あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

電線のカワラヒワ

2017-03-01 22:22:56 | 野鳥

なんとなくホッとした昼下がり、退院したばかりのまる子をおぶって
家の周りを散歩がてらに、のんびりと歩いた。
病院では超我儘だったまる子も次第に落ち着いてきたようで
ねんねこから手を出して、あっちこっち指を指しては
何やらごにょごにょ話しているのを
たいして理解出来てはいないのだけど
適当に相槌を打つと喜んでいる…微笑ましい光景っちゃ光景なのだが。

まだ雪深い会津…。

見上げれば青空!! 風は冷たいものの…それでも気持ちがいい。

電線には数羽のカワラヒワ。

お仏壇にお供えしたリンゴ、もっと早くに食べればよかったと思いながら
捨てるのもどうかと庭のプルーンの枝に半分に切ってザクッと刺して
何か野鳥が来ないか…そういう事も楽しみにしているのだけど
残念ながら啄みに来るのはヒヨドリだけで
ヒヨドリが来ると、他の小さな野鳥は近づいて来れないみたい。

っていうか、カワラヒワの主食は雑草の種で
プルーンの木に刺さったリンゴに見向きするのは
ヒヨドリくらいなものなんだよね。

カワラヒワは雀くらいの大きさの野鳥で、かなり警戒心が強い。
だから、いつも遠く見かけるのだけど近づくとすぐに飛び去ってしまって
思いっきり望遠を効かせて、雑草の種を啄んでいる姿を撮るくらいしか出来なかった。

そんなカワラヒワはいつも厳つい顔の野鳥だと思っていたけど
頭上の電線に3~4羽のカワラヒワ…カメラのレンズ越しに
よっくと見れば思ったよりも可愛い。

電線だけど、遠く雑草の種を啄んでいる距離よりはずっと近く
思わずカメラを構え…何枚か写真に撮る。
高さのある所にいると危機感を感じないようで
逃げる様子も見受けられない。

鴨とかアオサギとか、よくいる野鳥全般にそうかもしれないけど
体が丸っと見えると警戒するけど、車の中から姿が見えないと
けっこう近くに寄っても気が付かないことが多い(笑)

カワラヒワはスズメ目アトリ科カワラヒワ属の留鳥・漂鳥で
スズメとよく似ているため間違えられやすいが翼に黄色い帯があるので目立つ。
いつもは地味でも飛べば艶やか黄色が映える野鳥で
食べ物は雑草などの種を食べる。

日本では北海道から九州までの低山地・平地で繁殖する他、小笠原諸島にも分布して
巣は林ばかりではなく、街路樹、庭木などにも作られているようだ。
北海道以北で繁殖するものが、関東地方以西には冬鳥として渡来し
繁殖後は草地の広い、河原でみられることが多いので、この名がついたようだ。
ーサイトより抜粋ー

ともあれ、下から撮られているのに気が付いているのかいないのか
電線に止まって思い思いの格好で羽づくろいしてみたり
別な場所に飛び立った…と思うとまた戻って来たり
何とも可愛らしい。

厳ついと思っていた顔さえ、つぶらな瞳に白っぽい大き目な嘴と
翼の黄色味を帯びたウグイス色とでもいうのかしらん。
魚尾というのか、普通の野鳥とはちょっと違ってラブリー♪

 

 

 

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いつか飛び立つ日の為に!!

2016-12-21 22:49:54 | 野鳥

その鴨を見たのは、確か春の終わりころだっただろうか。
ジッとうずくまって身動きひとつせずに
まるで剥製の鴨でもあるかのように…ひょっとして死んでる?
とも思えたけど、どうやらその心配はなさそうだが
片翼がダラリと垂れ下がったままだった。

いつのまにか姿を消してしまっていたので
きっと生きてはいないだろうと思っていた。

その後、季節は夏!

