半年以上、前の話なのだが

昨年(2009)の9月頃に、多摩センターにあるサンリオピューロランド撤退(移転)の話があった。
ピューロランドが多摩市に開園したのは、1990年12月07日。
開園満19年を迎える前に起こった騒動。

移転先の候補は、横浜市だったらしい。

私も詳しいことは知らないのだが手掛かりとしては、岩永ひさか市議のブログにあります。
三日間に渡ってピューロランド移転関連の記事が書かれています。
　・2009年10月05日の「知らないうちの意見募集・・・・。」
　・2009年10月06日の「・・・昨日の続き。」
　・2009年10月07日の「立場が違えば。」

2009年10月05日から順番に読むのがいいと思いますが、時間が無い方は2009年10月06日の記事を読めば、概略はつかめると思います。

まぁ、簡単にいうとサンリオとしては、”見返りがない”って事に尽きます。
ここで言う見返りとは、金銭的な事ではなく
　・市民からの愛情
　・市、市民とピューロランドとの一体感
などでそれ以外にも
　・無料(らしい)で版権を貸しているのに、街づくりに活かしきれていない市への失望感やいらだち
　・他市ならもっと活かしてくれるのではという期待感
などがあると思われます(というか岩永市議のブログにそのような事が書いてある)。

私も多摩市に住んで10年以上になるが、はっきり言って”ピューロランド”は未だに多摩市にあるというだけで、
　・嬉しい
　・誇り
　・シンボル
という気持ちはほとんどありません。

ディズニーリゾートと比べたら酷なのは分かるが・・・。
もう少し、強制的に”盛り上げよう”という動きがあってもいいように思います。

浦安市の二番煎じになる部分もありますが、ピューロランドで
　・成人式
　・敬老の日の式典
　・市役所の新入職員の新入式の式典
　・ピューロランドまでの人道を使った、市内小中学生の工作や絵画の展示
　・小学校1か2年生の遠足
　・小学校高学年か中学生の社会科見学でバックヤードの見学
などから初めてもっと浸透させてもいいと思うのだが？

後は、多摩市に観光協会でも作ってキティーちゃんと一緒に関東地方の各都市に営業をかけに行くとか。

既に市が行っていることもあるかもしれないが、行なっているという印象がありません。

岩永市議のブログには渡辺市長(当時)が、汗をかいて移転を思い止どまってもらったようだが、あれから半年以上経過したが何かが変わった、変わりつつある感じがしないのでいつ又、移転話が出ても不思議ではないと思います。

阿部市長の街づくりの全体像はよく分からないが、恐らく”ピューロランド”の有効活用も含まれているだろうから是非とも市民とサンリオが”あっ”と驚く施策を提示して欲しいものです。

カメの菊五郎でした。

「眼の壁」を読んだ

松本清張著の「眼の壁」を読んだ。

この本は、実家にも無かったと記憶している。

さてストーリーは、

白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。責任を一身に負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた萩崎は、学生時代の友人である新聞記者の応援を得て必死に手がかりを探る。二人は事件の背後にうごめく巨大な組織悪に徒手空拳で立ち向うが、せっかくの手がかりは次々に消え去ってしまう…。複雑怪奇な現代社会の悪の実体をあばき、鬼気迫る追及が展開する。

といったところ。

読んでの感想だが、一言で言えば面白かった。
主人公の萩崎の
　・行動力
　・推理力
　・逡巡
などが羨ましかったり、共感したりしながら読み進むことが出来た。

ただ、最後のオチがちょっと拍子抜けしましたが、そこまではとても良かったです。
それにしても、2010/04/23の「「Dの複合」を読んだ」とまったく毛色が違うものをよく書けるものだと感心しきりである。

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