昭和47年の暮れのことだった
我が家ではその年悲しい大事件が起こった
三人兄弟の一番下 小学6年生の弟が夏休みに白血病を発症して
病気がわかってわずか3週間で急逝してしまった
両親 一番上18歳の僕、妹は高2だった
父親45歳 母親40歳
家の中はもう沈み切っていた
両親にとって多分一番かわいい末っ子だったし
僕にとってもいつも隣にいた掛け替えのない人間だった
普通兄弟を亡くしてこんなに悲しむか っていうくらい僕もズタズタになって
精神的には立っていられないくらいのショックだったと今振り返ってもそう思う
毎日毎日仏壇の前でお経を唱えた
弟のために、弟のためにと一年間欠かさなかったからこの歳になっても経本無くてもお経は唱えられる
でもそれは決して弟のためだったわけじゃなくその悲しさに負けないように
ただ自分のためだったと大人になってわかるようになった
18歳浪人生だった僕は受験よりうちの仕事を選んだ
受験から逃げるっていう気持ちじゃなくて
もううちの仕事をやってゆくのは自分しかいない
ってそっちの方が強かったんだと、今でも確信している
だから大学生になれなかったことを悔やんだことは一度もない
両親の心の中はどんなだったか
自分があんまり悲しかったからそれを思いやる余裕がなかった
多分こんなに悲しかった僕の何倍か悲しかったに違いない
で一行目に戻る。。。
僕ら家族は昔から、おじいさんおばあさんが健在の頃から毎月28日になると
夜、大須の縁日に参る
何の神様か仏様かそんなことは知らなかったし
どうでもよかった
ただ、じいちゃんにおもちゃ屋で買ってもらうおもちゃが待ち遠しかっただけだ
この年は僕はもう18歳になってたんで一緒に出かけはしなかったはず
でも両親と妹はお参りして帰ってきた
母親が亡くなった弟のためにお土産を買ってきたらしい
仏壇にお供えをして 輪をチ~~ンと鳴らした
「何買ってきたの?」
「おまんじゅうだがね」
「ああ・・」
ふと見るとその包装紙に「まからんや」と印刷してある
ふざけた店名だよね
これは新天地通りの角にある洋品店だ
?? 洋品店でおまんじゅう??
「まからんやに饅頭売ってるの?」
あ~~ これあたしのパンツ
この事件はこんなに年月が経っても忘れられんのです
前にここに軽く一発書いたことがあったんだけど
昨日何気なくケンミンショー見てたら
浪速のオカン伝説とかやってて
もしインタビュー受けたら と思って
でも最初っから湿っぽっ過ぎる話だったね
失敗失敗
そういえば母親はここではポタと呼ばれてる
そのいわれはこっち
お暇があればどうぞ
我が家ではその年悲しい大事件が起こった
三人兄弟の一番下 小学6年生の弟が夏休みに白血病を発症して
病気がわかってわずか3週間で急逝してしまった
両親 一番上18歳の僕、妹は高2だった
父親45歳 母親40歳
家の中はもう沈み切っていた
両親にとって多分一番かわいい末っ子だったし
僕にとってもいつも隣にいた掛け替えのない人間だった
普通兄弟を亡くしてこんなに悲しむか っていうくらい僕もズタズタになって
精神的には立っていられないくらいのショックだったと今振り返ってもそう思う
毎日毎日仏壇の前でお経を唱えた
弟のために、弟のためにと一年間欠かさなかったからこの歳になっても経本無くてもお経は唱えられる
でもそれは決して弟のためだったわけじゃなくその悲しさに負けないように
ただ自分のためだったと大人になってわかるようになった
18歳浪人生だった僕は受験よりうちの仕事を選んだ
受験から逃げるっていう気持ちじゃなくて
もううちの仕事をやってゆくのは自分しかいない
ってそっちの方が強かったんだと、今でも確信している
だから大学生になれなかったことを悔やんだことは一度もない
両親の心の中はどんなだったか
自分があんまり悲しかったからそれを思いやる余裕がなかった
多分こんなに悲しかった僕の何倍か悲しかったに違いない
で一行目に戻る。。。
僕ら家族は昔から、おじいさんおばあさんが健在の頃から毎月28日になると
夜、大須の縁日に参る
何の神様か仏様かそんなことは知らなかったし
どうでもよかった
ただ、じいちゃんにおもちゃ屋で買ってもらうおもちゃが待ち遠しかっただけだ
この年は僕はもう18歳になってたんで一緒に出かけはしなかったはず
でも両親と妹はお参りして帰ってきた
母親が亡くなった弟のためにお土産を買ってきたらしい
仏壇にお供えをして 輪をチ~~ンと鳴らした
「何買ってきたの?」
「おまんじゅうだがね」
「ああ・・」
ふと見るとその包装紙に「まからんや」と印刷してある
ふざけた店名だよね
これは新天地通りの角にある洋品店だ
?? 洋品店でおまんじゅう??
「まからんやに饅頭売ってるの?」
あ~~ これあたしのパンツ
この事件はこんなに年月が経っても忘れられんのです
前にここに軽く一発書いたことがあったんだけど
昨日何気なくケンミンショー見てたら
浪速のオカン伝説とかやってて
もしインタビュー受けたら と思って
でも最初っから湿っぽっ過ぎる話だったね
失敗失敗
そういえば母親はここではポタと呼ばれてる
そのいわれはこっち
お暇があればどうぞ
ポタさん、なにげに、関西の血が混ざってるんやない?
きっと、弟さんも、爆笑してたやろうね。
「お母さん、間違えてるよぉ~」って。。。
思い切り笑っちゃったよ。そうだった、そうだった・・コサージュとポタージュ間違えてたんだったね(笑)最高だぁ(笑)
パンツ・・きっと高級パンツ(どんな?(笑))だから袋に入れたまま置いといたのかなぁ・・インタビュー映像・・想像すると面白いな。
洋服屋さんにおまんじゅう売ってるのかと思うかっつんも ポタ母さんの血を引いていると思うけど・・あはは~
オチを作っちゃうんだもん~笑ったわー
地元に「まからんや」ってあるんだけど、、なんと「質屋さん」なのよーーー(笑)それだったらもっとびっくりだよね~
弟さん、悲しいね~
想像しただけで苦しいよ・・・・・・・・
なにせケンミンショー見ながら思い出したことだでね
ポタはほんっとに真面目で冗談一つ言えん性格なんだけどその自然な振る舞い自体が冗談みたいだったりするんだ
この逸話を前回書いた記事にもう少し書いてあるけどね
乳がん?実は乳首事件とか
目がガン事件とか
暇があったら検索してみて~(笑)
ないわな
たしか饅頭って言葉に一回納得してさ
しばらく間があった
その間がコントの間
みんな顔を見合わせて・・ あ。パンツ ってポタが言ったんじゃなかったかな
その場で全員大笑いになったもんな
多分仏壇の中で弟も一緒にに笑ったよねって言えそうなくらい
ちょっとその時目に涙がたまってたりして・・
亡くなったのは9月だったからまだ2・3カ月の頃のはず
その泣き笑いの按配は当事者じゃないとわからんかったかもね
このポタージュ結構いい味でしょ?(笑)
そっちがメインだからはじめにしんみり話しつけちゃまずかったかもね
しかも僕んにとっては一番のしんみり話だからな
でもだからこそこのお供えが爆笑になったんだよね~
「まからんや」は質屋なのかぁ
まからんってのは値引きしないよって意味じゃんね
質屋さんでも当てはまるんか?
それとも福井では違う意味なのかな?
なんかおもしれ~