なんとなくホッとした昼下がり、退院したばかりのまる子をおぶって
家の周りを散歩がてらに、のんびりと歩いた。
病院では超我儘だったまる子も次第に落ち着いてきたようで
ねんねこから手を出して、あっちこっち指を指しては
何やらごにょごにょ話しているのを
たいして理解出来てはいないのだけど
適当に相槌を打つと喜んでいる…微笑ましい光景っちゃ光景なのだが。
まだ雪深い会津…。
見上げれば青空!! 風は冷たいものの…それでも気持ちがいい。
電線には数羽のカワラヒワ。
お仏壇にお供えしたリンゴ、もっと早くに食べればよかったと思いながら
捨てるのもどうかと庭のプルーンの枝に半分に切ってザクッと刺して
何か野鳥が来ないか…そういう事も楽しみにしているのだけど
残念ながら啄みに来るのはヒヨドリだけで
ヒヨドリが来ると、他の小さな野鳥は近づいて来れないみたい。
っていうか、カワラヒワの主食は雑草の種で
プルーンの木に刺さったリンゴに見向きするのは
ヒヨドリくらいなものなんだよね。
カワラヒワは雀くらいの大きさの野鳥で、かなり警戒心が強い。
だから、いつも遠く見かけるのだけど近づくとすぐに飛び去ってしまって
思いっきり望遠を効かせて、雑草の種を啄んでいる姿を撮るくらいしか出来なかった。
そんなカワラヒワはいつも厳つい顔の野鳥だと思っていたけど
頭上の電線に3~4羽のカワラヒワ…カメラのレンズ越しに
よっくと見れば思ったよりも可愛い。
電線だけど、遠く雑草の種を啄んでいる距離よりはずっと近く
思わずカメラを構え…何枚か写真に撮る。
高さのある所にいると危機感を感じないようで
逃げる様子も見受けられない。
鴨とかアオサギとか、よくいる野鳥全般にそうかもしれないけど
体が丸っと見えると警戒するけど、車の中から姿が見えないと
けっこう近くに寄っても気が付かないことが多い(笑)
カワラヒワはスズメ目アトリ科カワラヒワ属の留鳥・漂鳥で
スズメとよく似ているため間違えられやすいが翼に黄色い帯があるので目立つ。
いつもは地味でも飛べば艶やか黄色が映える野鳥で
食べ物は雑草などの種を食べる。
日本では北海道から九州までの低山地・平地で繁殖する他、小笠原諸島にも分布して
巣は林ばかりではなく、街路樹、庭木などにも作られているようだ。
北海道以北で繁殖するものが、関東地方以西には冬鳥として渡来し
繁殖後は草地の広い、河原でみられることが多いので、この名がついたようだ。
ーサイトより抜粋ー
ともあれ、下から撮られているのに気が付いているのかいないのか
電線に止まって思い思いの格好で羽づくろいしてみたり
別な場所に飛び立った…と思うとまた戻って来たり
何とも可愛らしい。
厳ついと思っていた顔さえ、つぶらな瞳に白っぽい大き目な嘴と
翼の黄色味を帯びたウグイス色とでもいうのかしらん。
魚尾というのか、普通の野鳥とはちょっと違ってラブリー♪