何気に見かけたあの鴨
片翼を怪我して瀕死だったように思えていたが
思いがけなくも、また出会うことが出来た。
しかし、その片翼は無残にも人間が手を捩じ上げられたような形で
あれじゃ飛ぶことは一生出来まいと感じた。

生き長らえたとしても、川の浅瀬を這いつくばって
なにがしかの餌を求めての一生に違いないだろうと
可哀想だけど仕方のないことで、まあ 長生きは出来ないだろうとも思っていた。

あれからしばらくあの鴨を目にすることもなく月日が過ぎて
つい先日にまた見かける事が出来た。

片翼を捩じ上げられたような姿をしていた鴨が
小春日和の…これから寒さが厳しくなる頃なのに
水温むかと思われるような暖かい日の中
まるで日向ぼっこを楽しむかのように
翼を縮めたり広げたり…捩じ上げられたような片翼は
なんとか元の位置まで戻ってはいたけど
まだダランとした感は免れなかった。

それでも、一生懸命に動かして
きっと明日…きっといつか、あの大空へと飛び立つためにと
それが生きて居る証でもあるかのように!
ダラリと下がった翼を動かしている。

ある時は空を見上げて屋根に止まる白鷺を眺めて
またある時は電線に群がる雀たちを凝視して
水に浮かびながら、何度も何度も翼を広げている鴨に
生きる事、生き延びる事に必死に向かい合う野生の強さを感じた。

 


追記

その後のまる子の経過は、熱は出なくなったものの
まだ咳は続いて、一時期よりは少なくはなったけど
まだ完治までには程遠い様で
それだけ、あのRSウィルスは凶悪だって事!

2歳児までの幼児は重症化するってホントだったようだ。

体が辛いのか、おんぶしてもらうのが一番楽だとみえて
いつもおんぶか抱っこじゃないと愚図って
私やよっちゃん以外は大泣きする。
いわゆるすっかりのヒッツキ虫と化し
一日中おんぶするには、かなり腰や肩にズッシリとくる。

それでも、ようやく最近は笑顔が出るようになり
咳も少しずつ減って来て、じいじでも一緒に散歩したりおんぶしたり
サクぼんを保育園へお迎えに行く時には、泣かないでじいじとお留守番できるようにもなった。

焦らずにゆっくりと完治を目指して頑張って行こうと思う。

 

ということで、今回もコメント欄は閉じさせていただいています。

 

 

 

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ちょっと待てヒヨドリ!! 写真を撮らせて…!

2016-03-07 22:32:15 | 野鳥

少しずつ暖かくなって行くのが分かり始めたこの頃。
また庭先に野鳥が戻ってきたようで
雀やムクドリ…ツグミなども見られるようになって来た。

さすがに、まだメジロは早いだろうけど
椿の花に群がっていたり、仏壇下しのミカンやリンゴなど
プルーンの枝にさげたカゴに入れておくと
どこからともなく動きの速い鳥影が見え
その都度カメラを持って窓際にへばりついて
パパラッチならぬババラッチに変身する。

最近来るようになったのはヒヨドリで
ちょっと大柄の野鳥のせいか、ヒヨドリが来ると
ムクドリとか雀は近寄り難い…というか
ヒヨドリが寄せ付けないのかもしれない。

まあ、対抗できるのはカラスくらいかなあ…。

ヒヨドリ…一見地味なような野鳥だけど
いやいやどうして、カメラの望遠を最大にしてみると
胸には斑点模様があり、頭には鶏冠のように羽が立ってるのが見える。

なかなかの男前というか…そのあたり何に比喩していいの分からないけど。

つぶらな瞳と頭と胸の辺りが好き!

ボサボサ頭に茶色いほっぺ「ヒーヨヒーヨ」鳴くヒヨドリは
全長27.5cmほど…全体が灰色に見える羽色の野鳥で、花の蜜や果実が大好物とあり
これは熱帯が主生息地であった祖先ヒヨドリの名残りらしく
この時期、虫や草の葉や芽も食べるが、花が咲くと蜜に群がるようで
そういや、咲いた椿の花に嘴を突っ込んでいたヒヨドリも見受けられ
雌雄体色が同じ野鳥で、細かく分けると蝦夷ヒヨドリという亜種など
8種類の亜種に分けられるが、北に行く程白い体色になるらしく
本州のヒヨドリはエゾヒヨドリよりも黒っぽく見えるのだそうだ。

ヒヨドリはミカンとリンゴ…どっちが好きなんだろ?

