ちながら、10年も走り抜けていったわけです。10年、思えば遠くにきたものです…。そんなわけで本日、満を持しての開催です。

 今回は午前中予定が入っていたため、12時過ぎまで出発が出来ませんでしたが、一昨年のスマイルおひろめの時みたいに、今回もきちんと整然されているという根拠のない確証があったので、そんなに慌てることはしませんでした。むしろハートキャッチおひろめの時が異常なほど恐ろしかったわけでしたし。到着したのは13時半ぐらい、しかし、スマイルの時と違い、3F展示ホールA1は別のイベントに使用されており、行列整理用のスペースはA2ホール丸々でした。ステージに使用されるのはウルトラマンフェスティバルで使用されるお馴染みのBホール、では物販コーナーや展示コーナー、体験コーナーはどこでやっているのかと、同じくカーニバルに行っているフォロワーさんにツイッターで確認してみると、Bの真下3FにあるCホールが、丸々それに使用されてるとのこと。ああ、なるほど…、Cホールは行ったことないから知らないわけですな…。Cホールでのことは後述するとして、今回もA2→B→Cと、完全に一方通行になっています。Bホールに近づくに連れ人が増えていき、Bホール前に立つと既に前の回のステージが開催されていました(当然入り口からは見えない)。また1年ブランクが空いているので知らない人のため説明すると、ウルトラマンフェスティバルではこのBホールを丸々使って様々な展示、物販、体験コーナー等があるのですが、過去3回と今回のおひろめカーニバルでは、このBホールは奥の方にステージがぽつんとあるだけのさっぱりした作りになっています。

