食いしんぼsanaの「舌の記憶」

「舌の記憶」を中心に、日々感じたことを、
ゆるゆるとつづっていきます。

尾崎豊・19周忌に寄せて

2011年04月25日 | つれづれノート

足立区にある尾崎ハウスが本日をもって公開を終えた。来年20周忌を迎えるにあたり、尾崎ファンにとってはひとつの節目で、「卒業」ともいうべき日だったことだろう。1992年4月25日に尾崎は26歳の若さで亡くなった。それはわたしが高校1年生のとき。あの時の衝撃ときたら! 

わたしは中学3年間を通して筋金入りの尾崎ファンだった。尾崎なしに中学生時代の思い出を語ることはできない。高校受験の物理を暗記する際でさえ「Highscool Rocknroll」の替え歌で乗り切ったりもして。

尾崎と最初に出会ったのがいつで、どんなうただったのかは覚えていないけれど、中学に入学してすぐにやったのは、真新しい学生カバンを無残なまでにペッチャンコにし、修正ペンで尾崎の歌詞を書きなぐることだった。当時不良と呼ばれる女の子のスカートは一様に長く、もちろんわたしもその仲間入り。中学3年生のときには、何かで先生を怒らせて「3年9組の〇〇、いますぐ職員室へ来い!」という怒号を全校放送されたうえ、廊下にひとり正座させられているところを、新入生で入ってきた弟とその友だちに見られたことも。そのとき弟に笑顔でピースサインをしたことを覚えてる。住んでいるのが湘南で、海までは徒歩5分。仲間とつるんで砂浜でタバコをふかしてみたり。親のいないすきを狙って自宅に仲間を呼び酒を飲んでみたり(全部すぐバレたけど)。でも別にわたしは不良だったわけじゃない。よく勉強もしていたし、新聞部の部長をしていて、その新聞は2年連続県のコンクールで入賞したし、読書感想文コンクールでは夏目漱石の「こころ」で金賞取ったし。そんな「いい子・悪い子・普通の子」のカテゴリーから外れたアンバランスな感じが、不良グループとか運動部の先輩からはなぜか目の敵にされていたようで、1年のころからよく呼び出されてからまれてた。

わたしが尾崎に傾倒していくようになった理由は、厳格で意味のない中学生特有の上下関係や「まゆぜん」など納得できない校則への反発だったかもしれない、といまは思う。ルールだから、というだけのお仕着せや権力みたいなものに対する反発かな。いまでもそれは変わらない。だから組織に属せず、こうやってフリーで仕事してたりするわけだ。本当はそんなことも全部飲み込んでうまく世間を渡っていけるのが社会の適格者でまぁ大人なんだろうと思うけど、そう考えるとすごくl苦しくなる。こういった意味のことは尾崎の歌詞にもよく出てくるけど、わたしは幼くしてそういう部分に共感していたんだと思う。だから尾崎のメッセージや思いは今でもずっとわたしの中に生き続けている。尾崎の歌を青臭いという人もいるけれど、わたしはそうは思わない。すごく物事の核心をついた歌詞が多いと思う。ただそれはときにあまりにストレートすぎて、きれいごとにうつるかもしれない。きれいごとじゃない。真実だ。そしりを恐れずにメッセージを伝え続けた尾崎豊をわたしは尊敬しちゃうけどなー。

と書いていたらマミーからメールが。許可を得たので以下に転載します。

「中学だったか高校だったか“盗んだバイクで走り出す~”って、尾崎の歌がさなの部屋から聞こえたねぇ……今日は尾崎豊の没後19年だってね。ドキュメンタリーやドラマは残念ながらチェックできなかったけど、バラードはゲットしたい! 84年、反核コンサートに出演した彼は出演の動機をこう語りました。“僕の願いのなかには、一度でいいから全人類がほほ笑む瞬間というのをみたい、そしたら瞬間世界は変わる気がするから”」。地震も津波も原発も、ほほ笑みとは真逆の世界だね。毎日のニュースがつらすぎる。だからかな、さなの部屋から聞こえたあの曲が無性に懐かしくて。あの時どきの温かいひかりがマミーを包んでくれるようでほっとするの」

尾崎を聞くとわたしもいつもあの頃に戻れる。尾崎の歌が永遠のように、マミーが守ってきてくれたふわたしたちファミリーの幸せだって、ずっとずっと永遠だよ! かなしいニュースは多いし、生活を取り巻く環境は厳しいけど、これまでと同じようにどんな時も明るく前向きに仲良しでいようね♪

コメント (2)
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茄子が走りの季節です。

2011年04月25日 | お家でゴハン

最近見つけた、農家直送野菜のお店で3本98円の高知産茄子をゲット! 直径6cm×長さ15cmほどもある、まるまるとした茄子は持ち重りがして、ちょっと手に取っただけで、皮が張り切って内にみずみずしい果肉がはちきれんばかりに詰まっていることがわかるほど。

この素晴らしい大地の恵みを……まずは味噌炒めでいただきましたっ。

こないだのじゃじゃ麺用に作った肉味噌の残りで(1週間前)。マジわたしってば何てアイデアマンなのかしらん♪ ひき肉を買わなきゃと思いつつ帰る道すがらに、コレを思いついたとき、もう~なんか嬉しくって一人小躍りしちゃったわ。さすがにお肉の存在感はほとんどなかったけど、いい具合に熟成された肉味噌がとろりとした揚げ茄子に甘辛くからみ、そのおいしさときたら……はぁぁぁ~、シ・ア・ワ・セッ! プチおかずの玉子焼きに添えたプチトマトの酸味が、口中こってりさんをほどよく中和してくれて、これもグーだったのでした。茄子ちゃん、あと2本残ってる。明日もおいしく食べてあげるからね。

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