なかなか警戒心が強く、警戒のアンテナを張り巡らせているようだ。

どうも用心深い野鳥の様で、サッシの戸を少し開けただけの音でも
サッと飛び立って行ってしまう。
なんだい、なんだい、捕って食おうってんじゃなく
ちょっと写真を撮らせてもらうだけなのに
そんな逃げなくっても…ケチ!!とか思ってしまう。

雪のヒヨドリはより凛々しく見える。

梢のヒヨドリ

少しだけサッシ戸を開けておいて、薄いカーテンは閉める。
ヒヨドリが来たとなると、カーテンの隙間からカメラのレンズを覗きこませて
ズームUPして写真を撮る!!…何とか撮れるが
なかなか上手く撮れずに、これはシャッターチャンスと思えば
パソコンに取り込んで見ると、ボケ気味だったりで
思うような写真の出来ではないが
私の持っているデジカメじゃこれが精いっぱいの写真だった。

 

 

 

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母さん鴨と七匹の小鴨ちゃん

2015-07-27 22:37:59 | 野鳥

朝から暑い…なのに家に居たくないサクぼんに
日陰を探しながら息子とベビーカーに乗ってのお散歩で
最近、歩きたがらないんだよねえ~
抱っこ、抱っこって上手い具合に歩く前に回り込む(笑)

朝食後のひとときに、川沿いをのんびりと…(*´▽`*)
おおっ、ベビーカーが止まって何かを見てる。
近づいてみると母親鴨と七匹の小鴨

母さん鴨の足元に全員集合!! や~~~ん、メッチャ可愛い!!!

母親鴨にくっ付くように、こもこもと歩いたりうずくまってみたり
後ろの方からカメラを持ってそっと近づくババラッチ!だが
特に逃げようともしない様子なので…大胆にもかなり近づいてみる。
さすがに警戒しているのか、尻尾の羽を広げながらピコピコと動かすと
離れていた小鴨が母親に寄り添うようにくっ付いて行く。

あぶないわよ~ 坊やたち、傍を離れないで!!とかの合図かな?と思うのだけど。

アップで小鴨ちゃんたち

まるでヌイグルミみたいに愛くるしい♪

母さん鴨の後を同じような格好で歩いて行く姿に思わず…プッ( *´艸`)

とにかく可愛らしい、よちよち歩きで母さん鴨の後を追いかけていく。
まだ水に入れないんじゃないの?って息子は言うけど
なかなかどうして…母さん鴨が川に入ったのを見ると
次々と川に入ってイッチョマエに泳いでいる( *´艸`)

暑い日だけに気持ち良さそ~~(*´▽`*)

 

鴨って孵ってから、すぐに泳げるようになるみたいなんだよね。
すぐじゃないとしても、3日もあったら完璧に泳げるみたい。
だって水鳥だもん。

しかし、オモチャのぬいぐるみみたいな体で
母さん鴨の後を一生懸命に泳いでいく姿は癒されるぅ~~

でも川からあがれるのか? 外敵に襲われないか?
カルガモの外敵といったら、一番にカラスかな?
我が家のノリスケも外敵の部類だよな(^_^;)
外敵から逃れて成鳥になるのは、何でも2割くらいの生存率のようで
カルガモのヒナの数が、当初はおよそ7~8羽なのは
大幅に増えたり、減ったりしない数なのかもしれないねえ。

それでも、なんだか心配で、親子鴨の後をくっ付いて行く。
母さん鴨は小鴨を促すように、上流へと泳いで行き
道路下の水路を越えて、ずっと先の方へと、外敵の死角になるような
そんな雑草に覆われたような場所を選ぶように泳いで
姿を消してしまった。

ハンターノリスケ…只今休業中!!

それこそ、ノリスケに見つかったら
1羽2羽の被害は免れないだろう…と、どこにいる?ノリスケ!
家に帰って見たら、朝帰りしたせいかキツキツの箱に
小ぢんまりと納まって爆睡していた(笑)

 

 

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思いがけないドカ雪とヒヨドリ

2015-03-13 23:21:43 | 野鳥

雪国の会津、3月に雪が降るのは珍しい事ではないのだけど
まさか、50センチ越えの積雪があるとは思ってもみなかった。
前日から降り続けた雪は、休みもせずに降り続けて
よく夜中に降った雪は積もるというけど
ものには限度ってもんがあるじゃないの!


