あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

オムツにまつわる話

2010-03-01 23:07:04 | 介護
先日ケアマネージャーさんがショートステイの予定と決定された日付表を持ってきた。
その時に何か手土産があって…他の利用者さんで、使わなくなった尿取りパットですが
良かったらpochikoさんのとこでお使いになりますか?と聞かれ
もちろん有り難くいただいた。

以前も同じ地区のお年寄りが亡くなった時も
使わずじまいだったオムツをたくさんいただいた事があり
ばぁちゃんが入院中も、未使用オムツをいただいたりしたが
こういうのって、相身互いとでもいうか何と言うか…。

気持ち悪いとか思うかもしれないけど、使わずに逝かれたお年寄りの分まで…って。
だからばぁちゃんが元気なのかなぁ~などと、そういうとこがあるかもしれない。

ちなみに尿取りパットとは、紙オムツの上に敷くもので
高い紙オムツを一回一回交換すると、とんでもい金額になってしまうので
安いパットだけを交換する事により、いつもサラサラで気持ちよく過ごす事が出来る。

私が気に入っている尿取りパットは、肌の弱いばぁちゃん用にと
いろんな尿取りパットを使ってみて、ようやく見つけたお気に入りのもので
長時間使用するものだから、少しでも肌に優しいものと選んだ商品だった。



ばぁちゃん…シップでさえ、長時間貼ったままだと
その部分が赤くなって痒くなるのは元気なころからだったし。

そんな事で先月末に、2月分のオムツ券を使わないと…と
たかだか2000円分だけど、それだけでも助かるもので
大型薬局へと、いつもの尿取りパットを買いに行った時の事。

目指すオムツをカゴに入れて、おしり拭きなんかも必要だと
物色していたら…そう年の頃70代半ばのおばあさんが
いつも買ってるはずなのに、どのオムツか忘れっちまってなぁ~と
私に話しかけてきたので、二言三言話をするうちに
このおばあさんは旦那さんの紙オムツではなく
娘さんの為だという事が分った。

オムツ生活を余儀なくされた娘を高齢の母親が介護をしている。

事故に遭い脳を損傷して、半身麻痺となり入院生活も二年になるという。
こういう言い方も何だが、高齢者であれば先も見えるというもので
だけど娘さんだったら…きっとお年頃で、親としたら切ない現実だろうと思うと
なんだか、なんて言葉をかけていいか分らなくなって
無理をしないように、自分の体も労わる様にと
気の利いた言葉もかけられなくて別れたけど
大人用の紙オムツを使う人は、何も老人ばかりではないのだと
その時あらためて気付かされた日だった。


という事でプリムラ・ジュリアンをUP♪


花言葉は…青春の喜びと悲しみ
プリムラの名は「プリマ(いちばんの)」に由来し「春の最初」に咲く花の意味とある。



コメント (44)
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