 そしてステージ開始、キュアハートが1年間「ドキドキ!プリキュア」を見てくれたみんなに感謝のメッセージを送りました。そして新たなプリキュアの紹介の前に、明日放送される第1話のダイジェストが流れました。オープニングの歌の一部はこのイベントの告知CMで流れ、ネットでは1番のみのデモが聞けたところ(主にニコニコ)もあるので、周知の人もいたかも知れません。今回歌唱しているのは、元AKB48の仲谷明香(なかやあすか)さん。アニメを趣味としていて、AKB加入前は僅かな期間とはいえ声優養成所に通っていた経歴の持ち主で、各アニメで脇役をいくつか演じています。名のある役としては、2011年に話題となった「もしドラ」の北条文乃(主人公みなみの後輩マネージャー)、2012年の「ちとせげっちゅ!!」の主人公・桜庭ちとせ、「超次元ゲイム ネプティーム」の西沢ミナ(ルウィーの教祖)等です。今回の唄い方も初代プリキュアの主題歌を担当した五條真由美さんを意識したような声と歌唱法ですが、作曲者も初代と同じ小杉保夫氏なためか、もの凄くプリキュアらしい活き活きしたメロディラインとリズム感を持った、おそらくここ近年の主題歌を聞き慣れていると少し懐かしさすら感じる曲です。聞きどころは、合いの手のレベルを遥かに超越した、プリキュアたちのかけ声や台詞です。覚えたらこちらも思わずかけ声を合わせたくなるほど随所に盛り込まれています。
 元AKBと聞いて身構えてたファンもいるかと思いますが、あのグループは一握りの才能が埋没してることが時たまにあったりします(映画「ねらわれた学園」のヒロインの声と主題歌を担当した渡辺麻友さんもその1人)。
 OPムービーでは既に本作でメインとなる4人のプリキュアが全員登場しており、先述したかけ声や台詞等も相まって、本編への関心と興味を一気に惹きつける演出が見事です。冒頭は初発2人組の片方、青い戦士キュアプリンセスのバトルシーン。ブループリキュアの中では珍しい明るくはきはきしたタイプの娘で、キュアマリンのアホ因子を受け継いだかのようなコロコロ変わる表情が魅力的です。しかし覚醒以来一度も敵に勝利したことがなく、連戦連敗を強いられている、所謂「最弱プリキュア」のレッテルを貼られてもおかしくない状態です。事実彼女は「ブルースカイ王国」(今回は異世界ではなく地球上に存在するという設定)の王女で、連敗を重ねたがために国は今回の敵である「幻影帝国」に侵略されてしまってます。幻影帝国は「サイアーク」という怪物を操って襲ってきます(デザトリアンやジコチューみたく、どうやらサイアークにも素材となる人間がいる模様。どういう基準で素材にされるのかは今日の時点では不明)。結果的に紫の戦士・キュアフォーチュンが敵を倒すわけですが、このフォーチュン、孤高の戦士という設定もあり、とにかく強い上格好いいです。浄化技たる「プリキュア・スターダストシュート」もインパクトがある上、浄化する際のかけ声「星よ!天にかえれ!!」がドエラく格好いい!!さらに不甲斐ないプリンセスに対して厳しい言葉、「あなたを絶対許さない」という言葉からしても、彼女が仲間になるにはプリンセスは相当成長が必要な様子…。まぁ怒るも無理はないでしょうな…。連敗した分だけ敵の侵略を許し、自分の国一つ滅亡寸前状態にしたわけですし…。なお、先立って報じられているように、本作では世界各地で何人ものプリキュアが幻影帝国の放つサイアークと戦っており、その活躍が日夜報道されているという設定なので、先週終わった「ドキドキ!プリキュア」がそんな終わり方だったので、あの最終回は今回のこの設定に繋ぐための布石だったのかも知れないという説もあったりします(まぁ偶然でしょうがw)。
 一方主人公たる愛乃めぐみちゃんが暮らす街も、幻影帝国の侵略の爪痕が至るところに出ている状態です。敵が侵略すると、カビのようなものが繁殖していくので(例えレベルではなく、マジでカビです…)、侵略の爪痕はカビのようなもので表現されています。プリンセスは共に戦う仲間を探そうとするものの、人見知りが激しいらしく、いきなり誰かを友達にするのが苦手な様子。そこで王国を出る際、地球の神たる青年・ブルーから貰った「愛の結晶」をぶん投げて、それが当たった子が友達と、なんともいい加減な方法で相棒探し…、まさにマリンに匹敵するアホぶりww。当たったのはめぐみちゃん、場面は一気に変わってサイアーク登場シーン、ここでキュアプリンセスの変身シーンです。予告CMではキュアラブリーとのダブル変身がありますが、単体変身も可能なようです(ハートキャッチを思い出しますな)。変身時もその表情の多彩さを見せるプリンセス、決め台詞の際、両手でピストルを作ってバキューン!フゥ…!!な動きがまたキュート♪だがやはりサイアークには叶わない様子。そこで歴代主役のように勇気を出して庇おうとするめぐみちゃん。それに反応する愛の結晶は変身アイテム・プリチェンミラーとプリカードに変化、ここで変身シーンかと思いきや、続きは明日の放送でという形で終わりました。ダイジェストが終わると初発2人組である、キュアラブリーとキュアプリンセスの着ぐるみキャラが登場し、それぞれの自己紹介を行ってくれました。
 自己紹介後は、敵キャラであるサイアークと幻影帝国の戦闘員・チョイアーク2人が登場、バトルショーに移ります。今回ショーに出たサイアークは、オルゴールのような形で、背面にネガトーンのように骨格が存在、チョイアーク共々目立つ悪そうな赤いツリ目サングラス型の目が特徴でした。チョイアークは黒タイツだったのでまさにショッカーを連想させるような典型的な戦闘員ww。最後は勝利して大歓声、キュアハートも登場して、会場のみんなに、これからのハピネスチャージプリキュアの応援と、今日開催されている各種コーナーで楽しんでいってほしい旨の台詞で、ステージは幕を閉じました。