朝起きて庭を見ると、こんもりと綿帽子


どんどんどん…降りしきる雪

朝起きて外を見たら、ようやく春めいてきた庭も真冬状態に逆戻り
三寒四温なんてもんじゃなく…いや、ほんと!!
小屋が…屋根から落ちてきた雪で半分ほど埋まってしまった。

夫は朝4時起きで家の前の除雪作業をしないと会社にも行けやしない
一昨日と昨日と今日と…断続的に降り続いて
いったい、どうなってるの(◎_◎;)

コタツに入って、外を見ればカーテン越しにでもボサボサ雪が見える。

……っと、一瞬黒い影が通って行く。

おっ、何か野鳥が来たなと外を見ればヒヨドリ。
この間の春日和の日に、木の枝にぶら下げておいた仏壇のグレープフルーツに
ずっと、なにも野鳥が来なくて…凍みて腐ったような所を
一生懸命に啄んでいる。


雪の中ヒヨドリがやって来た!

とにかくカメラだカメラだと、ガラス戸の隙間からそっとカメラを向ける。
いつもは気配を察してすぐに飛び立ってしまうヒヨドリだが
この日は降りしきる雪に気配が感じられなかったのか
逃げる素振りも見せずに、あちこちの枝へと飛び移り
時として腐ったようなグレープフルーツを貪っている。


降りしきる雪にご自慢の羽冠にも雪が積もってる。


グレープフルーツを食べるヒヨドリ

ずっと、野鳥が来なくて半分諦めかけていた。
いつもはメジロなどが来てる時に現れて
メジロを追い払い、悠々と餌をもサボるヒヨドリで
ちょっと コイツはあ~と思っていたが
まだメジロが来る時季でもないしまあいいか( *´艸`)


ヒヨドリ ドアップ!!

ヒヨドリはかなり警戒心が強い野鳥のようで
鳴き声は賑やかなのに、なかなか人目につく場所には来てくれないらしく
時季的に食べられる餌も少なくなってきたのだろうか。
顔を出した新芽は雪に覆われて、仕方なしなしってとこかもしれないが
ヒヨドリが間近で見れた事は嬉しい。

 

 

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雪の中の鴨たち

2015-02-02 00:32:07 | 野鳥

このところ雪が降ったかと思うと、止んで晴れ間が見えてみたり
一時期のようなドカ雪はもう来ないと良いのだけど
この日も朝から降りしきる雪の日だった。


キッチンからの風景 -夜明け前ー


近くの神社、雪の降りしきる光景

家の近くにある川は、よく鴨がやってくることが多い。
時には一羽だったりとか親子連れだったりとかで
ヒメの散歩で通る私の気持ちを和ませてくれたりもしているが
この辺りに来るのは、ほとんどがカルガモで
特に美しくもなく…ごくごく一般にみかけられる鴨だった。


何羽かの鴨が飛び降りて来る。

そんな鴨を題材に、いろんな創作を作ったりして
春の日差しに数羽の鴨が泳いでいると家族連れなのか?とか
晩秋に一羽の鴨がいたりすると仲間がどうしたのだろう?とか
とかく気になる存在ではあった。

創作 一人ぼっちのひとり言 ぽちっと!!

創作 続 ひとりぼっちのひとり言…そして誰もいなくなった。 ぽちっと!!

今年もまた10羽ほどの鴨がこの川へやって来た。

一生懸命に餌を探しに水の中へ潜ってみたりして
以前はわざわざ餌をあげる人などもいたけど
今は誰も餌をあげに来ることもなく
ただ…雪の中を、ひたすら潜って餌を探して…。

いつもの年よりも多くの鴨が集まっているので
多く集まるってことは、それだけ餌になるものが多いって事なのかどうか
それでも何もない川よりかは、鴨が泳いでいる姿が見られるのは嬉しい。

鴨は…というか、水鳥は体にダウンをまとっているので
寒くはないのだろうが、水の中にある足は冷たくはないのだろうか?
いくら水鳥とはいえ、氷点下以下の朝などはどうしてるのか?
素朴な疑問。

ところが良くしたもので、鴨にはワンダーネットという組織があり
足に向かう動脈の熱を心臓へ戻る静脈に移し
足だけ冷たい血液を流すことができるらしい。
この熱交換システムによって、足がどんなに冷えても、
身体は暖かいままでいられるのだそうだ…と、ググった結果だが。

水鳥たちは、一つの体に、二つの体温をもっているのか!
なかなか都合のいい体を持っているものだと
そんなことを考えながら、鴨の写真を撮って来たが
それでも雪の降る日は寒いに違いない…。


川の隅に身を寄せ合っている鴨たち


ホンのひと時の日差しに寛ぐ鴨たち

 

 

 

 

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アバウトなツバメ巣立ちの時

2014-08-23 22:50:24 | 野鳥

我が家の車庫のシャッターの、その内側にはツバメの巣がある。
今年もお馴染みさんのツバメが来て、孵った雛も無事に巣立って行ったのが
確か…6月も末の頃だったのではないかと思う。


(6月15撮影) 一番手のツバメちゃんたち、何気に巣も立派な感じ。

そして、やっぱり毎年の如く、二番手のツバメが来て
同じように巣に卵を産んで雛を育て…。
しかし、同じツバメでもいろいろと性格がある様で
最初に来るツバメは、いつも同じ巣を使い
ちゃんとリフォームして、その技はまるで新築そっくりさん!

