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~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

176 CREAM 『FRESH CREAM』〈'66 イギリス〉

2010年06月12日 20時10分51秒 | CD日記 '60洋楽編
                       

                       1. I FEEL FREE
                       2. N.S.U
                       3. SLEEPY TIME TIME
                       4. DREAMING
                       5. SWEET WINE
                       6. SPOONFUL
                       7. CAT'S SQUIRREL
                       8. FOUR UNTIL LATE
                       9. ROLLIN' AND TUMBLIN'
                      10. I'M SO GLAD
                      11. TOAD
                      ※曲目、曲順は現行盤CDによるもの。                     

エリック・クラプトン(ギター)、ジャック・ブルース(ベース)、ジンジャー・ベイカー(ドラム)のトリオ・バンド。今やクラプトンは“三大ギタリスト”(他ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ)の1人とされ、“ギターの神様”的存在。
そんな彼が在籍し、2年半という短い活動期間で解散したクリームは、伝説のバンドとなっています。2005年に本国イギリスで(一時的)再結成ライブが行われた際には、ネット上でチケット価格が高騰したとか。そのニュースを聞き、本国でも“伝説のバンド”であることを認識しました。

短期間で解散した彼らは、オリジナルアルバムは4枚(4枚目は解散後間もなくに出た)しか出していません。
ここで紹介するのは1stアルバムです。
彼らは“ハード・ロックの元祖”と位置づけられています。確かにそうだと思いますが、彼らのサウンドはブルース・ロックが根底にありますし、サウンド自体も暗く、重く、どんよりしている(時にはサイケデリックな)ところがあるので、一般的な印象の“ギンギンしたハード・ロック”をイメージして聴くと、「?」と思われるかもしれません。
そういう訳で、全編重いブルース・ロックが展開されています。
9はマディ・ウォーターズの曲をカバー。賑やかながら、熱い演奏が聴けます。
10はライブ・バージョンの存在で、こちらのスタジオ・バージョンは少々大人しく聞こえますが、間奏部での三人の熱いプレイは、のちのライブでのインプロヴィゼーション(即興演奏)を想起させるものがあります。

実を言うと私自身、クリームが“すごく好き”という訳ではありませんが、彼らの持つ特有の“重さ”に惹かれる部分があります。
また彼らの真骨頂はライブにありますが、「スタジオ盤なら何が好き?」と聞かれたら、ブルース・ロック色の強い、この作品を挙げます。

ちなみに旧規格盤には、上記曲目以外に“The Coffee Song”“Wrapping Paper”という曲も入っていました。う~ん、旧規格盤も持っていたいような…。(笑)
旧規格盤とデジリマ盤を聴き比べたことがありますが、違いはわかりませんでした。この年代の、そしてサウンドの質からして、リマスターの恩恵がわかりにくいのかもしれません。
LP盤も曲目、曲順が違っています。それと何でもイギリスオリジナル“モノラルLP盤”で聴くとこの作品の良さがもっと伝わってくるそうです。こちらも入手したいのですが、高価!以前ディスク・ユニオンで見ましたが、貴重盤になっているようです。
[CD日記 '60洋楽編 # 20]
コメント (2)
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