墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

平成マシンガンズを読んで 103

2006-10-30 19:35:05 | 

「女が世界をつくるんだよ。
 男は舞台の背景を描き、シナリオを書き、役者を揃えるが、その全ては女の意のままだったりする。
 この世でもっとも可哀想な存在は、母を憎む女だ。
 女社会に背を向けた女に安住の場所はけしてこない。
 さぁ、君はどうする?」


平成マシンガンズを読んで 102

2006-10-30 19:20:48 | 

「現代において、女であるなら、『長野の帝王』みたいなノリこそ、他人に束縛されない『真の自由』なんだろう。
 歌舞伎の元祖と言われる『出雲の阿国』と『長野の帝王』はたぶん同類だろう。
 そして、ノリのない『長野の帝王』こそ、今の『専業主婦』だ。
 女が真の自由を得る為には『家庭の支配』でしか実現しない。
 その家庭において何でも自由に出来る権利を目指す感性こそが『主婦』であり、その感性が世を惑わす」

 え?

「平等という概念と、母が、この世を狂わせたのさ。
 平等は、希望の影。『パンドラの箱』に魔物と共に潜んでいた。そして、箱を開けたのはパンドラという『主婦』だった。
 そう言えば、人間が楽園を追い出された原因も、リンゴをもぎ取った『イブ』という女だったけか。
 子供の苦しみは、子供を産んだ母親の妄執が産み出す。父親なんてあんまり関係がない。
 父の暴力など、手の届く範囲に居なければ届かない。
 だが、母の愛はどこに居ようと心を蝕む。
 愛する事は妄執だ。
 己が為に他人を欲し、他人を側に置こうとする。
 その自己正当化の方便が愛だ。
 愛にすがり、他者を欲する事を正当化しようするなら、その心は気がつかないうちに『自己憐憫』に満たされるであろう。
 獣の母は、本能で成長した我が子を自分から遠ざける。
 正当化された愛と、平等という思想がミックスした時に、子供にとんでもない苦痛を与える。
 何故なら、平等が本当であるなら他人を縛る権利は誰にもないはずだ。
 なのに、母親は愛の名において子供を縛る。
 その上に、平等を教えるんだから子供は混乱して当然だ。
 女性の皆さんは、現在は男社会だなどと言って騒ぐけど、肝心の未来をつくる女も子供も、男なんか見ていない。
 もともと親父なんか昔っから家庭じゃツンボ桟敷だ。

 この世界は、今も昔も『女』が造り上げ、『女』が運営してきた。『女』は自ら一歩下がって見せていただけだ。

 母親がこの世界をつくり、この世界を狂わせた!」