ところが二番手の一カ月ほど遅れて来るツバメのアバウトな事ったら!
一番手が使っていた巣をチャッカリと使う時もあるが
隣のボロっちいのを使う時もあって
その時の気分次第ってとこみたい。


ボロっちい方住処と決めたようだ…^^;

しかもヒナ育てがあまり上手じゃなくて
いつも一羽か二羽巣から落っことして
戻してあげても、一度落っこちた雛は
育児放棄されてしまうのか、結局 落っこちて
遭えない姿となってしまう事があった。

関連記事『ダメンズなツバメ…残念な結末』  ポチっと!! 

今年は何をトチ狂ったか、半分ほど下ろしておいたシャッターに
泥をなすりつけて巣作りを始めた。
そ、そんなあ~ シャッターに巣など作られたら
上げ下げも出来ないし、シャッター錆びてしまうじゃないかと
泥をなすりつけて行くと、竹ぼうきでこそぎ落とす。
また泥を付けて、それを落とす…と
終いにはどうしても諦めないので、シャッターを上げてしまった。

さすがにアバウトツバメは諦めたようで
今度は二つ並んだ巣のボロっちい巣をリフォームし始めたけど
どうも不器用というか藁はボロボロだし
しかもちゃんと完成してないうちに卵を産みつけてしまったようで
親ツバメの姿が半分も見え隠れしてるって、なんといい加減な(~_~;)


どうやら雛が孵ったらしい。

まあ、ツバメだってプライドってもんがあって
誰かが作った巣なんて使えるか!!と言ったかどうか。

やがて卵から雛が孵ったようで微かながらチイチイと鳴き声が聞こえる。
今度は巣から落っことさないで、無事に巣立ってくれよと
ちょくちょく観察をした。


大きくなるにつれ顔を覗かす。

しかしアバウトな性格はどうしたもんか
餌をねだる様になった雛にトンボを捕まえて来るのだが
そのまま与えるので、ヒナは食べられずに
やっぱり巣の下に瀕死状態のトンボがよく落っこちてる。


落っこちていたハラビロトンボ

実は私がハラビロトンボの存在を知ったのは
ツバメの巣から落っこちたのを見てからだった(笑)

そんなツバメたちを心配しながら、今年は巣から落っこちる雛もなく
3羽の雛が巣から顔を出す様になった…っていうか
ちゃんとリフォームしていないから、巣の深さも浅く
いっつも雛が3羽姿が丸見え状態だった。


三羽並んでいるけど、巣は上げ底状態みたい!

それでも何とか育って行くもののようで
もう少しで巣立ちかと思われた頃
なんだか家の中にいると妙に大きな声の鳥の声がうるさい。
なんだろうな~と玄関へ出てみると、開けっぱなしの玄関のドアに
巣立ったツバメの子が3羽、ピチクチャピチクチャと止まっていた。


玄関のドアに三羽の雛…なんだか、メッチャ可愛いんだけど♪


近くに寄っても逃げる気なし!

なんとまあ可愛らしい事!!
今年は無事に巣立つ事が出来たんだね~
と、まあ そこまでは良かったのだが
挨拶は良いから、早く飛んで行かないと玄関が糞だらけ
いつまでも開けっぱなしって訳にも行かないしね~


意地悪をしてドアを閉めようとするが、落っこちまいとへばり付く(笑)


今度は壁に移動してみたりと、なかなか玄関先から離れないでいる。


苗箱の上に止まってるツバメ

そのうちに小屋の屋根に行ったり
また車庫の中に戻って苗箱の上に止まってみたりしていたけど
無事に巣立ったみたいで、いつの間にか居なくなってしまった。

ちょっと感無量!!

