新・カメの菊五郎の独り言

多摩市在住のカメ育てに苦労中の普通の会社員。×1です。

倒産(23-T-5)

2008-01-26 14:10:33 | 多摩市
2007/04/07の「動きあり3(23-T-5)」の記事についたコメントに書かれていたが、ついにサングレイス株式会社倒産したそうだ。
ホームページも既に閉鎖されていた。

いろいろな新聞記事を見てポイントを纏めると
 ・資金難から2007年12月から事業を停止
 ・事後処理を弁護士に一任
 ・負債額は約60億円程度になる模様
 ・近年は、耐震偽装や改正建築基準法施行のほか、販売価格上昇の影響などで業績が悪化
 ・完成間近だった「サングレイス京王永山パークテラス」は、施工会社の西野建設が売主として対応
となる。

どうりでマンションの入り口付近に活気が無いわけだ。

これから新年度が始まるので多摩市のほうに住むことを考えている人には、悪い物件(立地など、建物の質は不明です)ではないのですが倒産した会社のマンションとなるとイメージが悪いですよね。
でも売主となる西野建設も4月から新年度までに完売したいでしょうけど、多摩市はマンション建設ラッシュだから宣伝を上手くやらないと他のマンションの影に隠れてしまいますが、西野建設に宣伝のノウハウはあるのかな?

それにしても、ニュースで聞いてはいたが改正建築基準法の威力は凄まじいですね。
既に設計事務所や確認審査機関を廃業に追い込んでましたが、とうとうデベロッパーを倒産させるにまで影響が出だしたことになります。
サングレイス(株)の場合、改正建築基準法がどの程度影響したのかは不明ではありますが・・・。

カメの菊五郎でした。

動きあり4(23-T-5)」にTB。


「初ものがたり」を読みました

2008-01-26 10:14:29 | 本と雑誌
2008/01/12の「品格が育つかも?」の記事で書いた1月の本である、宮部みゆき著の「初ものがたり」を読んだので感想などを書きます。
宮部作品を読むのはこれが初めてです。

そもそもがAll Aboutの記事が発端で品格をつける方法として、
 ・日本文化の美点を見直す
 ・古典や名作を読む
の2つを強調しており、1月の”初ものがたり”は推理小説なのだが推理小説というよりは
 ・江戸の暮らし
 ・旬の食べ物
など、日本文化の美点を見直す小説で選ばれたのでしょう。

推理小説として凄いというものは特にありませんでしたが突拍子に事件が解決する事などはないので安心して読めました。
初ものがたり主人公は、岡っ引きの茂七親分で茂七親分が暮らす界隈で起こる事件に挑むという内容です。
事件の解決のヒントになるのが旬の食べ物で、
 ・白魚
 ・鰹
 ・柿
 ・秋刀魚
 ・新巻鮭
などが出てくる。
あとは、”薮入り”という風習なども出てくるのでそのあたりも勉強になる。

結局、稲荷寿司屋の正体がはっきりしなかったのがちょっと引っかかりましたが、なんとなく分かったのでよしとしますかね。
2月の本は、畠中恵著の「つくもがみ貸します」です。