スペイン・イタリア経済問題

スペイン総選挙が近づいて来た。どうも政権交代が起きる事が有力視されているらしい。前述の通り、スペインも経済問題を抱え込んで大変な状況である。
スペイン総選挙と雇用問題と
イタリアも大変な事は相変わらずで、先日ベルルスコーニ首相が辞任、後任に別の人--元々政治家ではなかった人--を首相に据えるなど大わらわである。で、昼食時にイタリア人、スペイン人(2人)と食堂で一緒になった。
スペイン人の同僚が二人でスペイン語で話しているのだが、中に「ポリティカーレ」などという単語が聞こえたりして、どうも政治がらみの話をしているらしい事が推測される。イタリア人の同僚が「選挙の話？」と話を振ると、スペイン人「うん、そうそう」。イタリア人「うちも政権が変わったけど、なかなか先行きは大変だ。特に経済はとても問題だ」。スペイン人「うん。うちなんかお宅の国よりももっと酷いさ」。イタリア人「経済を上向かせないといけないけど。。。It's not so easy」。スペイン人笑いながら「Yes. It's almost impossible!!」。

シュールレアリズム？

近所にあったスーパーマーケットが別の場所に移転して、新規改装の上開店となった。変わりのない毎日であるが、多少なりとも変化が生じるとちょっと嬉しいものである。ピカピカの床、明るい店内を見ると一応は期待をして入ってみる。
しかしながら当然というか、内容は完膚無きまでに今までのスーパーと同じなのである。段々テンションが下がって来る。特にスウェーデンのスーパーマーケットの弱点として、日本と比較した時に生鮮野菜や魚介類に良いものが少ないのである。野菜のコーナーの棚にチンゲンサイを発見したのであるが、このチンゲンサイの葉の、棚からはみ出した部分が皆90度にきれいに折れ曲がり、壁に沿ってだらりと垂れ下がっているのだ。ちょうどダリの絵を想起して頂ければ良いかと思う。
ダリ「The Persistence of Memory」
これを発見した時は残念ながらテンションが一気に落ちてしまった。ま、別の楽しみを探して行くことにしよう。

エリック・サーデ(Eric Saade)

これは生活情報と呼べるかどうか分からないが、スウェーデンの最近の人気ポップシンガーについて。エリック・サーデ(Eric Saade)という歌手が最近人気である。YouTubeで「Eric Saade, Popular」で検索して見て頂きたい。Popularは代表的な歌である。コンサートの黄色い声援もろともご覧になれると思う。
彼は父親がパレスチナ人で、風貌もどこと無くエキゾチックである。宮澤りえさんやウエンツ瑛士さんなども然りで、ハーフの人が芸能界に目立つのは万国共通かもしれぬ。

霜

今日は少し気温が上がったので助かった。ここ数日は気温が零下になることが多かったのだ。朝は連日霜が降りていた。霜と言っても日本の様な可愛らしいものでは無く、写真の様に雪と見まがうばかりの物である。前述の通り自分も一瞬雪かと思ってしまったが、インドから来た同僚も、一家全員で雪が降ったとすっかり勘違いしてしまったらしい。確かに朝起きて道路が一面真っ白になっているところを見たら、普通の人間なら雪が降ったと考えるであろう。恐るべしスウェーデン。