 

 

 

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ひと時のカルガモちゃん一家

2014-07-11 23:34:53 | 野鳥

その日の夕方の事、一羽の母親鴨と四羽の子鴨が
家の脇の少し大きめの川を泳いでいた。


カルガモの親子

それは本当に珍しい事で、いつもなら人気のない田んぼ脇の側溝で
人目を避ける様に親子水入らずに泳いでいるはずなのだが
たしか、その日は地区の農業用水路の泥上げ作業があり
鴨の親子はいつもの雑草に見え隠れする側溝に居られなくなったからか
ひょっとしたら…少し大きめの雛なので
大きな川まで遠征して来たのかもしれない。


母親鴨から離れてみたりくっ付いてみたりの子鴨

母親鴨は自ら水の中へと宙返りをし餌の取り方を教えている様に
何度もお尻だけを出して潜っていると
そうしているうちに子鴨も真似をして潜るのだが
いかんせん小さい…体がトプン全部沈んでしまう(笑)


母親鴨から餌の取り方を教わる。


お尻半分残らないで、ちっちゃい子鴨は水の中まで沈んでしまう^m^


愛らしい子鴨

母親鴨が水面で羽をバタバタさせる。
ほら、やってごらん…そう言いたげに何度もバタバタする。
何を意味するのか…毛づくろいか
はたまた人間で言う背伸びみたいなものかも?
それとも飛び立つ時の準備体操なのか…。
何のためにするのか知らないけど母鴨がバタバタを教えているようだ。


餌取りは止めて、今度はお母さんを見て真似をするのよ~と言いたげな。

子鴨も真似をして水面でバタバタやるのだが
悲しいかな翼が小さくって、ちょっと滑稽な感じがする。


やってみるーーーー!!子鴨①


わぁ~ 出来た出来た♪子鴨②


少し遅れて…僕も出来たよ~なんとかだけど…^^;子鴨③

それでも一生懸命に母親鴨の真似をして
家の脇を上流へ行ったり下流に戻ってきたりと
そんな鴨の親子を驚かせないようにと
ソッと近づいて何枚も写真に撮らせてもらった。

ちなみにカルガモは全長:61cmほどでくちばしの先だけ黄色。
全国の水辺で1年中見られ、腰の部分に白い三日月模様
(三列風切羽根の縁が白いんだねえ…。)
飛ぶ時は腹が黒く見え水辺の草地に巣をつくる。


帰っていくカルガモの親子

やがて夕暮れ近くになると、どこへもなく姿を消して
あれから二度と戻ってくる事はなく
いつもの田んぼ脇の側溝で
いつもと同じように餌を取る練習をして過ごしているのだろうか。

 

 

 

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カワラヒワとオナガの写真が撮れた♪♪

2014-06-16 22:50:24 | 野鳥

毎日 ヒメの散歩で歩いているけど、最近目新しい野鳥の姿が見えないでいた。
春先に見たメジロなんかはどこに影を潜めているのか?
そういや、ツグミなんかも見なくなって久しい。
この辺りに居るのはスズメかムクドリか
はたまた巣立ったばかりのツバメだとか…。


三月の末に撮った後ろ姿だが…たぶんショウビタキ


四月の半ばに撮った…ツグミ

先だってカワラヒワを見かけたのは田植え前の事で
まだ砂利道だった農道で、何か野草をついばんでいる姿で
いっつも遠くからじゃないと写させてくれないカワラヒワ。
ズーム一杯にぶれないように撮るのが精いっぱいで
ヒメ、動くなよ~~!!と
撮影タイムはヒメにとって窮屈な時間となっているに違いないが^m^


ヒメの散歩コースのカワラヒワ

カワラヒワ 肌色で太めのくちばし、翼と尾に黄色の斑。
全長:14cm 九州以北。
林、草地、農耕地、河原に普通いる。
市街地では、空き地でタンポポなどの種子を食べ
樹上に細い草をつづった小さなおわん形の巣をつくるようだ。
黄斑が飛ぶと目立つM尾で、高い声でキリリリと鳴く。
さえずり:ビィーンと濁った声も出す事もある。

ところが思いがけなくも
二階のホールをモップがけしようと、何気に外を眺めたら
すぐ目の前の松の木に、見覚えのある野鳥が二羽
珍しくカワラヒワが止まっていて、一心に松の芽?かなんかを啄んでいる。
慌てて下に降りてカメラを持って来て、ベランダのガラス戸にへばり付く!

またもやババラッチ!!

