墨汁日記

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平成マシンガンズを読んで 101

2006-10-29 18:00:00 | 

『いろいろ疲れました。旅に出ます。私を探さないで下さい』

 という「書き置き」とともに死神の目の前から私が消えていなくなれれば、楽になれるんだろうけど、現実問題として目の前に存在する死神を「いる」と認めなくてはいけないみたいだ。
 現実のつまらない重みには心底に疲れる。
 死神の存在は「非現実」的だけど、死神に付き合う辛さは「現実」そのものだ。なんでホントの現実ってこんなに辛いんだろう。何が悪くて、誰が悪いのか?

「あんたはマシンガンを受け取り、復讐を公約した。もはや、俺の言うままに復讐を成さねばならない」

 はいはい。
 何もかも私の行動は誰かの言うがまま、思いのまま。
 私の自由意志は「自由時間」の内にしかないのに、その自由時間でさえクラスメイトに気をつかい、周りから逸脱しないように気を使う。家に帰っても、お母さんの存在に怯えて、その息の吐き方にさえ気を使う毎日。

 正直つかれちゃった。
 もし、死神の言うがままに復讐を実行すれば、本当に全てから解放されるなら、何をしてもいい!

 なんで、私はこんなに疲れているの?