あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

ちょっと早かったかな法用寺の紅葉

2017-11-03 23:09:26 | プチドライブ・地域の事

 

11月3日は文化の日で次の日の土日と3連休の初日となる。
前日に引き続きポカポカの小春日和の今日は、夫と坂下町にある農業資材店へと出掛け
そこでは来年の春用のキャベツの苗が売られているので
あわよくば処分品のを狙って…と( *´艸`)

処分品とは言うけど葉っぱが痛んでいたりとか、そう言うたぐいなので
元肥をたっぷりと仕込んだ畑に植えて根付くと
俄然元気が出て、春先にはけこうなキャベツとなることが多い。
まあ、少々失敗作が出たって安かったと思えば諦めもつくってもんで!

あったんだよね~~ 18本498円のがなんと298円!!
もちろんお持ち帰りして、さっそく植えた。
他にも絹さやとスナップエンドウ、グリンピースと
今年の豆類3兄弟は、畑に秋植えとし種を蒔いた。

そんなラッキーだった日

坂下町の農業資材店から、寄り道をして夫を連れて行きたいとこがあった。
美里町の会津高田町雀林にある法用寺、会津5桜である虎の尾桜の有名なお寺で
桜の季節も良いけれど、紅葉のこの時季もいいんじゃないかなって
会津に現存する唯一の三重塔を夫に見せたかったって事もあった。

車は坂下町から新鶴へと、中田の観音様を過ぎ
新鶴温泉ホットピアを高田雀林方面へと
眼下に美里町や遠くに会津若松市内を望んで
走る道の両脇にはくすんだ枯れ葉色に染まってる。

天気は上々車のガラスをあけて、秋の日差しを感じる。

法用寺入口の案内板から右折すると村内の奥まったとこにある。
入口には菊展が開催されて、色とりどりの菊の花がたくさん展示されて
法用寺脇にある虎の尾桜は葉も落ちて、すでに眠りに入ったように思えた。

落葉に敷き詰められた石段

本来であれば 国重要文化財の仁王像は仁王門に祀られるのだが
像高2mを越すケヤキの一木造で、今は火災を避け観音堂に安置されている。

法用寺奉納菊花展が開催されていた。

初めて見た珍しい菊の花

会津の5桜と言われる虎の尾桜はすっかり葉を落としていた。

法用寺は会津三十三観音の第29番札所で会津坂下町の恵隆寺に次いで
会津で二番目に古い寺院であり養老4年(702)年、徳道上人による開基と言われている。
寺の正面には会津巡りで訪れた人が貼り付けて行った名前が書いてある用紙が
所狭しと貼られていた。

菊の花に飾られた法用寺

三十三観音参りの札がたくさん貼られている。

どこにでもこんなふうに書き込む人がいるものなのだね!

菊の花を堪能して、法用寺の三十三観音参り
お詣りをした所で名前を書いた用紙を奉納してご詠歌を詠って
お嫁さん同士の親睦をも深めるって意味合いもあったのかどうか
新しく結婚したお嫁さん同士何人かで…遥か昔ここへ来たんだなと
すっかり思い出すことは出来ないけど当時に思いを馳せる。

観音講として一生のお付き合いとなるなんて…今はなくなったのだろうなあ。
私ら年代だったら知ってるとは思うけど。

めぐりきて にしをはるかにながむれば
あめつゆしげき ふるかたのぬま…ご詠歌にはこうあった。

ばあちゃんが居た頃ディサービスやショートステイに行った時には
よくこういうとこに来ていたのだと夫に話す…夫は初めてだったようで
特に三重塔に強く惹かれたのか、珍しく携帯で写真を撮っていた。

ちょっと小高い場所には鎮守意加美神社 縁結びの神でもある。

見えて来た三重塔

安永9年(1780・江戸時代)に完成し、高さは20mを超え
その姿は県内にある三重塔の中でも最も美しいといわれている。

御氷餅搗阯 村人が餅を搗き氷らせて御氷餅を作ったと言われる。

御氷餅搗阯の脇に流れる湧き水

まだすこし早いイチョウに木漏れ日

千葉から来たと言われる人に出会い
10年前本郷の瀬戸市に来た事があって
懐かしくて来てみたのだと、そこで聞いてきたようで
こんなに良い所があるのですねって…春には会津の5桜と言われる虎の尾桜が咲くのだと
今度は桜の時季に来られるのもいいと思いますよなんて…ちょっとPR( *´艸`)

落ち葉の絨毯を踏みしめて
短い時間ではあったが3連休の初日を楽しんで来た。

 


 

コメント (6)
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