そんな様子も目に入らないようで、あっちの枝に移ったり
こっちの枝で何かを啄んでいたり…ソッと音がしない様にガラス戸を開ける。
しめしめ、まだ気が付かないでいるぞ♪

まだ逃げないでくれよ~ 何枚か写真を撮らせてくれ!
そんな思いでカメラを構えてシャッターを切る。


あっち向いてるけど、まさしくカワラヒワ!


こっちを向いて~!!


ここまでで精一杯か、こっち見たらカメラ構えてるの分っちゃうもんね^^;


けっこう厳つい顔のアップ(笑)

ヤッタ―!! こんなに近くで撮れるのは初めての事で
っていうか、こんな民家の庭にも来てるんだねえ~
彩りのきれいな体に似合わずに、ちょっと厳つい顔のカワラヒワ。

オマケに、思いがけずオナガの写真も撮れた。
このオナガも遠くからじゃないと警戒心が強くて撮れない野鳥だけど
野鳥にもぽっかりと気の緩む時があるのかもしれない。


電線のオナガ その①


電線のオナガ その②

オナガ 全長37cm。黒い帽子をかぶっていて
翼は短かく幅広で尾は長い鳥で、黒とブルーグレイの姿をひらひらさせて
水平に飛ぶさまはエレガントだが、実はカラスの仲間なのだそうだ。

あの優雅な姿に似合わずに、あんまり可愛らしい鳴き声とは言い難いのは
まさに天は二物を与えずって事かも知れない(笑)

 


 

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田んぼにオシドリ…しかも!

2014-05-27 21:50:53 | 野鳥

田植えが終わったあぜ道の散歩コースを歩くのが爽やかな季節となる。
まだ青々とは言い難いが、田んぼにチョコンと稲が顔を出して
もう少ししたら根が張ってシッカリと頭をもたげ始め
育って行くのを感じるのは嬉しい事だ。


田植えの終えた田んぼを見ながら歩くのは爽快感♪


道端のキュウリグサが可愛らしい。


ひときわ色濃いハルジオンの花


自生の…アヤメか花菖蒲?

そんな季節の移り変わりを感じながら、相変わらずにヒメさまとのお散歩。
ハルジオンやキュウリグサが初夏を思わせる風に揺れて
一年のうちで一番良い季節かもしれない。

ゆっくりと歩いて行くと、見慣れない水鳥が目に入る。
なんだか茶色ぽい鴨と一緒にいるのだけど
あきらかに鴨ではない…こんな鳥は初めて見る。


遠く田んぼの土手にはゴイサギのツガイを見つける。


のんびり~と田んぼの中を鴨が泳いで…長閑だぁ~。


ん? ちょっと見慣れない鴨が見える!

そうそう、以前どこかで見たオシドリじゃないのかしら?
そう思いながら何枚か写真を撮り、家に帰って調べてみたら
やっぱりオシドリのオスに間違いなかった。

オシドリって仲の良い夫婦の代名詞に使われるくらいの水鳥じゃなかったっけか。
それなのに一羽とは…おーい、オシドリの奥さんはどうした?
そんな問いかけには答えようとせずに…あは、当たり前か(笑)


土手で寛ぐオシドリと鴨


毛づくろいをしている。

鴨と二羽で仲よく田んぼの中ほどへと泳いで行く。

もしかして、ひょっとして…鴨が奥さんだとか?
そういう事あり得るのだろうか、オシドリと鴨とじゃ違い過ぎる。
シラノ・ド・ベルジュラック? いや、ロミオとジュリエットくらいか
とにかく同じカモ科ではあるけど、鴨ではないし
異種交友ってもあるのだろうかね~水鳥界にも。


二羽の愛の空間かも^m^


静かなのんびりとした時間を満喫してるみたい。

人間が国際結婚をするようなものかも^m^

それにしても、写真では見た事があったけど
こんなふうに実物を見るのは初めてだが
オシドリってあまり他のカモとなじまず
オシドリだけの群れを作るんじゃなかったっけか?


いや~実物のオシドリが見れるなんて、なんと感激な事か♪

そんな悶々とする思いの私を尻目に
土手でのんびりと毛づくろいをしたり
奥さんと思われる鴨と一緒に泳いでみたり
それにしても羽は派手めだけど、意外と頭でっかちなオシドリ
なかなか見られない水鳥が見れて嬉しかった。

 

 

 

コメント (38)
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