「まぁ、立ち話もなんだし、部屋に上がれや」
私たち取材班2人は、家の深部へと侵入する。
な。
なんと。
部屋の中にあったのはシーツもない敷き布団であった。
私たちは立ち尽くす。
部屋に入る余地がない。
ちゅーか、敷き布団の敷いてある他人の部屋には本能的に入りたくない。
「遠慮せずに座りなよ。座り場がないのかな。ところで、この枕には、2年物のマイよだれが染み付いているがザブントンがわりにするかい?」
フルフル。首をふる。
「仕方ないなぁ」
protozoaは、急に首の付け根まで真っ赤になって、私に向かい真顔で言った。
「座るところがないのなら、ここに座れば良いよ!」
そう言いながら、すでに座り込んであぐらをかいている太ももをピシャンと叩く。
その、あぐらの上に座れと言うのですかい。いろいろ固い物が当たりそうだ。真顔で赤くなりながらも必死で親父ギャグを飛ばすあたりに、私に対する痛いほどの好意を感じるが、その好意が逆に
キモイ!
「てなわけで、才能もない上に、読者も無視しているけど、連載は100回を超えました。明日からも適当に頑張ってね」
あぁ。私と死神はため息をつく。