木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

パロるとパクる  白い恋人ぉ

2011-12-15 20:00:37 | タイムマシン
先日オフ会の時ににころこさんが「アズちゃんが関わることになるから」と吉本の劇場に連れて行ってくれた
公演自体は残念ながら見れなかったけどよしもとグッズが売られている売店に入ることはできた
娘が持っていそうなものがたくさん並んでる中に「面白い恋人」というお菓子もあった
さすがよしもとネーミングいいじゃん って思ったのを覚えている

北海道土産として人気の菓子『白い恋人』を製造・販売する石屋製菓(札幌市)が、
大阪を中心に販売されている『面白い恋人』(販売元はよしもとクリエイティブ・エージェンシー)に
商標権を侵害されたとして、
販売差し止めと廃棄を求め、札幌地裁に提訴した

こんなニュースを耳にしたんで少し考えてみた
  真似ることと盗むこと
いまどきの言葉にすると
  パロる事とパクること
と言い変えれるんだろうか

僕は「面白い恋人」を見たときに上手にパロったね と思ったんだよね
もしこの商品があることで本家の「白い恋人」が売れなくなるなら それはもしかしたら訴訟の対象になるかもしれない
でも、それはないだろ
「白い恋人」は「白い恋人」だし「面白い恋人」を買う人は「白い恋人」を求めて間違って買っちゃったってことはないと思うんだ
だから「販売差し止めと廃棄」はいかにも横暴なような気がする



ちょっとタイムマシンに乗らん?僕と一緒に


高校時代にやってきた
当時の僕は映画が好きで映画音楽が大好きだった
映画音楽でわからんことがあったら野球部のサードσ(^^;)に聞け という合言葉があるくらい大好きだったわけだ
その僕のあこがれの大巨匠 それがニーノ・ロータとフランシス・レイ
まだ中学生だった時に フランス映画 原題 13 Jours en France(フランスの13日)という
1968年グルノーブル冬季オリンピックの記録映画があった
ぼくも高校生になってから二番館三番館で見た
オリンピックの映像をつなぎ合わせただけと言えば言えるのだが その音楽が素晴らしい
フランシス・レイの代表作でもある
「フランスの13日」は「白い恋人たち」という邦題がつけられて公開されたわけだ
素晴らしいセンスだよね
当時そう思った すごいって


高校時代から「白い恋人たち」は僕にとって結構神聖な言葉だった
それをそののち1976年に発売したお菓子によく似た名前を付けられた
「白い恋人たち」からパクッたのが「白い恋人」なんだ
僕にとってはパロったんじゃなくてパクッたという感想しかない(桑田君にもそう思った)
その石屋製菓がパロった相手に対してよく言えるよ と思いました

石屋製菓は賞味期限偽装で世間を騒がせて間もない
それはそれもう禊は済んだつもりかもしれんけど
まだ完全に葬られたわけじゃない
今あなたがやるべきことはそんなことじゃないと思うよ
まだまだ反省が足りないんじゃない?

ただし一つだけ
もし石屋製菓が「白い恋人たち」を配給した会社にロイヤリティーを払ってるんだったら
話は別
それなら勿論責めたりはしない

でも、いろいろあるらしい「○○恋人」はパロってるだけだと思う
むしろ本家のプライドにかけて堂々としていた方が消費者の心を掴めるんと違うかなぁ





13 Jours en France 白い恋人たち



コメント (14)
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