 ショーが終わったら直通ルートで3Fに降りて、初めて見ることとなるCホールへ。そこに写真撮影コーナー、商品展示コーナー、体験コーナー、物販コーナー等があります。ちなみにスマイルの時同様、直接ここに入ることは出来ないみたいです。このフロアも一昨年同様、人でごった返しです。写真撮影コーナーは、キュアラブリー、キュアプリンセス、そしてもう1人・キュアハニーも入れた3人の立ち人形から始まり、歴代10作品の戦士たちのパネル展示コーナーへと続きます(ここも撮影の列でごった返しです)。
 そこを抜けるとバンダイブース。今回の変身アイテムはプリチェンミラー。鏡型のアイテムですが、上にカードを入れるケースが存在、このケースに「キャラクター」「ボトムス」「トップス」の3枚を重ねてセットし、さらにミラー本体にセット、「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!!」のかけ声で、鏡の下にあるミラーボールを回すことで起動、変身するという仕組みです。今後出るプリカード全種が認識可能な模様。バーコード認識型カードは初代プリキュアでも使用されてますが、今回最大の特徴は、3枚を重ねることで衣装を完成させる方式の、いわばセル画のようなカンジのカードです。「キャラクター」カードには、ハートキャッチの変身時における透過光ドレスのような、体のラインにぴったりの薄色のアンダースーツを着たキャラの立ち絵が描かれており、「ボトムス」カードにはスカートやブーツ類、「トップス」カードにはジャケットや髪飾り等が描かれています。本作のプリキュア最大の特徴は、カードの組み合わせで各種ダンスをイメージした別フォームにフォームチェンジ出来ることです。キュアラブリーは「チェリーフラメンコ」「ヒップホップロリポップ」、キュアプリンセスは「シャーベットバレエ」「マカデミアフラダンス」にそれぞれフォームチェンジ、それぞれのダンスの特色に合わせた戦闘スタイルが取れます。スーパー戦隊の最初期作「バトルフィーバーJ」もダンスの特色を取り入れた戦法がポイントだったわけですが、随分と時を経てプリキュアにも取り入れられたわけです。プリカードは変身用やフォームチェンジ用だけでなく、変身前における変装に使用する様々な衣装用もあるので、その種類は多彩、今後1年間における重要なキーアイテムです。
 このプリチェンミラーとは別に、浄化技等を使う際使用するのが、左腕に装着するラブプリブレス。ハート型のクリスタル以上に、上部にあるダイヤルが大きな特徴で、ダイヤルを操作することで浄化技発動、さらに振ることでダンスアクションも楽しめます。この2つが主要アイテムで、両者共にオープン価格。さらに両者をセットにしたDXセットも販売されます(勿論オープン価格)。
 そして毎度お馴染みお世話系のアイテムは、キュアプリンセスのパートナー妖精であるリボンの人形「プリカードであそぼう! なかよしリボン」です。キャラクターカード以外の2種類、トップスとボトムスを全種認識し、組み合わせによって腹部の「幸せのマーク」が変わる他、鼻を押すと背面の甲羅(?)から、プリカードが生まれるという仕組み付きです。
 もう1つ重要なのは、昨年まで定番だった「キュアドール」シリーズに代わり、「プリコーデドール」という新たな小型ドールが登場するという点。キュアドールは文字通り第一10年期を括って締めました。プリコーデドールは、キュアドールシリーズより一回り小さいサイズで、髪型と衣装パーツを変えて、劇中のフォームチェンジを再現する形になります。キュアドールに代わるシリーズなので、第一10年期の歴代プリキュアたちも今後発売されます。

 2年ぶりのおひろめカーニバル、思いっきり明日の放送への期待度が大いに上がりました。さらに小学生以下の子供限定になりますが、明日の第1話限定で流れるキーワードを、玩具販売店で話すと、ここだけの特製プリカードが貰えるキャンペーンを実施します。いよいよ第二10年期の幕開けとなる第11作目の第1話放送の明日、楽しみです。通算9代目のプリキュアのこれからの活躍に、大きく期待しています。

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